- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492370971
作品紹介・あらすじ
過去のエコノミストたちは、それぞれの時代で政治家や官僚と闘ってきた。本書は、今日では経済学の常識となっている知見を打ち立てた経済学者たちが、当時の「経済問題」にどのように取り組んだのかを明らかにすることで、今日の「経済問題」を考える道筋を示すものである。日銀理論、良いデフレ論、セーフガード、しごき的構造改革など、今日の日本の議論を18世紀からの経済学の歴史から透視し、日本経済再生の処方箋を探る。
感想・レビュー・書評
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ふむ
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経済学史をまとめた一冊。
リフレ派の著者だけあって、学史が現代に近づくにつれて、リフレ派としての主張も目立ってくるが、経済学発展の歴史を学べる良書だと思う。
過去の経済学者たちの主張と当時の経済的課題とを合わせてまとめられているのが良い。 -
◎「日本経済復活 一番かんたんな方法」(勝間和代/光文社新書/2010)で紹介
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経済学史の専門家が、過去の経済学者の業績を解説し、過去の教訓を学ぶことから今後の経済問題を考える道筋を示す。
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p.34
海外直接投資が増えると経常収支は増える。
所得−支出=経常収支
所得=民間消費+民間貯蓄+政府収入
支出=民間消費+民間国内投資+政府支出
(民間貯蓄−民間国内投資)+(政府収入−政府支出)=経常収支 -
経済学史の専門家が書いた経済学者の知的闘争の歴史。エコノミストミシュランが簡易現代日本版だとしたら、これは神話の頃からの世界プロレス叙事詩。もちろんこれも偏りや取りこぼしはあるだろうけど、まずは触れてみることをオススメする。平易な言葉で分かりやすいし。これ重要