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みんなの感想・レビュー・書評
昨今話題になっているオリンパスの粉飾事件に触発されて、過去の代表的な粉飾事件の概要を知りたいと思って手に取った本著ですが、連結決算導入前後の日本の大企業の粉飾の典型としてのカネボウ、無形資産中心のIT業界に対する監査の難しさと上場のデメリット側を突きつけたメディア・リンクス、そして資本市場を活用するための粉飾という新しい形を示したライブドア、と三者三様なケースを、丹念な取材を元として詳細に追いかけ... 続きを読む »
カネボウとメディアリンクスをめぐる会計不正と監査法人のあり方を取り上げた本。
失礼な言い方だが、雑誌記者の本としては珍しくしっかりとした取材に裏打ちされた考察がなされていて面白かった。
裏勢力の話とか、本当に怖いと思った。
僕にとっての粉飾という深い森への入り口となった本である。
物語調で語られる粉飾の世界へどんどん引き込まれ抜け出せなくなっていくのは、物語の主人公達である彼らだけではなく、彼らを俯瞰している僕ら自身もである。
粉飾の世界へようこそ。
最近の粉飾事件をまとめて適当に制度批判をしている本かと思っていたら、思いがけずおもしろくて一気に読んでしまった。報道にでてくる表面的な話だけでなく著者自身が取材した内容もかなり多くて、それぞれの粉飾事件をより深くほりさげているし、文章も味つけになっている。特に、メディアリンクス事件を軸に裏の人脈を追った第2章は本当に秀逸。粉飾や不正の裏には、さまざまな人たちが入れ代り立ち代わり現れ、しかもそれぞれ全く関係のないかのように見える事件に同じ人物が絡んでいたりといった内容は、ミステリを読むより全然面白い。
ライブドアやカネボウなど粉飾をした経緯や粉飾の手法を
丁寧に書いてある。
こういう本を面白いと思い読むようになったのは
今現在自分が内部統制にかかわる仕事をしているためだが、
監査業務にかかわっていないサラリーマンにも読んでほしい。
経営者にコンサルとして近づく怪しい人々の実情には
今でもそんなことが起きるの?!という気持ちだが、
金に困っている会社に金を貸すように見せかけ、その金を
右から左に通過させ会社自体に金が残らないような仕組みを
作ってその吸い上げられた金がどこかに消えていくという話は
非常に怒りを感じる。
事実関係を関係者の実名を挙げて詳しく説明している。
あまりに登場人物が多くて混乱することもあるが、粉飾に至る経緯や、関係者の心情、そして最後はどうなったかなど詳しく見る事ができ、とてもおもしろかった!
粉飾の実例に基づき、かなり細かく解説してある。
細かくて、登場するプレーヤー相互の関係などを把握しにくいが、経理や財務を学んだ身として、実務的にどのような不正が働かれる可能性があるか?について身に迫る危機感を持って読むことができる。
ここは、実名を出せばキリが無く要約だけ語りたい。
1 伝統的粉飾
・不良在庫飛ばし、またはキャッチボ-ル。
・非連結対象会社への損失移転。
・監査法人との長期的馴れ合い。
・役職員の企業への誤った忠誠心。
2 IT企業の粉飾
・無形商品(システム一式、メンテなど)の循環取引による架空計上。
・MSCB・第三者割り当て等の増資濫用。
・甘い監査法人への乗り換えを繰り返す。
・粉飾を継続したままの新規上場の認可。
・上場後に反社会的勢力に喰い物にされる。
排除すべき課題としては
・架空循環取引を受ける大手企業子会社の存在。(利益中抜き)
・些細な動機から、雪だるま式の損失への拡大前での早期発見。
・監査法人のクライアント対応-共犯へ誘導され深みにはまる。
・特殊法人民営化に伴う、監査法人の拡大志向・営業強化。
・「事実は小説より奇なり。」 を地で行く面白さ
・カネボウの粉飾決算って、結局どんな内容だったのか
・商社ってどんなことをやっているのか
・世の中には、怪しい商売を生業にしてる人がこんなに跋扈してるんか
・粉飾決算って、小さなごまかしの積み重ねなんやなぁ

アメリカでIPOブームが来てるのを期に改めて再読。
カネボウの粉飾決算の話をメインに、ライブドア、エンロンだけでなく、メデイアリンクスや丸石自転車などの事件に関して、どういった人達が関わり、ど...





