- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492396285
作品紹介・あらすじ
米国型株主重視経営は企業や社会をダメにする! いまこそ経営者が真剣に考えるべき国民を幸福にする「公益資本主義」について提言する。
最近の世の中を見てみると、どうもそういった本来の存在意義が薄れ、どれだけ最終利益を上げることができたか、どれだけ株価を上げることができたか、そんなことだけが企業価値であるという風潮が高まっており、強く危惧の念を抱いております。日本では古来より、数々の素晴らしい教えが伝えられてきました。自分も相手も満足し、そして社会全体にとっても貢献できるのが良い商売であるという「三方良し」の精神。あるいは、不正なやり方はせず、一所懸命、額に汗して働く「浮利を追わず」の精神。そして、上手くいっていても、時には一歩踏み留まって、振り返る謙虚さ、「足るを知る」という精神。こうした精神をしっかりと持ち会社を運営していくことこそが、私は企業の本来のあるべき姿ではないかと考え、今回この書籍を出版する決意をさせていただいた次第です。(「まえがき」より)
感想・レビュー・書評
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企業の事業自体が社会貢献であり、社会に貢献していない企業なんてない、確かにそうだ。社会貢献したいと言って、そこで思考停止していたら駄目。長期的な視点で物事を考えることが重要。
長寿企業には中小が多く、目先の利益よりも、社員、お客様、取引先を大事にする。よく右肩上がりで勢いよく成長することを目標にしている企業が多いが、その先は?といつも思っていた。ステークホルダーと信頼関係を築いて、ありがとうを多くもらえることが実は優良企業なのだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
平易な文章で書かれており読みやすい。
内容としてはもっともだが、日本国内の次世代を担う若者やサラリーマンにとっては面白いものではないかもしれない。