- Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492522059
作品紹介・あらすじ
新進気鋭の経営学者が豊富な取材に基づく企業事例と古今東西の蘊蓄で語り出すこれからのビジネスでの戦い方。
感想・レビュー・書評
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時を得て「これだ!!」と思う本に出会う瞬間がある。企画としての在り方、今後の方向性、会社、学んだことの活用、そしてこの本…まさに今これだと思う。
本書のメッセージはタイトルの通りだが、内容は恐ろしく広く深い。経済、経営、心理、哲学、人文科学、歴史、生物、工学ひいては宗教まで広がるが、一環して市場創造、価値創造に繋がっており、それでいて商店街のおばちゃんにもわかる商品企画の根本。
全てが府に落ちた。ここから一気に進める!
…この先生講座持ってへんかな…。 -
ページ数とテーマの外見よりもスラスラと読めていける内容だった。ビジネス系初心者でも面白いと思える本だった。
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◯私たちは意図せずめぐり逢う知識との出合いを確保しなければなりません。(305p)
◯どういう世界が望ましくて、自分はそれにどうやっていまの世界を近づけていきたいのか(中略)という意識なくして何かしらの新しい価値を創造できるものでしょうか(335p)
◯私たちは何かに名前を付けてしまうと、それ自体を見る必要を感じなくなってしまう(354p)
★イノベーションには用途開発、文化やライフスタイルの開発が必要である。自分が気づいていないことがあるのではないか、ということに気づかせてくれる良書である。ただし冗長である。 -
新しい市場を創るなんて、、、そんな難しいテーマに立ち向かうために。
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一般的な商品開発=技術開発だが、文化を新たに開発することの重要性を説く書。
「知らない人と最後に仲良くなったのはいつですか?」という言葉が印象的。 -
スティール・ボール・ランより、ツェペリの言葉。「『覚悟』とは!!暗闇の荒野に!!進むべき道を切り開く事だッ!」「いつも最短の近道を試みたが『一番の近道は遠回りだった』『遠回りこそが俺の最短の道だった』『この大陸を渡ってくる間 ずっとそうだったそして おまえがいたから その道を渡って来れた』。
少年漫画の典型的な例のこのセリフが、まさにぴったりの一冊。市場創造は、問題を問題化すること、生活を変える覚悟と意欲をどれだけ持てるかということ。いつの間にか失敗を恐れ、安牌志向になり、二番煎じとなり、見回すと誰もいなかった、みたいな状況が起こるのはビジネスでは当たり前だったはずなのに、組織の大きさは個人の感覚を麻痺させ、自分で考える力を失わせる。
友の屍を越えて前に進むか、先人の壁を超えて前に進むか、世界が速く小さくなっているなか、どれだけ広く厚い思いの風呂敷で誰かを一人でも多く包みこむことができるか、そんな思いが、市場を想像していくのだと思う。不遜や傲慢であることを自覚し創る市場において、その人はおそらく地に這う神となるのだろう。 -
膨大な数の企業とのインタビューで得た事例の多彩さ、経営学だけでなく文化人類学も研究し、かつ雑学やうんちくを溜め込んだ著者の引き出しの多さ、そして書き手の人柄をほうふつとさせる文体があいまって、とにかく面白く、かつ読みやすい本です。
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スミスの本棚特別編 コメンテーターが薦める「旅先で読みたい本」
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/blog/smith/special.html#book06 -
紙の本を買って、今後も何度も読み返したい、と思った。最近の本ではないが、普遍的な市場創造の概念をとても理解し易い形で示してくれている。
おススメ! -
無駄話が多い。なんか糸井重里さんのお友達なのかなんなのか、糸井重里さんが帯を書いてる本は内容がないものが多い。ここまでくると、糸井重里さん推薦の帯=読まなくていい本といってもいいくらいの確率。才能がある人だと思っているだけにとても残念。