ロジカル・シンキング (Best solution)

  • 東洋経済新報社
3.75
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492531129

作品紹介・あらすじ

本書の狙いは、体系立った、しかもシンプルで実践的なロジカル・コミュニケーションの技術を習得することにある。あえてこれを「技術」と呼ぶのは、これまでの経験から訓練を積めば誰でも身に付けられると確信するからだ。

感想・レビュー・書評

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  • コミュニケーションスキルの習得に役立つ。自身の言いたい事を論理的に伝える技術を身に付けると、説得ある会話が出来る。若いビジネスマンに読んで貰いたい。

  • ▼感想
    ・ロジカル・シンキングの基礎・概要が網羅されていると思い本書と手に取りました。

    ・ロジカル・シンキングの要素(ロジックツリー、MECE、So What?/Why So?)は、研修や実務で利用する事があるので再確認の意味合いで読み進めました。

    ・本書で特によかったのが、そもそも相手に伝える時の要素について(下記)を認識できたことです。
    >・人に何かを伝えるときは、自分の考えの前に、(1)課題(テーマ)と、(2)相手に期待する反応を確認しよう。そのあとに(3)答えの、3点セット。

    ・これからは、相手に伝えるときの要素を取り入れてこコミュニケーションを図って行きますが、自分だけに留めずに組織の中でも、課題と期待する反応を確認する癖をつけれれば、無駄な作業が減り、コミュニケーションの効率・効果が高まると感じました。

    ▼メモ
    ・「状況に応じて」「場合によっては」に要注意。付帯条件は同床異夢の温床。

  • 【星:4.0】
    ロジカルシンキングについて体系的にまとめられている教科書的な内容。

    学ぶべき記述をMECE・So what/Why so・並列型・解説型の4つに絞っているため頭に入りやすいのも良い。

    また、コンサルタントなどの文章・提案資料を素人目線でチェックするという著者の生業からだろうか?内容にどことなく好感が持てる。

    全体としてよくまとまっておりいい本だと思う。

  • 20191120/20200325
    ロジカルシンキングのツールとして4つの考え手法を提案している本。4つは以下の通りでマッキンゼー流として、各著名者が利用している考え方であろう。
    なかでも、③④の論理の構成は体系化して俯瞰できたことで、腹に落ちて理解できた。その構成を支えるためにも、論理の漏れがないようにMECEし、話の飛びがないようにSoWhat WhySoでチェックをする。
    ここにさらに、答えるべきイシュー・テーマは何かということを考える素振りを続けて、論理的な思考力を身に付けられるようになりたい。

    //MEMO//
    漏れなくダブりなく要素を分解する技術を基礎として、それをいかにストーリー立てて並べるか、その技術を磨きたい。

    ①MECE
    ②So What? / Why so?
    ③並列型
    ④解説型

    メッセージを伝えるためのエッセンス
    ①テーマを設定
    ②相手の期待する反応を想定できているか

    期待する反応を引き出すためには
    ①主張
    ②論拠
    ③方法

    話を分かりにくくする理由
    話の重複、漏れ、ずれ→MECE=全体と要素を切り分ける
    話の飛び→So what/ Why so

    並列型=MECE
    解説型=空雨傘

  • ロジカルシンキングを、理論だけでなく実践まで落とし込んで説明してくれる点がよかった

  • ロジカルに相手に何かを伝える技術が身につく一冊。

    MECEは知っていたが、
    So what, Why soは新しく学べた。

    また並列型、解説型の説明の使い分けは仕事にすぐに活かせそうだった。

    手元に置いておきたい一冊

  • 要約
    前半では、以下のような「相手に伝える」という行為の本質が述べられている。

    相手とのコミュニケーションにおいて大切なことは「私が申し上げたいこと」ではなく「私が今答えるべき課題について相手に伝えるべきメッセージ」である。
    メッセージとは ①課題②答え③相手に期待する反応 の3つが揃っているものである。

    これらはこの後も本書で核となる部分であり、中盤ではこれらのメッセージを考える際に注意すべき点をMECEやフレームワークの考え方、So What?/So Why? を利用しながら述べている。
    そして後半で、「答え」の要素を相手に伝える際の論理構成を ①並列型②解説型 の2つの型を用いて述べられている。

    感想
    新人コンサルのバイブル的な本であるため、時間をかけて読んでみた。
    ロジカルシンキングと名前はついているものの、どちらかというとコミュニケーションに重きをおいた本であり、プレゼンテーションなどへの心構え的な本であると感じた。
    「課題」を相手と確認した上で、「相手に期待する反応」を念頭に置きながら「答え」をMECEなフレームワークの切り口で探り、①並列型②解説型の論理構成で伝えるという全体の流れは、学生の身分からしたらよくできていると感じるものの、実際の現場では机上の空論にならないのか疑問であった。
    ただ、私は相手に自分の考え方を時系列で伝える癖があるため、本書の論理構成を参考に今後コミュニケーションを図ってみようと思う。

  • 何か伝えるときにいつもうまく伝えられなかったり、振り返ると自分しか見えてなかったり、話がやたら長くなってしまったりしていたので、読んでみました。

    一般的に右脳が感情や直感で、左脳がロジカル
    うまくキャッチボールして脳を使えていけたらと思う。

    結論、根拠、方法を軸に
    重複、漏れ、ずれのないようにすること
    マッキンゼーでは、MECEミッシーというこの重複、漏れ、ずれのない技術がある
    仕分け、羅列など全体を俯瞰して、たくさんのポケットが必要となる
    代表的なフレームワークに3C、4Pなどがあり、またグルーピングによって漏れのない部分集合を考える
    著書の中でいくつかのトレーニングワークがあるが、結果を見れば当たり前だし、簡単だと思うが、それを考えるのは結構難しい。固定概念にとらわれない柔軟な発想が必要となる


    また、so what why so
    so whatにたいして、そういうことが言えるのかとと質問したとき、説明できなければいけない
    要するにどのようなことか大事なポイントを抽出できる

    なぜそうなのか、具体的には、と検証証明確認がwhy so

    何となくわかるが実践は難しい。
    著書のなかにワークは、とても身近で面白いが、いくつかヒントだったので、答えもあったらいいと思った。

    ロジカルな説明には、図にしてみることで頭の整理ができるので是非実践してみたい

  • まず課題と期待する相手の反応を確認。結論に至るまでのプロセスをMECE、So what? Why so?で埋める。構成もわかりやすい。さすが名著

  • 名著と名高いので読んでみました。「話の重複・漏れ」「話の飛び」という課題に対して、それぞれ「MECE」「So What? Why So?」という思考の指針を提案しています。MECEのところで、分類するということ自体は有益ですが、分類することが目的化していて、そもそもなぜ分類するのかという観点がないところが気になりました。それ自体が論理的でないと感じてしまいまい、第二部までで読むのをやめました。

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著者プロフィール

照屋 華子(テルヤ ハナコ)
コミュニケーション・スペシャリスト
コミュニケーション・スペシャリスト。企業におけるロジカル・コミュニケーション定着のためのサポート提供とともに、論理思考やロジカル・コミュニケーションに関する研修を多数企画・実施している。ビジネス・ブレークスルー大学大学院教授(経営学研究科経営管理専攻経営管理コースで卒業研究担当)、首都大学東京大学院非常勤講師(経営学研究科経営学専攻経営学プログラムでロジカル・ライティング担当)。東京大学文学部社会学科卒業後、株式会社伊勢丹(当時)広報担当を経て、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。同社でコンサルティングレポート等の論理構成・日本語表現にアドバイスをするエディティング、コンサルタントや顧客企業対象の論理構成に関するトレーニングに携わった後、独立、現在に至る。著書の『ロジカル・シンキング』(共著)と『ロジカル・ライティング』(ともに東洋経済新報社)はロングセラーとなっている

「2018年 『ロジカル・シンキング練習帳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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