- Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492555224
作品紹介・あらすじ
パソコンを使えれば、手軽にビジュアルなプレゼン資料をつくることができる。一方、世の中には「何が言いたいの?」「情報の詰め込みすぎでは?」「図にする必要がないのでは?」と首を傾げたくなるプレゼン資料が数多い。パソコンを使えば誰でもプレゼン資料らしきものはつくれるが、機能する資料をつくるのはむずかしい。そこで、「機能するプレゼン資料」の作成方法、つまり「図解の技術」を米国マッキンゼー・アンド・カンパニーのビジュアル・コミュニケーション・ディレクターが解説。
感想・レビュー・書評
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▼感想
・図解作成におけるプロセスと、チャートの選択基準が明確になりました。
・実務で伝わる資料が作成できるように、チャート作成毎に本書を参考にしたいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どのチャートを選択するか、縮尺は?色は?など、基本ルールを再認識させてくれつつ、新しい基本も身についた。やはりマッキンゼーのチャートは美しい。確固たるルールと規律と理由の上に成り立っていて、そこにはなんとなくの選択は一切ない。チャートの作り方は自分の中でかなり上位に入る興味の対象で、本当に奥が深い。どんなに上手い野球選手でももっと上手くなりたいというように、もっと資料上手くなりたいという飽くなき挑戦は続く。
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マッキンゼー流 図解の技術
ジーン・ゼラズニー、 数江 良一
経営コンサルタントのベースナレッジと言えば、ロジカル・シンキングである。コンサルとタントの仕事が経営改題を発見し、特定し、解決策を策定するものである以上、ロジカル・シンキングは必要不可欠である。
その解決策を策定段階から実行段階へ移すのに必要となるのが、ビジュアル・コミュニケーションである考え抜かれた解決案も実行されなければ意味がない。
実行するには周囲に説明し、納得・合意を得て、巻き込んでいくというコミュニケーションのプロセスが必要不可欠となる。
そのプロセスでビジュアルコミュニケーションが果たす役割は「効果」「効率」「明快さ」という点で非常に大きい。
本書の構成は以下の5章から成る。
①チャートで語る
②チャートを選ぶ
③チャートを使う
④コンセプトとメタファーを使う
⑤チャートをスクリーンで見せる
自分の考えを他人に伝えて行動に移すことによってそれは活きる。
そのための方法が本書では紹介されている。
しかしそれもその伝えるための補助的役割であるチャートの活用法である。
本書一冊だけでは他社に伝える全てを学ぶことはできない。
しかし、本書の基本を備えているだけでも大きな武器になることは間違いない。
分厚く演習問題もたくさあり、読むのに時間はかかるものの触れておいて損はない一冊。 -
恥ずかしながら、タメになりました。
グラフの考え方が、わかりました -
資料作成における、グラフの原理原則を記した本。内容は、簡潔で薄いように感じるが、要点を押さえているため実用性が高い内容と思う。古い本であるが、本質をついているため定期的に基本原則に立ち返りたい時に読み返したいと思う。
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グラフの本と考えた方がよい。
伝えたいメッセージについてどのようなグラフを選ぶかの指針となる。
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会社の本棚にある本。どういうときにどのチャートを使うべきか、みたいな話。
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マッキンゼーのビジュアルコミュニケーションディレクターが執筆。
「機能するプレゼン資料」を作るための方法が散りばめられていました。
チャートには5種類しかない
☑️パイチャート
☑️バーチャート
☑️コラムチャート
☑️ラインチャート
☑️ドットチャート
また、データの比較方法は5種類ある。
☑️コンポーネント比較法
☑️アイテム比較法
☑️時系列比較法
☑️頻度分布比較法
☑️相関比較法
比較方法に応じて、使うべきチャートの組み合わせがある。
チャート作成のための3ステップ
1 メッセージを決める
2 比較方法を見極める
3 チャートフォームを選択する
チャート作成の前にチャートを使って伝えたいメッセージを決める事が必要不可欠。
まずは得られたデータから比較方法を決め、その後チャートフォームを選択する。
チャートフォーム作成後は、
伝えたい事項を強調するためにカスタマイズ。
・伝えたい部分のサイズや色を強調したりする。
・1番上や下に持ってくる。
・比較しやすいように端を揃えたり、
表示する順番を変えたりする。
・各要素の名称の表示を省略したり、
数値の表示を省略したりする。