まんがでわかる 地頭力を鍛える

  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492557785

作品紹介・あらすじ

20万部突破、伝説のロングセラー『地頭力を鍛える』がコミック化。

27歳がけっぷちOL、アタマ良くなる、無敵になる!

インターネットで、プロ並みの知識が数秒で手に入る時代。結果で差がつくのは、自分の頭で考える力=地頭力。
地頭力を鍛えれば、どんな問題でも解決する力が身につきます。

感想・レビュー・書評

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  • 2023/10/06 読破

    一言:考え方のフレームワークの一助

    フェルミ推定で使用している考え方(フレームワーク)を、噛み砕いて説明している本。考え方の一つとして参考になりました。

    自分みたいに結論から話すのが苦手な方は読むと、新しい発見や気づきがあるかもしれないですね。

    読み終わってから気づきましたが、具体と抽象の著者でした

  • 流れ星が消えるまでに3回願い事を唱えられるか?
    願い事が叶うか否かは普段の在り方が決める。

    ⚫︎仕事=知識・経験(知識力)+考える(地頭力)+伝え方(対人感性力)
    料理=食材+調理+見た目

    ⚫︎地頭力とは、どんな分野にも応用できる、知識力とは対極の「自分の頭で考える力」

    ⚫︎仮説を考えるときに汎用的に使えるのが「5W2H」(だれが、いつ、何を、なぜ、どこで、どのように、いくらで)

    ⚫︎全体から考える=フレームワーク思考
    ビルの屋上から見れば教会までの道のりがわかる。地上にいたら?
    デメリットは、きわめて尖った個性的な部分が消えてしまうこと。
    メリットは、何をやるかと何をやらないかが考慮される、何を言わなかったかに気づける。

    ⚫︎単純に考える=本質思考
    キリマンジャロコーヒーも飲み物に帰結する。

    ⚫︎抽象化とは要約
    エレベーターテスト(エグゼクティブに30秒で伝える)トレーニングで鍛える。
    流れ星が消えるまでに願い事を3回唱えられるか?
    すなわち四六時中考え抜くこと。
    コツ①全体として何点です
    コツ②相手にどうして欲しいのかを明確にする
    ex.しばらく安心して、相談に乗って
    抽象化能力が高いとは、たとえ話がうまいこと。

  • ・正解病をやめる

    ・地頭力とは
    ①仮説思考
    ┗結論から考える
    ②フレームワーク思考
    ┗全体から考える
    ③抽象化思考
    ┗単純化して本質を抽出する

  • ◆こんな人におすすめ
    ・地頭力って何か知りたい!
    ・地頭力を付けたい!
    ・少しでも仕事力を上げたい!

    ◆読んだ目的
    地頭力を鍛えるには?

    ◆自分なりの答え
    仮説を立て、時間内に思考する。

    ◆③つの学びとTODO

    ①そもそも地頭力とは?
    "知識力”の対義語。
    1番の違いは、正解があるかないか。
    正解があるのが知識、正解が無いのが地頭力。


    ②地頭力を鍛える方法は?
    制限時間を設けて、自分の持っている情報の中で最大限の仮説を立てる。
    正解が無いからこそ、時間を制限し、その中で考え抜く。
    仮説は、"正解”を出すためではなく、"課題”や”疑問”を抽出するためのもの。

    TODO:これからは、考える時間を15分に制限して、課題に挑戦しようと思います!


    ③地頭力を+α鍛える方法は?
    紙に書きだす。
    自分の考えを客観視することで、自分の思考の偏りに気づくことができる。
    考えを共有する場面では、さらに相手への伝達も容易になる。

    TODO:困ったら、マインドマップに書きだし、思考の整理を行います!

  • 漫画で端的な内容で分かりやすかった。
    フェルミ推定等仕事の進め方、考え方の勉強になった。

    自分用メモ
    ・物事を抽象化して分かりやすく考える。(伝える)
    ・全体像を把握した上で、進める。スケジュールに落とし込む。
    ・ロジックである程度の大枠の規模を掴む。
    (フェルミ推定)
    ・1度で100点を狙わず、60点レベルでスピード重視で反復して100点に近づける。

  • オリジナルを7割ほどで諦めてから数年。
    読んでみた。

    読んで良かった!ストーリーなので、サクッと読める。

    もう少しインパクトと実践的な使い方が知りたかったけど、エッセンスは十分にインプットできた。

    なかにも印象的なのは、

    100%の準備ができる日なんて永遠にこない。
    という言葉だった。

    その限られた時間、リソースの中で、いかに立ち止まらずに正解に近づけ、限られた時間内に答えを出すか。

    頭の良い人は3つのタイプがある

    物知りタイプ
    口が利くタイプ
    地頭力が強いタイプ

    本書はその地頭力を鍛えることをテーマとしているが、地頭力は、才能ではなく、鍛えることでレベルアップでき、応用が効くというから、これからひ必須の考え方であると、本心から感じる。

    下記3つがエッセンス中のエッセンス。

    結論から考える
    全体から考える
    単純に考える

    シンプルだけどできなくなりがちなので、しっかりと意識をして日々を過ごしていきたい。

  • まんがなので軽い気持ちで読んだらすごく良かった。自分はわかりやすく「物知りタイプ」「完璧主義思考」で、しかもそれが中途半端なためコンプレックスの源になっている。「機転が利くタイプ」「地頭が良いタイプ」は頭の出来が違うと思っていたが、鍛えられるものなら頑張ってみたいと思えた。そんなうまくいかなくても20点でも2点でも。

  • この本は、身につければなりたい自分(賢い自分)になれるであろう地頭力を学ぶきっかけとして大いに役立った。
    けれどこれだけではわからない難しい部分も多い。
    本の最後に載っていたブックリストの難易度★の本を読んで理解を深めたいと思った。

    ただ、その本を読むまで何も動かないのは完璧主義…正解病に取り憑かれたままだ。
    今ある知識だけで、地頭力を鍛えるにはどうしたらいいか仮説を立ててみた。

    例えば、電車に乗るとき、すぐ行列や1番前に並んでしまう。
    そこをグッと堪えて、全体の行列をざっと眺めて、電車が到着したときに電車内の混雑もざっと眺めてから、比較的空いている車両に乗る癖をつけてみる。
    そうすれば、全体から考えるフレームワーク思考力が身につくかもととりあえずの答えを出してみた。

    …こんな感じでいいんだろうか。
    不安だが、試行錯誤すればいいだけの話なはず。
    地頭力、これからぜひ鍛えていきたい能力だ。

  • ■1年間で古い家具でけがをする人数の考え方(フェルミ推定)
    日本の人口1.3億人

    壊れる可能性のある家具を持ってる人 20%
    1.3×0.2=2600万人

    怪我しやすい人口(お年寄り、子供)20%
    2600×0.2=520万人

    そのうち100人に一人怪我をすると仮定
    520×0.01=約5万人

    ■頭の良さとは
    ・物知り
    ・機転がきく
    ・地頭がよい

    地頭がよい
    1.仮説思考力・・結論から考える
    2.フレームワーク思考力・・全体から考える。俯瞰して考える。思い込みを回避するために。
    3.抽象化思考力=単純に考える。

    ■仮説思考力
    地頭力がある人・・今ある情報で出来ることは?
    地頭力がない人・・情報がない、時間がないからできない

    100%の準備が整う日は来ない
    今わかっている情報で仮説思考(5W2H)でやってみる
    情報がなくても立ち止まらない。限られた時間でとりあえず答えを出す。
    →今ある情報で最も可能性の高い結論(仮説)を想定し、疑問や課題を発見することで次のアクションが明らかになる。
    ※仮説の目的は答えを出すことではなく、「課題や疑問を抽出すること」

    仮説思考は随時変わっていくもの。
    「仮説」だから間違ってもよい
    どんどんいい方向へブラッシュアップさせていくもの

    ■フレームワーク思考力
    全体から考えることで、やること、やらない事を決められる→優先順位が明確になる

    ■抽象化思考力
    時系列で淡々と説明するプレゼンは時につまらない。(要するに何が言いたいの?)
    →本質と関係ない部分をばっさり切り捨てる。
    ・短い
    ・全体のコンセプトを網羅している
    ・まとめ方が目的に合致している(次のアクションや相手にどうしてほしいかが明確)
    ※相手にどうしてほしいかを明確にするのは大切!

  • 答えのない問いを解決していく方法の第一歩。

    ■結論から考える(仮説思考力)
    80点型と20点型を仕事によって使い分ける。

    仕事のやり方が決まっている場合は、精度を重視して仕事を進めていく。
    方向性が決まっていない場合は、スピード重視で大まかな答えを出すサイクルを繰り返して擦り合わせしていく。

    とりあえずの答えを出すためには、5W2H。

    ■全体から考える(フレームワーク思考力)
    思考のクセに気づくために、自分を上から眺める。
    何を言ったか、より何を言わなかったか、が重要。

    優先順位をつけるためにも、やること、やらないことをはっきりさせる。

    ■単純に考える(抽象化思考力)
    「具体的なことばかり」「時系列で」「目的を考えずに」話しているから相手に伝わりづらい(わかりづらい)。

    新しいアイデアの源は、違う業種、スポーツ、芸能、歴史上の出来事から得られ、自分の業務に落とし込める。
    サッカーに例えると、と言ったように何かに例えて話してみる。

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著者プロフィール

細谷功(ほそや・いさお):1964年生まれ。ビジネスコンサルタント、著述家。問題発見・解決や思考力に関する講演や研修を国内外で実施。『仕事に生かす地頭力』(ちくま文庫)、『地頭力を鍛える』『アナロジー思考』(共に東洋経済新報社)、『具体と抽象』(dZERO)、『思考力の地図』(KADOKAWA)等著書多数。

「2023年 『やわらかい頭の作り方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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