銀行の破綻と競争の経済学: BIS規制からの脱却

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  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492680988

作品紹介・あらすじ

筆者は、1990年代の低成長と失速の理由の大半は、銀行の信用創造機能(貸出機能)の崩壊と、その結果生じた信用収縮にあると、自信をもって断言したい。90年代には、すでに40兆円を超す公共投資が支出されている。しかし、いっこうに経済成長を押し上げる力に結びつかないのは、金融機能(銀行の信用創造力)が減退し、麻痺して、関連資金需要があっても、銀行がそれに応じられないケースが多いからであろう。なぜ、これほど急速な信用収縮が日本で発生したのか、なぜその対策が遅れたのか、現在の信用収縮に歯止めをかけるにはどうすればよいのか、今後二度とこのような信用収縮が発生しない銀行システムを創り上げるにはどうすればよいのか。戦前戦後のおもな銀行危機と銀行破綻をふり返りながら、こうした問題を明らかにしようとするのが本書の目的である。

著者プロフィール

きくち・ひでひろ
日本金融財政研究所所長・経済アナリスト。
1936 年東京都出身。東京大学教養学部卒業後、
東京銀行(現・三菱東京UFJ 銀行)へ入行。
ニューヨーク支店外国為替課、ミラノ支店長、
豪州東京銀行取締役頭取、
文京女子大学(現・文京学院大学)・同大学院教授などを
歴任。
著書に『消費税は0%にできる』『増税が日本を破壊する』
『そして、日本の富は略奪される』(どもにダイヤモンド社)、
『日本を滅ぼす消費税増税』(講談社現代新書)、
『新自由主義の自滅 日本・アメリカ・韓国』(文春新書)
他多数。

「2016年 『「ゆうちょマネー」はどこへ消えたか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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