インフレ貧乏にならないための資産防衛術

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  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492733158

作品紹介・あらすじ

本書は、一般の投資家に向けて、アベノミクスが成功してインフレ時代が到来したとき、どのようにして貴重な金融資産を防衛・運用すべきかという視点で、具体的な投資手法や考え方を示しています。
 2012年末の安倍政権誕生以来、日本経済には、明るい動きが広がっています。2014年に入ると、企業のベースアップ復活や人手不足などがメディアでも伝えられるようになりました。行き過ぎた円高も解消し、2014年3月期には企業業績も前年度比30%以上の増益となっています。デフレもやわらぎ、インフレ率も約15年ぶりにマイナスからプラスに浮上しつつあります。
 日本経済を映す鏡であるマーケットでも、景色が一変しています。株価をみれば、2014年初の海外市場の混乱によって直近こそ下がっているものの、2013年の日経平均株価は、堂々、戦後4番目の上昇率でした。アベノミクス発動前までは主要先進国のなかで唯一、下落基調をたどっていた日本の株価も、米欧の株価と肩を並べる勢いで上昇しています。

 20年にわたって続いたデフレの終焉により、日本人の資産運用を取り巻く環境は、大きく変わるでしょう。「アベノミクスでバブルがやってくる」などの俗論にだまされずに、しっかりとした考え方に基づいて、資産運用に取り組むことが必要です。歴史的ともいえるインフレ経済への大転換を目前に控えて、個人投資家の皆さんは、これまでの投資の発想を、根本から見直すときが来ています。
 本書を読めば、その大きなヒントが得られるでしょう。

感想・レビュー・書評

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  • インフレ時代の金融資産の中核は日本株 プラス2%のインフレ目標は、ほとんどの先進国採用されている標準的な政策枠組みだが、それまで日本銀行は、その導入を強く否定していた 

  • この人はマネタリストだよね。アメリカの経済学が世界の基準だと思い込み、アメリカのマクロ経済学を唯一絶対で全知全能の経済学として信仰している。しかも、その自覚すらない。

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著者プロフィール

アライアンス・バーンスタイン株式会社マーケット・ストラテジスト。1971年生まれ。1994年東京大学経済学部を卒業後、第一生命保険に入社。その後、日本経済研究センターに出向し、エコノミストとしてのキャリアをスタートさせる。第一生命経済研究所、BNPパリバ証券、ゴールドマン・サックス証券、マネックス証券を経て2014年より現職。経済予測分析のプロとしての評価が高く、投資家目線で財政金融政策を分析する。著書に『日本人はなぜ貧乏になったか?』(KADOKAWA/中経出版)、『日本経済はなぜ最高の時代を迎えるのか?』(ダイヤモンド社)他がある。

「2017年 『日本の正しい未来 世界一豊かになる条件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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