14ひきのひっこし (14ひきのシリーズ)

  • 童心社
3.99
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本棚登録 : 2397
感想 : 116
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784494006182

作品紹介・あらすじ

森の奥めざして、さあしゅっぱつ。川をわたり、不安な一夜をすごして、やっとみつけた、すてきな根っこ。みんなで力をあわせて家をつくり、橋も、水道もできた。たべものもたくさんあつめて、さむい冬がきてもだいじょうぶ。みんな、ほんとうにごくろうさま。

人気ロングセラー絵本「14ひきのシリーズ」の第1作。ねずみの家族があたらしいすみかを求めて森へひっこし、木の根元に家づくりをするこの作品から、シリーズの物語がはじまります。

お父さんが図面を書いて、子どもたちも手伝って、居心地のいい家をみんなで一緒につくります。
大人の部屋は1階、子どもたちの部屋は2階と3階。竹を切って床を作ったら、みんなのベッドを並べよう。

豊かな自然の中でくらす、お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさん、そしてきょうだい10ぴき。1ぴき1ぴきの個性が丁寧に描きこまれていて、何度見ても発見があります。

感想・レビュー・書評

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  • ねずみのお引越しは、本当に大移動並に大変なこと。天敵を避けながら、理想のおうち探し。新しいお家が見つかってよかったね。自分達で住みやすく改良し、冬の支度までバッチリ!協力して家を作るところが温かい気持ちになりました。

  • 1y11m
    『14ひきのあさごはん』に大ハマりしていたので、次に買った同シリーズ。いっぱいあるシリーズの中で悩んでこれにしたが、やはり『14ひきのあさごはん』の方が生き物を探したり野イチゴが美味しそうだったりで、娘には好評だったかな。

    2y11m
    1年経つが、いまだに頻繁に読んで、と持ってくる。私が読み飽きたくらい。
    当初はあまりハマらなかったかな、と思ったが、何度も読んでいても新しい発見や気になる部分が見つかるみたいで、飽きずに何度も読みたくなるみたい。
    私が次のページをめくろうとすると、「まだダメ!」と言って「これ何?」「これ誰?」「これ何してるの?」と聞いてくることもしばしば。
    久しぶりにまた同シリーズ買ってみようかな。

  • 4歳4ヶ月男児。
    すでに園で読んだことがあったらしい。
    最近は、小さい子には優しくする、というお兄ちゃん的振る舞いが気持ち良いみたいで、一番小さなネズミの子などを、「大丈夫かなー」と、しきりに気遣っていた。

  • 14ひきのねずみの家族が、
    今後このシリーズの話の活動拠点になる新しい家へ引っ越しする話。

    家のベースになる木を見つけるまでの冒険は
    なかなか緊張感があってワクワクします。

    他の話でも彼らの物作りのシーンは多々見かけるのですが、
    今回の家作りがやっぱり一番の大仕事でしょう。
    生活に必要な設備が少しずつ出来上がっていく様子も見ていて楽しい。
    ダッシュ村とか好きな人にはオススメです(笑)


    この14ひきシリーズでは
    一匹一匹の個性が本当に丁寧に描かれています。

    僕が子供の頃に読んだ時は、
    表紙で服装を見比べて 子供達を見分けていたのですが、
    近年になって改めてじっくり読むと、
    行動や表情だけで大体どの子が誰だとか見分けることが出来るようになりました。
    それくらい、皆個性が際立っているのです。

    それでいてステレオタイプという感じも無く、
    色んな話を読み込めば読み込むほど、
    この子はこういう所もあるのか。という発見がある。

    子供にも大人にも是非読んでほしい作品です。

  • 森の奥めざして出発したねずみの家族。
    大きな岩を協力して乗り越えたり、いたちから身を潜めながら新しい家を探します。
    素敵な根っこを発見して、早速家作り開始!
    部屋、台所、水道、橋を作り、冬のために食べ物をたくさん集めることもできました。
    しっかり働いた14ひきが楽しむ夕食はとってもおいしそう。
    皆が眠ってお父さんとお母さんが静かにお茶を飲む最後のページがいいです。

  • これだったか、小川洋子さんの番組でも取り上げられてなかったかな⁇
    おじいちゃんおばあちゃんも入れた、14匹のネズミたちが森の奥へひっこすおはなし。
    とにかくシーンシーンが細かく描かれてて、楽しい。いろんな発見もあって、子どもに人気の一冊だと思う。

  • この「ひっこし」をプレビューで見て、14ひきシリーズが欲しいと思ったきっかけの一冊。

    とにかく描写が細かくて、文章は見開き2ページにまたがる1行だけなのに、長い時間かけて描かれている世界観に浸ることができる。これぞ絵本!という感じ。

    著者が実際にこのような自然豊かなところに住み、時間をかけて丁寧に観察し抜いた自然を描いているからこそ惹きつけられるのだろう。

  • ねずみ一家の引越しの話。

    人とは違って行き先を決めずに出発するんだなぁ、と思った。
    森の木が切られてしまったのかな?
    人のせいのようで申し訳ない。

    新居の内装を自分達でやるのもすごいけど、クオリティが高くてびっくりする。
    子ども達も働き者だし、まぁそうじゃないと生きていけないんだろうけど、偉いなぁ。

    ほのぼのするけど、絵は細かく書き込まれていて読みごたえもありました。

  • やさしい色づかいと、愛らしいこの家族が幼い頃から大好きだった。小さな14ひきから見る世界は大きくて鮮やか。昔は9(くんちゃん)が大好きだったけど、再読してみると、目線がおとうさんやおばあさんの大人たちになっていた。 最後のページがとても愛おしい

  • ■き148
    #14ひきのひっこし
    #2階本棚・上段

    #読んであげるなら3才から
    #自分で読むなら小学低学年から

    ■出版社からの内容紹介
    新しいすみかをもとめて、14ひきのねずみの一家の大移動。森の奥めざして、さあしゅっぱつ。川をわたり、不安な一夜をすごして、やっとみつけた、すてきな根っこ。みんなで力をあわせて家をつくり、橋も、水道もできた。たべものもたくさんあつめて、さむい冬がきてもだいじょうぶ。みんな、ほんとうにごくろうさま。

    #32ページ
    #26.6×19cm
    #寄付本

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。東京芸術大学工芸科卒業。98年栃木県馬頭町(現・那珂川町)に「いわむらかずお絵本の丘美術館」を開館、絵本・自然・こどもをテーマに活動を続けている。2014年にフランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。現在、栃木県益子町在住。主な作品に『14ひきのあさごはん』(絵本にっぽん賞)など「14ひきのシリーズ」、『ふうとはなとうし』など「ふうとはなの絵本」シリーズ(童心社)、『ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ』(偕成社/サンケイ児童出版文化賞)、『かんがえるカエルくん』(福音館書店/講談社出版文化賞絵本賞)、「トガリ山のぼうけん」シリーズ(理論社)などがある。

「2022年 『2023 14ひきのカレンダー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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