14ひきのかぼちゃ (14ひきのシリーズ)

  • 童心社
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本棚登録 : 1539
感想 : 91
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784494008742

作品紹介・あらすじ

「これは かぼちゃの たね、
 いのちの つぶだよ、と おじいさん。
 みんなで たねまきしよう、と おとうさん。」

みんなで草を抜いて、土をたがやしたら、種まきです。

「ゆっくり おやすみ たねさん、よっちゃんがいうと、 しっかり めをだしてね、と なっちゃん。」

「本当に生きているのかな」と、子どもたちが見守る中、ある日ようやく芽をだしたかぼちゃ。枯れ草をしいたり、虫をおいはらったりしている間に、かぼちゃは葉っぱをのばして、ぐんぐんと大きくなっていきます。かぼちゃに黄色い花がさいて、やがてちいさな実ができました。かぼちゃのあかちゃんに、さっちゃんは「かぼちゃん」と名前をつけます。

風のうなる嵐の日も、子どもたちは嵐からかぼちゃんを守ります。季節がすぎ、大きく立派に実ったかぼちゃを、さあ、みんなで収穫です。

かぼちゃコロッケ、かぼちゃまんじゅう、かぼちゃの煮付け、かぼちゃスープに、かぼちゃパイ。おいしそうなごちそう、みんなでいただきます。

かぼちゃを題材に、命のつながりを描いた人気ロングセラーシリーズの第10作。子どもたちに身近な食べ物かぼちゃがどのように種から成長し、花を咲かせ、実となるのか、美しく丁寧に描かれています。
種から実となり、また種となるかぼちゃの命のつながりとともに、自然の恵みの中で、おじいさんから孫たちへと手渡されていく、くらしや命のつながりがあたたかく描かれています。

感想・レビュー・書評

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  • かぼちゃを育てる事を通して、ネズミたちがどれだけ頑張ったのか凄く感じられます。彼にとっては、かぼちゃの種も小さくはありません。耕して、埋めて発芽を待つ。ちゃんと世話して、雨風からも心配して守る。収穫したかぼちゃの味は、どんな最高の味がしたんだろう?本当に心がほっこりしました!

  • おじいさんが大切にとっておいたかぼちゃの種を蒔きました。かぼちゃの成長を応援する14ひきの奮闘、かぼちゃの周りの生き物たちも微笑ましいですね。

  • 14匹が、カボチャの種を植えて、育てて、収穫して、食べる。

  • かぼちゃのたねはいのちのつぶ

    土をたがやし、はたけをつくって、種をまこう

    ビカッと芽を出したカボチャの芽

    大切に育てて涼しい風がふくころ…

    収穫の夜の晩ご飯はかぼちゃ尽くし!


    〇かぼちゃの種も食べるのかな?
    育てておいしい秋の絵本

  • ねずみの家族がかぼちゃを植えて、収穫するおはなし。ほとんど人間の家族が畑をつくるような描写なんだけど、収穫するときは、やっぱりかぼちゃの方がでかいものだから、家をつくっているみたいな、中にもぐりこんで、窓までつくるみたいな感じで、実を削り取っている絵が楽しかった。

  • 草を抜き、土を耕し種を植えてかぼちゃの成長を見守る14ひき。
    一粒の種から芽が出る不思議。
    葉っぱが伸びて花が咲き・・・かぼちゃはぐんぐん大きくなります。
    季節は過ぎ、大きく実ったかぼちゃを収穫。
    命の粒である種もたくさん取れました。
    コロッケにまんじゅう、煮つけにスープ、パイなどかぼちゃ尽くしの食卓が美味しそうです。

  • かぼちゃの種を蒔いて育てる話。

    徐々に育っていく変化が面白い。
    出来たやつどうやって運ぶんだ、と思ってたら中中身をくり抜いて持ち帰るんですね。賢い。

    虫達にも分けてあげてたり、他の生き物とあんまり絡んでる様子もなかったけど、そこは童話的に仲良くやってるんだなぁと思いました。

  • 給食でパンプキンスープが出る日に、1年生と2年生に、読み聞かせをしました。

    14ひきシリーズは、読み聞かせよりも、ひとりで静かに向き合うタイプの本だと、わたしは思っているので、むずかしかったです…。
    かぼちゃが、季節の移ろいと共に少しずつ大きくなっていく様、いのちの源のタネ、雄大な自然の営みを感じられました。(大人のわたしは…)
    子どもたちは、かぼちゃに名前をつける場面をおもしろがっていました。

    給食の前に読んだクラスの反応はイマイチでした。
    給食のあとに絵本を見せたら食いつきました。

    うーん、子どもって難しい!

  • 1y11m
    読み重ねるたびに、細部へ目がいくようで、最初は気付かなかった虫、花、14匹達の表情や仕草を教えてくれる。最後のページの美味しそうなかぼちゃ料理にも興味を持ったようだ。

  • 「「これは かぼちゃの たね、
     いのちの つぶだよ、と おじいさん。
     みんなで たねまきしよう、と おとうさん。」
    みんなで草を抜いて、土をたがやしたら、種まきです。

    「ゆっくり おやすみ たねさん、よっちゃんがいうと、 しっかり めをだしてね、と なっちゃん。」

    「本当に生きているのかな」と、子どもたちが見守る中、ある日ようやく芽をだしたかぼちゃ。枯れ草をしいたり、虫をおいはらったりしている間に、かぼちゃは葉っぱをのばして、ぐんぐんと大きくなっていきます。かぼちゃに黄色い花がさいて、やがてちいさな実ができました。かぼちゃのあかちゃんに、さっちゃんは「かぼちゃん」と名前をつけます。

    風のうなる嵐の日も、子どもたちは嵐からかぼちゃんを守ります。季節がすぎ、大きく立派に実ったかぼちゃを、さあ、みんなで収穫です。

    かぼちゃコロッケ、かぼちゃまんじゅう、かぼちゃの煮付け、かぼちゃスープに、かぼちゃパイ。おいしそうなごちそう、みんなでいただきます。

    かぼちゃを題材に、命のつながりを描いた人気ロングセラーシリーズの第10作。子どもたちに身近な食べ物かぼちゃがどのように種から成長し、花を咲かせ、実となるのか、美しく丁寧に描かれています。
    種から実となり、また種となるかぼちゃの命のつながりとともに、自然の恵みの中で、おじいさんから孫たちへと手渡されていく、くらしや命のつながりがあたたかく描かれています。」

    最高!!

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。東京芸術大学工芸科卒業。98年栃木県馬頭町(現・那珂川町)に「いわむらかずお絵本の丘美術館」を開館、絵本・自然・こどもをテーマに活動を続けている。2014年にフランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。現在、栃木県益子町在住。主な作品に『14ひきのあさごはん』(絵本にっぽん賞)など「14ひきのシリーズ」、『ふうとはなとうし』など「ふうとはなの絵本」シリーズ(童心社)、『ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ』(偕成社/サンケイ児童出版文化賞)、『かんがえるカエルくん』(福音館書店/講談社出版文化賞絵本賞)、「トガリ山のぼうけん」シリーズ(理論社)などがある。

「2022年 『2023 14ひきのカレンダー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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