14ひきのとんぼいけ (14ひきのシリーズ)

  • 童心社
3.59
  • (32)
  • (44)
  • (83)
  • (4)
  • (3)
本棚登録 : 1156
感想 : 62
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784494008988

作品紹介・あらすじ

暑い夏。木漏れ日がゆれている。
「昼ごはん食べたら、とんぼ池で遊ぼう」と、いっくん。
子どもたちみんなでおでかけです。

とんぼ池には、とんぼがいっぱい。
木のえだでつくったボートでこぎだそう。
カエルや、イモリ、ゲンゴロウもいるよ。

ヒグラシが鳴き始めた夕焼けの道。
赤トンボといっしょにかえろう。

たくさんのトンボたちと、水辺の生き物が登場する、人気ロングセラーシリーズ第11作。10ぴきのきょうだいたちは、ハグロトンボ、オニヤンマ、ギンヤンマ、シオカラトンボ、ナツアカネなど、たくさんのとんぼたちと出会います。

アシの茎を登るヤゴ、オスがメスの上に直立するキイトトンボの産卵、水面に輪をつくってたまごをうむシオカラトンボ、水草の先に足をすぼめてとまり羽を休めるノシメトンボの群れ……。水辺にくらすトンボたちの生態のおもしろさや、卵/ヤゴ/成虫と姿をかえる命のつながりが、丁寧に描きこまれています。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 水紋の表現が美しい絵本。〝のしめとんぼ〟が細長い水草に並んだ場面では、下手に描くとただの縞々模様になりそうなところ、水草と水面の写り込みが描き分けられて美しい風景にきちんと見える。しかも、くど過ぎずにあっさりと描かれている。

    とんぼの羽の動きや透明感、朝・昼・夕の光の色の移ろい‥色々と感心しながら、本書に記載があった作者のプロフィールを読んでみると、東京藝大卒!‥あぁ、やはり。

    日本らしい景色をなかなか見る機会が少ないので、この綺麗な絵のおかげで擬似体験した気分になりました。

  • いろんなトンボがリアルに出てきて、
    虫好きな子は特に夢中になれる♪

  • 【娘5歳セレクト】
    娘が好きなシリーズ。
    私も小学生の頃よく読んだロングセラー。
    季節に合った話を読めるのが良い◎

  • 両親と祖父母と10匹兄弟で暮らすねずみの大家族の話。
    ある日、兄弟で、とんぼいけにとんぼを見に行きます。
    はぐろとんぼ、おにやんま、きいととんぼ、ものさしとんぼ、
    おおるりぼしとんぼ、しょうじょうとんぼ、ぎんやんま、
    しおからとんぼ、のしめとんぼ…と、本当に、様々な蜻蛉が登場し、
    それが丁寧に書かれていて、ある意味、理科の勉強になります。
    お話自体は、ねずみの大兄弟に、ほのぼのとさせられ、心地よかったです。
    まとめると『兄弟が みんなそろって ハイキング 個性いろいろ 
    トンボもいろいろ 』といったところでしょうか?

  • 【3歳2ヶ月】
    14ひきシリーズは、ひっこし、ピクニック、かぼちゃ、おつきみ、あさごはん、さむいふゆの6冊を持っていて、買い足す予定もなかったのだが、夏に息子とした川遊びで、ちょうどたくさんのとんぼを見た思い出を記憶に残してほしくて、購入。

  • 子ねずみ達がすごく楽しそうに遊んでるのが、とても大好きです。自分達の手作りボートで探検!兄弟姉妹仲良く散策しているのが可愛いです。おじいちゃんとおばちゃんのお迎えでお父さんとお母さん達に今日の出来事を話します。充実した一日だったんだろうなー!

  • 暑い夏、子ども達だけでとんぼ池に出かけます。
    木の枝で作ったボートで池を探検、水辺はとても涼しそうです。
    おなじみのものから初めて聞いた名前までたくさんのトンボが紹介されます。
    卵を産んでいるトンボ、空を飛んでいるトンボ、草の先に止まっているトンボ・・・
    色々な様子のトンボの姿が楽しめ、実際に探してみたくなります。

  • 季節感を感じながら読めていいかなと思って借りていたが、「なんでいつも14匹シリーズ借りてくるの?」と言われ、あんまり気に入っていない様子。。

  • いいのだけど、優等生みたいで〜

  • やっぱり表紙を見ただけで「いらんの」とのこと。こどもはこのシリーズ好きじゃないみたい……。なんでだろう。

全62件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1939年東京生まれ。東京芸術大学工芸科卒業。98年栃木県馬頭町(現・那珂川町)に「いわむらかずお絵本の丘美術館」を開館、絵本・自然・こどもをテーマに活動を続けている。2014年にフランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。現在、栃木県益子町在住。主な作品に『14ひきのあさごはん』(絵本にっぽん賞)など「14ひきのシリーズ」、『ふうとはなとうし』など「ふうとはなの絵本」シリーズ(童心社)、『ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ』(偕成社/サンケイ児童出版文化賞)、『かんがえるカエルくん』(福音館書店/講談社出版文化賞絵本賞)、「トガリ山のぼうけん」シリーズ(理論社)などがある。

「2022年 『2023 14ひきのカレンダー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

いわむらかずおの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
なかがわ りえこ
エリック・カール
酒井駒子
エリック=カール
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×