みみずのオッサン (絵本・こどものひろば)

著者 :
  • 童心社
3.88
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本棚登録 : 448
感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784494009442

感想・レビュー・書評

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  • 長新太氏の色彩パワーに圧倒されます。わけのわからないペンキ工場などの爆発事故というありそうでありえない物語とオッサンという名前のミミズの底力にも圧倒されます。
    そしてさらにこの絵本には、小さなものが大きなことを為すといった語りたい何かがあるような気がします。

  • 《無印良品》【再読】ワケわかんないけど、面白かった。

  • タイトルから子どもの心を鷲づかみ。内容もはちゃめちゃだけど、そこが良い。
    ゴムあたまポンタロウ同様、奇抜な発想と派手な色彩で子どもの脳を刺激する絵本。

  • 3年生
    4年生

  • 何と言ったらいいのでしょうか、ベンキ工場、絵の具とクレヨンの工場が爆発。みんなあふれ出てきてそれをみみずのオッサンがどんどん食べてきれない泥にしていくという話なんですが。

  • 最後の2ページで、脳天に衝撃を受けました。
    買い、の1冊。

  • 長さんの色鮮やかなセンスはピカイチ!!

  • カラフルな色と色使いがとても独特でした

    これは「オッサン」という名前のみみずのお話です。


    オッサンが散歩をしているとペンキを作る工場が爆発します。
    あっちから、こっちから、ドロドロドロドロ

    えのぐとクレヨン工場も爆発
    あっちも、こっちもドロドロ、ベタベタ

    町がカラフルな色で染められ何もかもが
    動かなくなってしまいました。

    みみずのオッサン、ペンキやえのぐ、クレヨンを
    もぐもぐ、もぐもぐ、ぜんぶ何もかもムシャムシャ

    オッサンが食べたものはきれいな泥になって出てくる
    どこまでも、どこまでも

    カラフルな色使いのページが一変します
    一面、空と土だけになりとても印象的なページ

    そして昔に戻ったような緑の大地になり
    そこには恐竜もいます。

    ピンク色に染められたみみずのオッサンが隅っこにポツンといて
    緑の大地を見つめています。

    環境破壊と環境再生・・・内容はシュールですが
    何となく深いと思わせる絵本でした。

    某テレビ番組の「○○○の知らない世界」で取り上げられていて
    絶賛されていたのでミーハー感覚で手にしてみましたが
    ちょっとカルチャーショックを受ける色使いです。

  • ある日、“オッサン”という名のみみずが散歩をしていると、ドシーン!何かがおちてきました。ペンキ工場が爆発して、町中がヌルヌルベトベトベタベタベタの大惨事に。派手でカラフルな色彩に危機感が薄れます。逃げる人も「助けて〜。でもきれいだね〜」なんて言っています。オッサンは、町のすべてを食べつくし、きれいなどろに還していきました。やがて、街は、緑の大地に戻り、恐竜の住む世界に…。
    現代社会への警鐘、環境破壊を暗示するストーリーともとれる本作品。最後のお月様の言葉が、胸にしみます。
    残念ながら、福島の土地は、長さんのナンセンスでも解決出来そうにありません。

  • 2013.04
    ペンキとかどばーっと出てくるところで笑ってた。
    一番低位の子でもなんとか楽しめていた

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著者プロフィール

1927年、東京に生まれる。漫画、絵本、イラストレーション、エッセイなどさまざまな分野で活躍。絵本に、『おしゃべりなたまごやき』(文芸春秋漫画賞)、『ぞうのたまごのたまごやき』(小学館絵画賞)、『ふゆめがっしょうだん』(絵本にっぽん大賞・以上福音館書店)、『はるですよふくろうおばさん』(講談社出版文化賞絵本賞・講談社)、『さかさまライオン』(絵本にっぽん賞)、『ゴムあたまポンたろう』(日本絵本賞・以上童心社)、『キャベツくん』(絵本にっぽん大賞・文研出版)など多数ある。巌谷小波文芸賞受賞。路傍の石幼少年文学賞受賞。

「2018年 『やまがあるいたよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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