- Amazon.co.jp ・本 (47ページ)
- / ISBN・EAN: 9784494012022
感想・レビュー・書評
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フォア文庫版があまりに良かったので絵本版のこちらも手に取りました。結果、良すぎますね。
内容は文庫版とまったく同じなのですが、あの場面やこの場面に二俣英五郎氏の可愛らしい絵が付き、イメージしていた世界が豊かに広がって行きます。ふたりが化ける練習をしているページもしっかり用意されており、どれも微妙に尻尾や耳が残ったままなのが和む。きつねとたぬき、ふたつの家族の親たちや、家の中の様子も細かに描かれているのも嬉しい。私が一番好きな「はしをかけましょう」と呼びかけ合う場面もあり、場面ごとのハイライトがしっかり絵となっているので、にこにこしてしまいます。いい絵本だなあ。きつねが出てくる絵本のなかでは5本の指に入るくらい好きな作品だ。
誰かと出会う喜び、相手を信じる心の尊さ、素直な優しさが伝播していく光景。物語を通して得られる最良の感覚がこの絵本にはあります。
”はしが できた、できたよ!” -
いいおはなしです。仲良しになりたいと思っているコンとポンが、最終的には家族ぐるみでお付き合いする間柄に!その間に2匹がいかに努力をしてきたかが詳細に描かれます。停戦できない世界情勢を憂う昨今、こういうお話を国のトップに聞かせてあげたい!
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小学生のころ、この作品が入ったフォア文庫を持っていて10回以上は読んだと思う。当時は暗誦できるくらい読み込んでたんじゃないかなぁ。作者の松野正子さんが亡くなったときに再読しようと探したけれど見つからなくて、図書館で絵本を見つけたので再読。絵本にすると文字の分量が多いけれどコンとポンがかわいい。文庫より絵が多いねやっぱり。
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当時幼稚園で借りて読んでいたけれど、大きくなっても大人になっても思い出深い一冊。
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少し長いけど、大人の事情に左右されずに、子どもの感覚で友人を作って、そこから両家が仲良くなっていく流れが微笑ましいですね.
大人たちも基本的には暖かく見守っている. -
人も動物も、仲よくしていかなきゃあね~
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心がホカッとなる話。
絵もお話に合ってて好き。
ポンのきょうだい達がかわいい!
小学生の頃図書室で出会いよく読んでて
高校時代本屋で再会、即買い。
私が購入したものは今は実家にあるけど
偶然友達からプレゼントされまた手元に。 -
n:息子が年中さんの運動会後に読みました。長文ですが、ちゃんと聞けました。
コンとポン二人の主人公で、対照的な展開に、飽きずに聞いてくれました。読んでいて「友達って良いなぁ」と、つくづく感じました。コンとポンが口ずさむ「あのこにあげよ♪」を息子が覚えて、家で遊びながら唱っていました。とても可愛く、ハッ!とさせられました。違いを認め合って、助け合う。そんな基本的な事が今の時代、本当に大切だなぁと。絵もイイです!
文庫本を娘が読みました。 -
たぬきが嫌いなきつね一家ときつねが嫌いなたぬき一家の子供が出会い、変身して入れ替わって…。
小さい頃この本がお気に入りで、毎日のように寝る前に母に「読んで〜」と頼んでいました。母曰く、文字数が多いので読むのが大変だったそう。
きつねの御本の感想ラッシュで嬉しく拝見しました
生態を解説してくれる本、美しい写真集、そしてとびきり素敵な...
きつねの御本の感想ラッシュで嬉しく拝見しました
生態を解説してくれる本、美しい写真集、そしてとびきり素敵なお話絵本…どれもいいですね
きつねへの愛情と思い入れ、それを通じて野性生物とのつきあい方を考えて感じられる良書揃いなのだなあとひしひしと伝わります
「はしをかけましょう」いい言葉ですよね
親御さんたちが、どちらともなく互いに声を掛け合った、そしてどちらがどちらの子の姿をしていても同じ! どっちも可愛い、いい子達…って心の隔たりも無くなって、まさに橋がかかった喜びが、あふれてますよね!
きつねの出てくる本探しっていいもんですね!
きつねの御本の感想ラッシュで嬉しく拝見しました
生態を解説してくれる本、美しい写真集、そしてとびきり素敵な...
きつねの御本の感想ラッシュで嬉しく拝見しました
生態を解説してくれる本、美しい写真集、そしてとびきり素敵なお話絵本…どれもいいですね
きつねへの愛情と思い入れ、それを通じて野性生物とのつきあい方を考えて感じられる良書揃いなのだなあとひしひしと伝わります
「はしをかけましょう」いい言葉ですよね
親御さんたちが、どちらともなく互いに声を掛け合った、そしてどちらがどちらの子の姿をしていても同じ! どっちも可愛い、いい子達…って心の隔たりも無くなって、まさに橋がかかった喜びが、あふれてますよね!
きつねの出てくる本探しっていいもんですね!
適当に何冊か仕入れてきたので、読んでは書いてを繰り返しました。お...
適当に何冊か仕入れてきたので、読んでは書いてを繰り返しました。お互いたくさんきつねの本を読んでますし、よく感想を書きますねえ。
物語の中に登場するきつねもすきですが、実態としてのきつねも興味深いです。暮らしや特徴を理解することで、どのようにそれらが創作物に反映されているのかが分かってきて面白いですし。今回読んだ本はそういう生き物としてのきつねを知ることができる良書ばかりでした。
あの台詞いいですよね。絵本ではお互いが手を振り合いながら声をかけていて、じんわり感動してしまいます。その後の家族同士そろってみんなで楽しそうにしている風景も良かったですし、教えてくれた方に感謝ですね。おかげでオールタイムベストきつね本が更新されました。
きつね本を探す旅は続く……。