じごくのそうべえ (童心社の絵本)

  • 童心社
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感想 : 207
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784494012039

作品紹介・あらすじ

上方落語『地獄八景亡者戯』-古来、東西で千に近い落語がありますが、これはそのスケールの大きさといい、奇想天外な発想といい、まずあまり類のない大型落語です。これを絵本に…という企画を聞いた時、これは楽しいものになると思いましたが、えんま大王、赤鬼青鬼、奪衣婆、亡者…いずれも予想に違わぬおもしろさです。第1回絵本にっぽん賞受賞。

感想・レビュー・書評

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  • 「じごくのそうべえ」シリーズ 童心社 | こどもの本 on the Web
    http://www.kodomo.gr.jp/kodomonohon_article/15917/

    [こころに残る絵本]じごくのそうべえ(作:田島征彦,出版社:童心社) | 絵本の“パティオ”-新刊の絵本や絵本関連のニュース
    http://www.pictio.co.jp/museum/recommend/7716

    「じごくのそうべえ」シリーズ - 童心社
    https://www.doshinsha.co.jp/special/soubei/

    じごくのそうべえ (童心社の絵本 そうべえ そうれ ごかっさい) :たじま ゆきひこ - 童心社
    https://www.doshinsha.co.jp/search/info.php?isbn=9784494012039

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      goya626さん
      枝雀師匠の怪演?と言えば、松本俊夫監督「ドグラ・マグラ」でしょう、、、
      ホント何故なんでしょうね?凡猫には自死の理由は...
      goya626さん
      枝雀師匠の怪演?と言えば、松本俊夫監督「ドグラ・マグラ」でしょう、、、
      ホント何故なんでしょうね?凡猫には自死の理由は判りません。。。
      2021/05/23
    • goya626さん
      ほう、ドクラ・マグラですかあ。
      ほう、ドクラ・マグラですかあ。
      2021/05/23
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      もうできてるやないか! 米朝さんが怒った「じごくのそうべえ」:朝日新聞デジタル
      https://digital.asahi.com/arti...
      もうできてるやないか! 米朝さんが怒った「じごくのそうべえ」:朝日新聞デジタル
      https://digital.asahi.com/articles/ASQ1M5JF1Q1LUTFL008.html
      2022/01/20
  • 地獄のお話だけど怖すぎなくてユーモアたっぷり!
    自分の持ち味生かして協力すれば、地獄でもどうにか生きられる?!

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    軽業師のそうべえは、今日も得意の綱綿比芸の真っ最中。

    ところがところが!
    バランスを崩して綱から真っ逆様!
    そしてそして、そうべえが着いたところはなぜか地獄?!

    いろんな目に合うけれど、地獄で出会った3人と、なんだかんだと関門挑む!

    そうべえの運命や、いかに?!
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    関西弁の語り口で、とてもテンポがいい文章です。
    落語のお話だそうですが、読んでいると落語で語られている様子が、すぐ想像できます。
    音読すると言葉も物語も楽しめて、一石二鳥のおもしろさです。

    軽業師のそうべえ以外の3人の罪状を聞くと「そりゃあ地獄行きだよなあ」とうなずいてしまうのですが、でもそんな3人の力がないと、様々な関門はくぐり抜けられないところが、なんだか苦笑いな感じです。

    小3の娘に読み聞かせをしましたが、娘は最初表紙を見て、「怖いのヤダ」と尻込みしていましたが、読み始めてみると、じっと聞き入ってくれました。
    鬼は怖いけど、お話がユーモアたっぷりでおもしろいし、最後のページではちゃんとオチもついていて、さすが落語!と思いました。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    この絵本は落語をもとに、田島征彦さんがかかれたものですが、田島征彦さんがおなじく絵本作家の田島征三と双子の兄弟であることを、この絵本で知りました。
    こうして自分的にもちゃんとオチがつきましたとさ。ちゃんちゃん。

  • 子供の頃読み聞かせてもらった本。
    地獄のありさまが、容赦ないタッチでコミカルに描かれている。そうべえのあっけらかんとした人柄が面白い。子供ながらに、針山地獄はいやだから、悪いことはしないでおこうと密かに思った。

  • 子どもに「地獄ってこんなところ」と教えつつ、ちょっぴり怖く、でも痛快な内容。
    絵の雰囲気も、怖くもあり、コミカルであるところが内容とあっている。

  • 5才と8才の子どもたちが大好きな本!関西弁なので、名古屋出身の私には読むのが難しいけれど、それでも大笑いして聞いてくれます。特に、鬼のお腹の中に入るシーンで大爆笑!!豪快な絵も見どころ。

  • 一見、絵柄は怖いですが、内容はユーモラスです。
    音読すると、テンポが心地よい。
    4歳〜。

  • 落語絵本。関西弁も話に笑いを与えている。読むのが難しいので、ちょっと練習してからがいい。笑いを取れること間違いなし。

  • じ国へ行った4人が、何でもへい気だからびっくりした。

  • >「とざい、とうざい。かるわざしのそうべえ、一世一代のかるわざでござあい。」
    綱わたり最中に、綱から落ちてしまった軽業師のそうべえ。
    気がつくと、そこは地獄。
    火の車にのせられ、山伏のふっかい、歯医者のしかい、医者のちくあんと三途の川をわたってえんま大王の元へ。
    4人はふんにょう地獄や、針の山、熱 湯の釜になげこまれ、人を食べる人呑鬼にのみこまれます。
    そうべえたちははたして生き返ることができるのか、あとは読んでのお楽しみ。


    桂米朝の高座で名高い上方落語の「地獄八景亡者戯」(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)が題材とのこと。

    インパクト大の絵本。
    遠い記憶ですが・・・子どもの頃たしかに読んだはず。
    今は娘達がお気に入りです。

    一番好きなところは人呑鬼(じんどんき)の腹の中で大暴れする場面とのこと。

    次女が関西弁を真似して微妙な音読(笑)
    姉妹で楽しんでいます。

  • 地獄に落とされたそうべえの物語。

    おもしろいです。

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著者プロフィール

1940年大阪府堺市に生まれる。高知県で少年時代を過ごす。絵本に『祗園祭』(第6回世界絵本原画展金牌受賞)『じごくのそうべえ』(第1回絵本にっぽん賞受賞)『あつおのぼうけん』『ななしのごんべさん』(いずれも吉村敬子・共作)『とんとみーときじむなー』『てっぽうをもったキジムナー』『やんばるの少年』(いずれも童心社)『てんにのぼったなまず』(第11回世界絵本原画展金牌受賞)『のら犬ボン』『ふしぎなともだち』(第20回日本絵本賞大賞受賞/いずれもくもん出版)、35年間の画業をまとめた、自伝的画集『憤染記(ふんせんき)』(染織と生活社)などがある。

「2022年 『なきむし せいとく』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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