ふたごの魔法つかいの花ことば (フォア文庫 A 122)

著者 :
  • 童心社
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  • Amazon.co.jp ・本 (124ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784494027279

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  • 彩子とエリカは遊園地のジェットコースターに乗っている最中に魔法使いのネネブと出会う。
    2人はネネブに誘われて誘われて意思のある花ラトマロナを救うために氷に覆われた世界へ向かうのだった。

    花言葉が好きな彩子と、彩子が慕っている先輩のエリカ。
    花が好きだからといって、普通の物語のように正義感に駆られて怖さを乗り越えられるわけではない、というのが本当のところ。
    彩花たちを助けるために犠牲になるネジカブト。
    それに対して彩花はありがとう、としか言えない。
    ファンタジー世界の虫のことだけれど、明らかに死んでしまうのは悲しい。

    愛の花ラトマロナを絶滅の危機に追い込んだオモニカブラ。
    描写が怖かった。
    実際に~カブラという虫がいるのだろうか…。

    デデブがネネブに会いたくないで彩花に種を託す部分も人間っぽい。
    この巻で魔法使いたちは久々に花を咲かせる活躍をする。
    やっぱり本職はこっちなのかな。

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著者プロフィール

1947年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。『はらがへったら じゃんけんぽん』で第4回日本児童文学者協会新人賞受賞。「ふたごの魔法使い」シリーズ(童心社・フォア文庫)、「マリア探偵社」シリーズ(理論社・フォア文庫)、「おほほプリンセス」シリーズ(ポプラ社)、絵本「のんびり森」シリーズ(岩崎書店)など著作は多数。児童文学のほかに漫画原作や演劇脚本の仕事も手がける。絵本近著に『びっくりゆうえんち』(絵:コマヤスカン/教育画劇)。

「2017年 『はやくちことばで おでんもおんせん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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