七どぎつね (桂文我落語紙芝居)

著者 :
  • 童心社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (16ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784494077083

感想・レビュー・書評

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  • そしてこちらは落語「七度狐」を紙芝居にしたもの。
    全16場面で約12分。
    お伊勢参りに行く途中の二人組が、出来心でした悪戯から狐に仕返しされるというもの。
    絵本では「鍋」だったり「畑のスイカ」だったりしたものが、こちらでは「石」になっている。
    子どもたちに聞かせるための「教育的配慮」かもしれない・笑
    いや、石を蹴るのだって悪いことではあるけれど、茶店の鍋や畑のスイカを盗むよりは相当マシというもの。それとも、昔からひとは「旅の恥はかき捨て」だったのだろうか。
    とにかく子どもには決して教えたくないのは確か。

    脚本を書いた桂文我さんは三重県出身の落語家さんで、地元に伝わる話を脚色したものだという。
    絵は徹底して明るくユーモラス
    会話部分は上方言葉だが、地の文は共通語で書かれている。リズム感も良い。
    この紙芝居が一番演じやすいかもしれないな。

  • H28.3.16 おはなしの部屋(トワイライト)

  • 1年1組 2011/11/22

  • 北小高学年の読み聞かせでも使用

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著者プロフィール

桂 文我:三重県生まれ。1979年桂枝雀に入門。1995年四代目桂文我を襲名。現在、年間300回程の落語の高座をつとめる。全国各地で「桂文我独演会」「桂文我の会」を開催。また、子ども向きの落語会の「おやこ寄席」も開催している。落語を題材とした絵本に、『えんぎかつぎのだんなさん』(福音館書店)、『りゅうぐうじょうでさがしもの』(童心社)、『ふたりでひとり』(フェリシモ出版)、『しまめぐり』(ブロンズ新社)、『月きゅうでん』(小学館)、「桂文我のでっち絵本」(BL出版)シリーズなど多数。

「2023年 『かまどろぼう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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