泥まみれの虎―宮崎駿の妄想ノート

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著者 : 宮崎駿
  • 大日本絵画 (2002年7月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (87ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784499227902

泥まみれの虎―宮崎駿の妄想ノートの感想・レビュー・書評

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  • 二次大戦におけるドイツの戦車エース,オットー・カリウス。彼がティーガーに乗って戦った,エストニアでの一ヶ月にわたる戦車戦を漫画化した表題作ほかを収録。宮崎氏の現地訪問,カリウス本人とのインタビューもあり,こんな仕事もしてたんだなと。
    オットー・カリウスが戦争のあと,薬剤師の免許を取って薬局を経営していた(その名も「ティーガー薬局」)というのは知らなかった。有名な話らしい。
    戦車や砲,軍用機や軍艦好きで知られる宮崎駿だけど,その点やはりうんざりするほど質問されるらしく,弁明が載っていた。
    「戦車に限らず軍事一般は人間の暗部から来るものなのだ 人類の恥部 文明の闇 ウンコだ,ゲロだ」「(資料を読みつつ)ウームおもしろいなんという愚かさだ…」p.81
    「いいかね!! 戦車が強そうとかカッコイイから好きなんてのはな ただの無知のせいだ 初歩だカケダシだ」
    「戦車も 軍隊の愚劣さ 民族の幼児性 歴史の残酷さ 人間の悲劇と喜劇 そのすべての…結晶なのだ!!」

  • 宮崎駿が妄想を入れながら描く戦車長の物語。戦車について悩む作者の姿も見られる。
    …というか戦車ってめちゃくちゃ大変な兵器だ…

  • 読了

  • 本書を出版した大日本絵画の創立40周年を記念し出版された、アニメーターとして知られる宮崎駿 監督のドキュメンタリー風Comic本(2002/08/29発行)。

    本書には、第二次世界大戦中、ドイツの戦車兵将校として活躍したオットー・カリウス中尉が随筆した戦記に魅かれ宮崎駿が人を豚に変えコミカルに描いたドキュメンタリー・マンガと、宮崎駿の現地エストニアのルポタージュ及び、オットー・カリウスの取材記やインタビュー等々が掲載されています。

    マンガがメインとなっている本ですが、内容はカリウスの苦闘を描いたドキュメントです。 只、専門的な要素が強いため、ある程度の予備知識がないと、つまらない本ではないかと感じました。 

    幸い個人的には、かなり楽しめましたので、評価は★★★★★です。

  • 実在のティーガーエース、オットー・カリウスの自伝を宮崎駿が漫画にした作品。ドイツ軍とソ連軍がデフォルメしたブタで描かれたコミカルな絵面とは裏腹に、凄惨な戦場が描かれている。実写映画やドキュメンタリーでやられたら、プライベートライアン冒頭30分の激戦を凌ぐ映像になることだろう。
    個人的にソ連軍がマキシム機関銃を牽引してる姿が小さくだけどそこかしこに描かれてるのが好き。だってマキシム持ってるから。

    同時収録の「ハンスの帰還」はコミカルな展開のドタバタ敗走劇。併せて「雑想ノート」に収録された「虎の豚」を読んでおくとより一層楽しめる。

  • 史実を基にしてあるとは言え、妄想だけでここまでの戦車戦を描ける宮崎駿は本当に天才だと思う。前作「雑想ノート」と併せて読んで欲しい逸品!

  • WWⅡにおいて熾烈を極めた独ソ戦に焦点を当て、その中でも特徴的な撤退戦とその時に活躍した戦車・人物を取り上げる。

    弱冠21歳のオットー・カリウスが多大な戦果をあげたエストニアでの奮闘を「泥まみれの虎」にて、終戦間際の西側への逃亡劇を「ハンスの帰還」にてそれぞれマンガで紹介。前者は体験記を元にしたフィクションであり、後者は完全なフィクションである。

    ドイツ戦車の説明と克明に変化する戦況の描写が印象的。ティーガー、パンター、Ⅳ号、T-34などの紹介や戦闘配置図の妄想が面白い。宮崎駿のマニアっぷりや戦争観、ディテールへのこだわりが垣間見られる。

    本書のカリウスといいサン=テグジュペリといい、宮崎駿は極限状態でも狂気に飲み込まれず、冷静的確な判断を下せる人間に惹かれるのだろうか。

    少しだけ彼の脳ミソの蓋を開けられた気がする。

  • さすがにここまで行くと素人はついていけないわけだが、「ハンスの帰還」(だっけ?)はアニメで見たい。

  • 漫画がすごく面白い。内容は、戦争時のドイツの事と戦車の事など。戦車マニアじゃなくてもかなり楽しめます。続きがあったらいいのになーと思ったり。

  • 宮崎アニメのファンでこの本を読んでみた。
    緻密な絵に感心しました。内容は男性が好きそうですね。

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泥まみれの虎―宮崎駿の妄想ノートの作品紹介

鬱屈の時代を、踏み外さずに生き抜く術とは-?極限状況における若きドイツ戦車兵が決して失わなかった正気、持ち続けた勇気。そして沈着冷静かつ勤勉な戦闘行動の実態…宮崎駿が掴み取ろうとした、苦闘の爪痕。

泥まみれの虎―宮崎駿の妄想ノートはこんな本です

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