内科で診る不定愁訴

著者 :
  • 中山書店
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784521739960

感想・レビュー・書評

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  • かなりの名著です。
    総合内科の診断推論の知識、家庭医療の心理社会面ケアの素養、プライマリケアの早期で未分化な訴えの診療経験が有機的に統合され、隙間や違和感がうまく統合された感覚が得られます。総合診療専門医や内科専門医は必読でしょう。これまでの臨床経験がカチッとはまります。
    初学者にとっても、炎症と局在性で四分割するなど実用的なツールが紹介されているため、早い段階で不定愁訴を「学びの多い患者」ととらえて積極的に経験し、有機的に知識を積み上げる土台を作ってくれるでしょう。
    今後、うちの内科・総合診療科の基本概念として、この不定愁訴診療学の考え方や専門用語を取り入れます(急変前兆候や慢性臓器障害の概念を取り入れたときなみのエポックメイキングな出来事になりそうです)

  • 北里大学医学図書館OPACへ
    http://saosrv.kitasato-u.ac.jp/webopac/newexe.do?pkey=BB10120344

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著者プロフィール

國松 淳和(医療法人社団永生会南多摩病院総合内科・膠原病内科部長)

「2021年 『オニマツ現る! ぶった斬りダメ処方せん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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