グズほどなぜか忙しい!

著者 :
  • 永岡書店
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本棚登録 : 108
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784522476345

感想・レビュー・書評

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  • 行動に移せない自身に対して、どうしたら一歩を踏み出せるのか具体策が沢山書いてあり参考になりました。

  •  丁寧に解りやすく書かれていて、自分のグズさ加減に軽く絶望…とりあえず「まずは3分」ですね。
     それにしても、このチェックリストでグズでない人なんていないと思うわ~。後、症例にある人の場合は単に他にも原因があるのではないの?とは思いましたが。
     

  • グズは正しい方法を実践すれば抜け出せる。

    先延ばし,後回し→人間特有の能力→後で必ず時間と労力を奪う罰ゲームとして戻ってくる。

    クズを癖にしない→何を損しているのか,何を失っているのか気付いていない→もったいないと考えること
    大至急から解放される→生活は楽しい
    人間は単調で単純,時間のかかる仕事は好きではないようにつくられている→ストレスになる。洗濯をため込む→少量なら素敵な時間 多量→素敵な時間をなくす。

    グズは自尊心をなくす→自尊心はささいなことの積み重ね
    グズを抜け出すコツ→ちょっとしたこと 生活の中のコツ

    人間の先祖 ねずみ程度の哺乳類→恐竜のエサ エサにならないように隠れる,何もしない。

    前頭前野 情動を制御
    扁桃体(ピーナツ型) 快楽原則→強力なパワーの情動を発信 時間の概念なし(ダイエット中のお菓子欲求)

    前頭前野の計画性→☆うまくいったときの快感の助けを借りる。

    グズのもと 歪んだ解釈をしてしまうこと→こだわるところ受け流すところを柔軟に判断する→不安も活かしてこそ,価値がある!
    グズにならない仕組みをうまく使う。

    1 ノロノロ,ダラダラはもう終わりにする。→まず3分の法則 作業興奮
    2 中断効果 5分間だけ楽しいイメージを持って動く。
    3 評価されたい,叩かれたくない→×もう一度上司に確認してから→○とりあえず叩き台 間違っていれば叩き直してもらえばいいだけの話
    叩かれない人はいない ×妄想の中で高級な自分にしがみついている。

    4 最強最悪をイメージ→そうならなかったことで得したイメージを持つ。
    5 何かを続けたいならゲーム感覚で行う。
    6 不効率グズ→毎朝5分やることランキング
    7 考えすぎのウジウジグズ 原因を考える→犯人捜ししているだけ ×失恋の原因探し☆R021226良い経験になった・結婚生活で絶対に役に立つ ○原因は無視すること
    8 自己批判グズ 小学校→成績は相対評価 先生に叱られる→自尊心を守るために自尊心を傷つける相手を恨むようになる。
    「あの人にできていることは,次は私ができる。私はできないなんて自己批判する必要はない」

    グズを抜け出した自分のイメージ メモ 見える化
    行動するとよさそうなことリスト ☆スーツ,Yシャツ,靴

    カンタン脳トレ 周囲のさまざまな音 エアコン,時計,冷蔵庫等→30秒ずつ注意 5分→複数の音の飛び交う空間の感覚

    自覚を獲得するためのUFO uncomplaining(人のせいにしない)focusing(損への注目)others view point(成功後の周囲の評価をイメージ)

    リバウンドしないテクニック
    ①ほめてくれる人
    ②納得できない仕事→誰かに不満を話す。
    ③温かく叱ってくれる人を思い出す。
    ④「あの人みたいになれたら素敵だな」と思う身近な誰かをイメージする。

    問題解決療法 岩を小さな石に砕く。
    使途不明時間を探す→行動記録シート

  • グズの原因ともいうべき、自分の考え方の問題に気づかされた。
    (1)3分間やってやる
    (2)イメージするのは常に最悪の自分
    の精神で、グズ脱出へと熱く出発したいと思う。

  • 役立つ内容もないわけではないけど、私の生活に即してなかったというか、なかなかしっくりこなかったというか。他の本の方がぴったりきた印象。

  • 友人が冗談半分にくれた本。

    睡眠欲や、食欲や、物欲を抑制できない。
    何でも先延ばしにしてしまう癖がある。

    実は、あまり自覚がなかったが、本著を読むと自分は明らかに「グズ」であり、先入観で「クズ」と読んでしまったことから抜け出せず、「グズ」という言葉が登場するたびに心にサクッと槍が刺さる…。

    例えば、ダイエット。
    例えば、卒業論文。
    例えば、衝動買い。

    諸悪の根源は「グズ」にあるのか、と思うと悲しくなる。うわぁん。

    まずは、憧れの人を心に住まわせて(234頁)、褒めてもらったり、叱ってもらったりしながら、自分を客観的に眺めよう。

    変わりたい!

  • 自分のグズにうんざりしていたので手に取ってみました。笑
    脳の話や原始の頃の話など、少し話が脱線しているのでは・・とも感じてしまいましたが、楽しく読めました。
    『グズは損をしている!』という文句で、読めば一度はグズを直す努力をしてみようかな?と思わせてくれる作品だと思います。

  • タイトルがまさに自分の置かれている状況を言い得ていたので思わず手に取りました。自分がどれほど危険なグズなのか、チェックできる箇所があります。これで、自分のグズ度合いを把握しながら、どうすればグズから脱却し、よりよい生活を送れるのか、分かりやすい内容と順番で書かれてあります。心当たりのある!という方は、是非読んでみることをオススメします。

  • 再読必須。

    精神分析と心理学をごちゃまぜにしてる辺りが、?だが、内容自体は濃い!

    まずは四週間頑張ってみる(^-^)/

  • ノロノロ、グズグズの私は午前中の罠にしっかりはまっています。とりあえず、アラームを良い鍵にすることに。後はグズを抜けだした自分の良いイメージをどこまで長く保っていられるかが問題かも。

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著者プロフィール

神奈川大学人間科学部教授・心理相談センター所長
【主著・論文】
これからの心理臨床 (共編著) ナカニシヤ出版 2007年
臨床に活かす基礎心理学 (共編著) 東京大学出版会 2009年
事例でわかる基礎心理学のうまい活かし方 (共編著) 金剛出版 2010年
グズほどなぜか忙しい ナガオカ文庫 2010年
臨床心理学における自己 心理学評論57(3)434-448. 2014年
入門!産業社会心理学 (編著) 北樹出版 2015年
読むだけで、人づきあいがうまくなる サンマーク出版 2015年

「2015年 『記憶心理学と臨床心理学のコラボレーション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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