気分のエコでは救えない!: データから考える地球温暖化 (B&Tブックス)

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  • 日刊工業新聞社
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  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784526066283

作品紹介・あらすじ

おかしな議論、お金のかかりすぎる対策…。気分に惑わされず、本当に必要なことは何か。IPCC(2007年ノーベル平和賞受賞)の執筆責任者が最新データを元に語る「正しい」温暖化対策。

感想・レビュー・書評

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  • 2011年2月に発行された、電力中央研究所の研究員に聞いてみる、という本。地球温暖化、というテーマを曲解した「エコ亡国」を恐れ、ただしく理解しよう、という感じの本、だと思うのですが、今あらためて読んでみれば、温暖化対策には原子力発電で決まりだ、的な内容。
    温暖化と、地球がそれによってどういう影響を受けるのかは、はっきりわかっていることは多くないのにメディアや市民が誤解して暴走してる、正しく捉えようよ、というのは、まあわからんでもないのですが、自然エネルギーはとにかくもうこんなふうにダメだ、全量買取はこのようにイカンのだ、など。
    今、こうした議論はあんまりまともにされていない気もします。
    奇しくも本書の最後は、リスク管理と歴史に学べ、とあって、この後歴史に追記された大きな事故をどう考えるのか、という自分への問いかけのヒントにはなりました。

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著者プロフィール

杉山大志 (すぎやま・たいし)
キヤノングローバル戦略研究所研究主幹。
東京大学理学部物理学科卒、同大学院物理工学修士。
電力中央研究所、 国際応用システム解析研究所などを経て現職。
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)、 産業構造審議会、 省エネルギー基準部会、NEDO技術委員等のメンバーを務める。 産経新聞「正論」欄執筆メンバー。
著書に『「脱炭素」は嘘だらけ』(産経新聞出版)、 『中露の環境問題工作に騙されるな! 』(かや書房/渡邉哲也氏との共著)、『メガソーラーが日本を救うの大嘘』(宝島社、編著)、『SDGsの不都合な真実』(宝島社、編著)、『地球温暖化のファクトフルネス』(アマゾン [amazon.co.jp]他で電子版及びペーパーバックを販売中)など。

「2023年 『亡国のエコ - 今すぐやめよう太陽光パネル -』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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