気分のエコでは救えない!: データから考える地球温暖化 (B&Tブックス)
- 日刊工業新聞社 (2011年3月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
- / ISBN・EAN: 9784526066283
作品紹介・あらすじ
おかしな議論、お金のかかりすぎる対策…。気分に惑わされず、本当に必要なことは何か。IPCC(2007年ノーベル平和賞受賞)の執筆責任者が最新データを元に語る「正しい」温暖化対策。
感想・レビュー・書評
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2011年2月に発行された、電力中央研究所の研究員に聞いてみる、という本。地球温暖化、というテーマを曲解した「エコ亡国」を恐れ、ただしく理解しよう、という感じの本、だと思うのですが、今あらためて読んでみれば、温暖化対策には原子力発電で決まりだ、的な内容。
温暖化と、地球がそれによってどういう影響を受けるのかは、はっきりわかっていることは多くないのにメディアや市民が誤解して暴走してる、正しく捉えようよ、というのは、まあわからんでもないのですが、自然エネルギーはとにかくもうこんなふうにダメだ、全量買取はこのようにイカンのだ、など。
今、こうした議論はあんまりまともにされていない気もします。
奇しくも本書の最後は、リスク管理と歴史に学べ、とあって、この後歴史に追記された大きな事故をどう考えるのか、という自分への問いかけのヒントにはなりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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