調達・購買の教科書 (B&Tブックス)

著者 : 坂口孝則

• 日刊工業新聞社 (2013年1月18日発売)

感想・レビュー・書評

[shinanoさんの感想 · 2021年1月30日]

【星:3.5】
調達・購買に必要な知識・スキルを5×5=25の項目に分けた知識・スキルマップを元に、25の各項目を説明している。

このマップが提示されているため、調達・購買のスキルを上げるためにどのような分野を深掘りしていけばいよいのかがわかりやすい。
ただ、25の各分野とも習得にはそれなりの勉強が必要な項目であるが、本書での説明は簡略的で内容が中途半端に感じた。
要は全体像の見せ方はとても良いのだが、各論の説明が今一歩。

ただ、1冊の本としては物足りないのだが、著者のバイヤーとしての知識・経験・スキルの深さ、情熱の強さ、優秀さなどは伝わってきた。
著者が本を書くのがもっと上手であればきっと名著になっていたと思う。

この著者自体には好感が持てるので、この著者のサイトなどはウォッチしていきたい。

[syikootwさんの感想 · 2018年8月24日]

基本がよくまとまっている。漏れなくかつ具体的でよい。他部門の人が調達業務とは何か、経営にとってどう重要かが分かる。（私はその目的で読んだ）

著者プロフィール

未来調達研究所株式会社所属の経営コンサルタント。大学卒業後、メーカーの調達 部門に配属され、調達・購買、原価企画を担当してきたコスト削減、仕入れ等の専門家。日本テレビ「スッキリ」、TBS「篠田麻里子GOOD LIFE LAB」のコメンテーター、ラジオ「オールビジネスニッポン」のMCなどとしても活躍中。

「2020年 『１年仕事がなくても倒産しない経営術』 で使われていた紹介文から引用しています。」