フィンドホーンの花

  • 日本教文社
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本棚登録 : 67
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784531080878

作品紹介・あらすじ

北スコットランドにある天使や妖精が
舞う楽園フィンドホーン。創始者
アイリーンは、ある日突然、内なる
声を聞き。”聖なる旅”に出てしまう。
苦難の末、やっと自由を得た女性の
真実の物語。

感想・レビュー・書評

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  • フィンドホーンが「ニューエイジ」の拠点として世界的な注目を集めていく経緯を、その中心人物アイリーン・キャディの視点から詳しく読める。

    何よりもすでに結婚し5人の子供までもって平凡に暮らしていたアイリーンが、ピーター・キャディと出会い、家族捨ててまでフィンドホーン共同体の実現に突き進んでいく過程に「神」の意志と計画があまりにも明確だ。(その「神」を一神教的な唯一の神とは思はないが)

    二人の人生の軌跡から鮮やかに「高次の存在」からの働きかけと意志とが浮かび上がる。フィンドホーンという不毛の砂地に信じられないような奇跡が次々と実現していくまぎれもない事実に「神」の意図があったとしか説明のしようがない。

    同時にフィンドホーンに共同体の基礎が出来上がったあとの、ピーターとの確執が赤裸々に誠実に書き記されているのも魅力だ。その過程で、以前に神やピーターに依存し、ある意味で「神」の意図実現の道具でしかないと思っていたアイリーンが、無条件の愛の実現に向かって成長して後半も読み応え充分。

  • 私はとても好きでした。
    自伝、シャーリーマクレーンの「アウトオンアリム」も自伝だったけど、私はアイリーンさんが自分でチャネルして自分が自分の内なる神様と対話するのがとても生々しくて、アイリーンさんが抱く感情をいくらか自分にも重ね合わせることができたし、それに対する神様からの答えが私にも気づきになる部分がたくさんありました。
    とは言え40年前のお話、今はまたこういう事がこの時よりも広がり(アイリーンさん始め多くの人の惜しみない努力によって)、対話の内容も受け手である私たちの意識も変化している部分もあるのだろうなと思いました。
    アイリーンさんが許しの壁を超えていくところ、今の時代のような手放しのワークなども情報がない時代、サラッと書かれていたけれど大変な苦悩だったのだろうなと思いました。すごい努力。
    大きな感謝と尊敬と愛を送りたいです。

  • フィンドホーンの創始者、アイリーン・キャディの自叙伝。本書の15ページに「心のワーク」が紹介されている。

    「平和の真の意味を理解するために、外見から目をそらし、目を閉じて静かにします。感覚を沈め、深い呼吸をします。平和な思いが意識に流れ込むに任せます。心を愛と感謝に満たされてゆくままにします。」

    心より頭を優先させて生きているビジネスパーソンにとって、本書は頭よりも心を優先させる生き方を取り戻すきっかけを与えてくれる。

  • £6 

  • アイリーンの自伝的内容。
    フィンドホーン設立への道が描かれているのですが、随分と人間くさく書かれています。
    特に印象的だったのが、体調を崩した時にアイリーンが「ステーキ」を買ってきて欲しいと頼むくだり。
    私も海外では「菜食」になることが多いのですが、たまにお肉「チキン」を食べたくなるので、思わず「共感」(笑)それにしても彼女の精神修行の道は険しい...読んでる私の心が痛みます。
    後半は、第二の夫のピーターが、単なる「雄」としか思えず。こういう人(次から次へと女を渡り歩く人)とは結婚したくない、どんなに学びが多くとも...。

  • フィンドホーン創設者、アイリーン・キャディの自伝小説。心の声に従って生きる勇気を教えてくれます。

  • 北スコットランドにあるニューエイジのコミュニティ、フィンドホーン共同体の創立者のひとりであるアイリーン・キャディの自伝。神からのガイダンスを受け、それに従って生きた彼女の人生は、まさに波乱万丈。様々な苦難と葛藤の連続でした。そのひとつひとつと向き合い、乗り越え、霊的な成長を遂げてゆく様子に心を打たれました。スピリチュアルに生きるとはこうゆうことなんだなと感じました。

  • 分類=フィンドホーン。94年11月。(参考)→http://www.findhorn.org/events/exspirit/foreign/japanese_new.php

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著者プロフィール

マクレーン,D.(ドロシー)らとともに、北スコットランドの「聖なる楽園」フィンドホーンの創設者の一人。1917年、エジプトのアレキサンドリア生まれ。内なる神からのガイダンスを受け取り、それをもとにフィンドホーンを建設した。愛に満ちたガイダンスは、訪れる人々の心をやすらげ、本当に大切なことは、「一人ひとりが心の中の声を実行することだ」と気づかせてくれる。『心の扉を開く―聖なる日々の言葉―』は、20カ国語以上に翻訳されているベストセラー。ほかの著書に、自伝『フィンドホーンの花』、『フィンドホーン愛の言葉』『愛の波動を高めよう―霊的成長のためのガイドブック―』(いずれも日本教文社)『神は私にこう語った』(サンマーク出版)、共著に『愛することを選ぶ―自分を解放していくセルフ・ガイド ―』(誠信書房)などがある。フィンドホーン関連の著者としては、そのほかにシュパングラー,D.(デイビッド)、ホーケン,P.(ポール)、寺山心一翁などがいる。

「2003年 『愛の波動を高めよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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