はじめての統計学

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532130749

作品紹介・あらすじ

暗記をするな、考える力をつけよう。数学が苦手な人でも読みこなせるように、基礎知識から丁寧に解説した統計学のワークブック。練習問題を解いていくうちに次第に高度な知識を身につけることができます。

感想・レビュー・書評

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  • 概略を初めて知った気がする

  • 統計学の基礎の本
    統計学とは何かを学べる

    標本分布、ヒストグラムの形状、平均中央最頻値、分散標準偏差
    確率と確率分布、二項分布、ポアソン分布、
    一様分布と正規分布
    標本平均と母平均、有意差、t分布、χ二乗検定、仮説検定
    相関分析、回帰分析、

  • 統計2冊目です。
    統計とはあまり関係無いのですが、この教科書が書かれたのはゆとり教育の最中。学力の下がった学生たちにでも分かるようにと書かれたこの一冊。ところどころ、ゆとり教育への皮肉のような記述があって爆笑しました。
    演習をしながら学ぶにはちょうどいいですが、私はもっと統計学の概念と数式の意味の結びつきを知りたかったので、その点については物足りなさがありました。(この本では「この概念の数値はこの式で導くと覚えておけ!」って感じでした。)

  • 統計学の名著。メンタリストdaigoや鈴木祐さんのおすすめで読んだが、非常にわかりやすく、統計学の基礎的な考え方を学べる。この一冊では高度な分析手法は学べないが、統計学に欠かせない基本的な考え方、統計学の核を学べる

  • £11.50
    表紙は使用感が少しだけありますが、中は綺麗で問題なく読めます。

    【定価:2,233円(税抜)】

  • 小島寛之の『完全独習 統計学入門』の後に読む。読んだあとで言っても遅いのだが、ここまで初心者向けで刻むことはなかった。何年か前に読んだ『やさしくわかる統計学のための数学』のほうが同レベルの内容を扱いつつわかりやすかった。それでも復習にはなったのだけれど。

    統計学の初学者向け教科書は、数学的なバックグラウンドの端折り具合がキモになってくると思う。まじめにすべて説明しようとすると、正規分布の確率密度関数だって大学レベルの数学が必要になるらしいから。その点、本書は端折り過ぎの嫌いがある。二項分布や相関係数のあたりで特にそれを感じた。とにかく公式を使って手を動かして問題を解くというようなスタンスなのである。その一方で「暗記をするな」というメッセージがところどころ差し込まれるのだが、本書の姿勢は、理屈を脇において計算方法を手で覚えるものといって差し支えない。考え方が大事とも言い、それはそうなのだろうが本書はそのような応用のレベルには達していない。おまけに設例もなんだか変なものが多い。そのため「暗記をするな」のメッセージが学習者を混乱させるものにしかなっていない。

  • 高校数学から統計の基礎をやり直すための教科書。そもそも統計学とは?から始まり、一様分布、正規分布、t分布、χ二乗分布、仮説検定、相関分布、回帰分析、を通して学べる。平易な語り口で初学者でも理解しやすい。

    偏微分は高校数学の範囲外と思われるが、使用箇所は限定的で平易のため、問題ないでしょう。回帰係数の分散と標準偏差を求める式の出現が唐突で、もう少し解説が必要に感じた。また、「Classified data」だけ、唐突に英語。

    ただし、刷数を重ねてはいるが、誤記が散見される。特に回帰分析は式の間違いがあるため、理解を妨げる。著者は亡くなられているので、修正されることはないだろうことが、良書だけに残念。

  • 東2法経図・6F指定:417A/To67h/T.Ishikawa

  • 統計学理論の入門書としては至高の一冊。1994年に出版されてから今もなお、名著として読み継がれるこの本は、統計学を学ぶ大学生は全員必読だし、何より教鞭を取っている教師陣にも改めて読んでほしいと思う。

    統計学の重要性は社会人になってから痛感する…これは大学の教授が講義のオリエンテーションで言っていたことであり、今もなお痛感しているものであるが、いかんせん魅力的な講義ではない上に、教科書が非常に分かりにくい。学問用語をさぞ当然のように書かれているようなものしかない。
    著者の言う通り「このレベルの教科書が必要なのだ」と冷静に思う。

    本書は冒頭に書かれている通り、講義ノート調で丁寧に解説されている。分かりやすい言葉で分かりにくいことを説明するお手本でもある。
    後半は数式も多く解説も省略されてくるので自分で計算したりすることが必要になるし、パソコン普及前の教科書なのでエクセル計算などの解説が欲しくなる…というわがままを除けば大満足。
    理論を基礎からちゃんと学びたい人向けの良い教科書。

  • 恩師・鳥居先生の統計学の本。

    数学が大の苦手な私でも、統計の考え方がすっきり理解できた、素晴らしい名著です。

    難しいことをシンプルに平易に言うーこれは本当に優秀な人にしかできないことです。

    鳥居先生は、まさにそれを統計学で示してくださっています。

    統計の考え方は、生きている中でとても大切です。数字、数学、統計に苦手意識を感じている人でもきっと大丈夫。ぜひ本書を手にとってみて下さい。

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著者プロフィール

昭和11年生まれ。
昭和36年慶應義塾大学経済学部卒業。
昭和41年慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。
昭和42年スタンフォード大学訪問研究員、昭和43~44年カリフォルニア大学バークレー校国際研究所研究員、昭和44年慶應義塾大学経済学部助教授、昭和51年慶應義塾大学経済学部教授に就任。
平成元年~平成5年慶應義塾大学経済学部長。
平成5~13年慶應義塾塾長。

現在、慶應義塾学事顧問、慶應義塾評議員、慶應義塾大学名誉教授、交詢社理事長、全日本学生剣道連盟会長。
また、日本私立学校振興・共済事業団理事長、内閣府中央銀行研究会会長、同府司法制度改革審議会委員、厚生労働省 老人保健審議会会長、資源エネルギー庁総合エネルギー調査会電気事業分科会会長、文部科学省顧問、同省中央教育審議会会長、開発技術学会会長、East Asian Economic Association会長等。

著訳書
『経済発展理論』経済学入門叢書 10(東洋経済新報社、1979年)。
『地球社会への展望』(共著、日本生産本部、1980年)。
『アジアと日本』(共著、勁草書房、1985年)。
『経済発展理論-実証研究』(ヨトポロス、ヌジェント著翻訳)(慶應
通信、1984年)。
『フュチャー・オブ・エコノミクス』(監修、同文書院、1992年)。
『はじめての統計学』(日本経済新聞社、1994年) 。


「2013年 『回想 慶應義塾 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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