- Amazon.co.jp ・本 (553ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532133504
作品紹介・あらすじ
電子記録債権法などの新法、賃金業法や利息制限法など最新の改正法、判例に対応!現実の事件、身近な問題を素材に、「なぜそうなっているのか」を徹底して解説。初学者はもとより、資格受験者、再入門の社会人、ロースクールのテキストに最適。
感想・レビュー・書評
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本書のはしがきには、「本書は、法律を初めて学ぶ人にも理解できるように、基礎的なことをていねいに説明した民法の入門書である。『基礎的』とか『入門書』とかいうと、レベルが低いと思われるかもしれないが、そうではない。」とある。
その例として、著者は、詐欺取消しの場合の第三者保護規定を挙げている。多少なりと、民法を学んだ者であれば、詐欺取消しの場合における第三者保護の在り方に関する判例・学説の相違や、錯誤無効の場合における民法96条3項の類推適用説などが頭をよぎるのではないか。また、こうした判例・学説の見解の背景を正確に理解できている人は必ずしも多くはないのではないか。
著者は、「基礎的なことをていねいに説明した」具体例として、まさにこの例を挙げている。ぜひ本書を手にとって該当箇所を一読すべきだ。私は、この問題をこれだけ簡潔に、かつ分かりやすく説明できる著者に、完全に脱帽した。
本書は、民法全般をさらう内容でありながら、たしかにレベルは決して低くなく、そして非常に分かりやすい良書である。 -
平成16年前後に大幅改定された民法の内容の解説。
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民法の全体像を掴むために。本書は民法を少し勉強したことがある初心者向け。だから基礎知識があれば非常に面白いです。「入門」といいつつ、まったくの初心者が読むのは少々きついかと思われ。そういった方は別の本をとにかく回しましょう。
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・細かな説明がなされており、読みやすい。
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無理かと思ったら,楽しく読めた.
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おそらくわかりやすいんだと思います。
そして,読みやすいんだと思います。
しかし,あくまでも日経出版なので,ビジネスマンが読む分にはわかりやすいのだと思いますが,普通の学生が最初の一冊に読むのは少し厳しいのではないかと思います。
また,親族相続がほとんど載っていないというのも減点要素だと思います。
通常は,川井か潮見の民法入門で良いのではないかと思います。