戦略原論: 軍事と平和のグランド・ストラテジー

制作 : 石津 朋之 
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
4.23
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (489ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532133856

作品紹介・あらすじ

国家の命運を左右する大戦略を解剖。戦争の起源、近代戦略思想の系譜から政軍関係、軍縮・不拡散、インテリジェンス、平和思想まで-。軍事戦略と戦争のすべてをていねいに解説。日本初のグローバルスタンダード・テキスト。

感想・レビュー・書評

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  • インターネットは個人に国家と対局できる局面を開き、インターネットを通じてハッカーは国家を仮想空間でサイバー攻撃することが可能になったという指摘もある 。しかし、個人レベルで国家と対局し、かつ国家の安全保障に大きな影響を与えることは難しいだろうし、サイバースペースは決して仮想空間ではない。

  • 本書内の「戦略は科学(サイエンス)ではない。」この一言は千金に値すると思う。

  • 「戦略」についての教科書的な著。内容としては、戦争とは何か、戦略とは何かという根本的な問いに始まり、過去の戦略思想家と彼らの思想の変遷、さらには戦争や戦略に関連した議論が歴史的にどのように推移し発展してきたかということについてこれらを系統的に叙述する一方で、現在各国が直面している、戦略に関わるグローバルな問題について分析し、その解決の可能性についても戦略的な視点から言及しています。ヨーロッパやアメリカに比べて日本では戦略に関連した研究があまり成されていません。その意味でこの本は一般の人が戦略という概念に対する理解を深める一助となるように思います。

  • これを高校の政経の教科書にすべきだろう。
    <特記事項>
    戦略を考えるには、国際環境、国内要因、時代精神という3つのレベルで思考する必要が或る。
    戦争はどうして始まるのか。戦争が近代国家の形成に大きな役割を果たしたとする「軍事革命」論。ケネ&T

  • 戦略の教科書を作ってみよう!というのが本書のコンセプトです。 

    「戦略」という言葉はそもそも軍事に源を持つ言葉です。そのため本書も軍事戦略思想とその歴史的展開、さらに政治と軍事の関係等、軍事を切り口にしたテーマで一貫しています。

    従来、こういった切り口での教科書がなかった以上、本書は貴重な存在です。

    章立てもユニークで参考文献リストも充実しており、戦略論に興味がある方の最初の一冊としてお薦めします。

  • 「戦略」の強化書と並び、戦略・国際政治ので一番先に読むべき本

  • 座り読み。教科書を作るという心意気がよい。もっとこんな本が出てくれば
    質も上がってくるはず。

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