完全なる経営
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この作品からのみんなの引用
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強迫的な妄想をもった人間が管理者や経営幹部、リーダーに任命されることが多いのは、このためでもあろう。妄想をもった人間は、行動に一貫性があり、方針が明確で、容易に心を動かされない。つまり、こうした行動は病的なものかもしれないのだ。だが、心理学に精通していない一般人の目には、必ずしもそうは映らないのである。
― 247ページ -
化学者は社会学者に敬意を払わなければならない。なぜなら、だれもが等しく必要な存在だからだ。お抱え運転手、ごみ収集人、事務員、機械オペレーター、タイピスト、その他ありとあらゆる人間が必要なのである。(中略)誰かがリーダーで、その他の人間はフォロワーということではない。社会の全成員が目標を明確に理解し、全力を尽くして各人になしうる最大の貢献を果たすのが理想的な社会変革の姿なのだ。一人ひとりの人間が、皆等しく将軍となるのである。
― 390ページ -
企業における友好関係や開放性にはまちがいなく限度というものがある。上司、すなわち、判事や死刑執行人や警察官の役目を担い、採用や解雇の決定権を握る人物は、やはり自分が罰すべき労働者たちと親密になりすぎることなく、距離を保っておくべきなのだ。
― 288ページ
みんなの感想・レビュー・書評
----- シナジーを促進するためのベースとなるマインドセット。 「いいことの量は限られている」と思うか?「いいことは相互に開くことで増える」と思うか? 前者で捉えているとどんどん視野が狭くなっていく。 語彙が豊富な人ほど学習能力が高まる。 世の中に対する認識を高められるから。 企業秘密は何もない。いい経営管理手法や製造法は継続的に改善が加えられている。他社が模倣しても完成し... 続きを読む »
久々に読んだ、超骨太の本。 欲求の5段階(生理的欲求、安全への欲求、社会的欲求、尊敬への欲求、自己実現の欲求)で著名なマズローの書。 意外だったのは、欲求の5段階を示すピラミッド図でマズローが説明している事実はないということ。 後年の学者諸氏が、わかりやすく整理し図式化したということだ。 ・気に入ったフレーズなど。 幸福とは、何かにともなって生じる状態であり、副産物なのだ... 続きを読む »
ピーター・F・ドラッカー、またスティーブン・コヴィーらの考えを基礎に置き、またさらに発展させ経営のあるべきすがたを問う一冊。特に上記2冊は日本でもかなり有名であり、多くの人が呼んでいると思われるが、読んでいる人にこの本はふさわしい。また現在の日本的会社風習を打ち破り、個々の人間の自己実現を最大限高める経営が長期的な会社、また地域、そして地球全体に利益と幸福をもたらす信条の持ち主には一読の価値あると思われる。
ドラッカーからの流れで読んだ。今の私には少々難解。内容が難しいという意味ではなく、そこまで難しく考えなくていいんじゃないか、ということ。
しかし、書かれた時代のことを考えると、マズローが与えた影響の大きさは分かった。
目新しさがないのはむしろマズローの偉大さのせいだろう。
--- 「個々のセラピストの力ではどうすることもできないような問題でも、良き共同体、良き組織、良きチームが解決してくれるのである。(『完全なる経営』P6)」 --- うーん、共同体はともかくとしてマズローは組織にそういうものを求めているのか。それは間違いな気がするな。組織は従業員の人格には関与しない。重要なのは成果をあげられるかどうか。企業は、慣れ合うために存在しているのではなく、成果をあげ... 続きを読む »
「欲求階層説」、「自己実現」、「心理学第三勢力」などで有名なマズローさんですが、今まで読んだことなし。書評などで好意的に取り上げられているので読んでみました。"Maslaw On Management"をこう訳すのは無理があるが、主著『完全なる人間』にちなんだのでしょう。その原題も"The Psychology of Being"。無理があるのでは? ... 続きを読む »
あなたが知っている(と思っている)「自己実現」は本当の「自己実現」とは違うかもしれません。
この本には、マズロー本人が本当に世の中に伝えたかった「自己実現」とはどういうものなのか、ということが詰まっています。
タイトルからもわかるように、経営に活かせることができる経営書でもありますが、人間のあり方を説き、よき人間が作る組織・社会がよき経営のあり方につながる事を人間性心理学の観点から、非常に重みを持って伝えてくれる良書です。
現在、私たちが生きる社会に「健康な人」は何人いるのでしょうか。
なぜ、「健康な人」として成長できないでいるのでしょうか。
このような問いについて考えるよいキッカケとなることでしょう★
分厚い本ですが、読んでよかった、と思える本です。
最近、マズローの欲求5段階説を基にして「仕事における欲求段階」を自分なりに定義し「仕事の持つ可能性」を見出すという、『いったいなんのことだかわからないプレゼン』をしました(´・ω・`)しかしまぁやってみると案外おもしろくて、資料として読んだこの本も結構おもしろかったのでご紹介まで。いやしかしまだこれ全部読んでないんですけども。文字がいっぱいあって読めないという中学生のような壁にぶち当たりましたが、大人なので「忙しいから」という言い訳をします。必要な部分以外は『ぱらぱらと』読んだのですが、やはり「自己実現」という言葉に弱いのは政策科学部病でしょうか。自己実現の先にあるのは「自己を超越し他者のために尽くす」という、ナイチンゲール的な段階。しかし人間、仕事を通じてであれば「誰か」のためにがんばることができるのでしょう。「誰かの笑顔のために」みたいな。
「ビジネスマンのための心理学入門:和田秀樹著」にて紹介されていて興味があったので購入。研究論文やマズロー氏の説を学ぶことは結構あったけど、心理学者として有名なマズロー博士の著作を購入したのは初めてかも。

ドラッカーに対するマズローによる批判
「完全なる経営」(Abraham H Maslow著、金井壽宏=監訳、大川修二=訳、日本経済新聞社)から
p.28-29
成長が可能であり、本人も成長を望ん...





