大投資家ジム・ロジャーズ世界を行く

  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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本棚登録 : 89
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (425ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532161712

作品紹介・あらすじ

あのジョージ・ソロスとファンドを動かしたウォール街"伝説の男"が挑む大冒険。どの国が売りで、どの国が買いか。鋭い着眼点と歴史的洞察力。

感想・レビュー・書評

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  • 投資家のジム・ロジャーズが5大陸を投資しながらバイクで縦横断していく話。
    ほんとすごい。アイルランドからスタートして中国までユーラシア大陸を横断し、そこから日本に飛んで日本からロシアに渡ってロシア経由で再びアイルランドまで横断。これだけでもだいぶ過酷な旅だったのに、そこからチュニジアへ渡ってチュニジアから南アフリカ共和国まで縦断。南アフリカからオーストラリアの西海岸まで渡り、北上した後南下して東海岸まで行ってニュージーランドへ。そしてニュージーランドから南アメリカ大陸のアルゼンチンの最南端付近へ。アルゼンチンから北アメリカ大陸まで北上しニューヨークを経由しながら最後アラスカまで。約2年くらいかかってたけど、マジすごい。砂漠だったり内戦国だったりを通りながらもよくこんな道程を走破できたなと思う。しかも世界各国を肌で感じながらこの国は投資する価値があるかどうかを見極めながらの縦横断。
    投資するうえでも言ってたけど、本当に国家統制主義的な国はダメだな~と読み手からしても思う。この旅を見てると本当に共産圏はよくないと思う。特にこの旅自体が1990年頃の話だから、当時のロシアなんて場所によっては売る物が何もなかったりとかなりひどい状況だった。そして意外とアフリカや南アメリカの主要じゃなさそうな国でも発達してるんだなと感じたし、やっぱその国の政治で発達度合やこれからの伸びも変わるんだなと改めて思った。やっぱり規制緩和して小さな政府的なスタンスの国が一番よいかなと思う。簡易的だけど、この本読むだけで当時の世界各国がどういった状況か簡単にだけどわかって非常におもしろい。本当に絶対途中でやめてしまおうと思うことが何回もあっただろうけど、よく最後まで走り抜いたよな~。一緒に同行した女性のタバサなんて初めての旅なのにすごいなと余計思った。
    この旅の総距離65,067マイルって笑。
    これだけ旅したジム・ロジャーズが住んでみたい都市に東京を入れていたのがよかった。日本の記述めちゃ少なかったけど笑。世界旅してる時に車でTOYOTAって結構出てきてやっぱTOYOTAすごいなって思ったけど笑。
    色々見てたら日本って本当に恵まれた国だなって思った笑。

  •  投資家ジム・ロジャーズが奥さんとバイクで世界をツーリングしながら投資をして行くというお話。もちろんノンフィクションです。
     行く先々の社会情勢や、政治的成熟度をみながら、株を次々と買って行きます。各国の状況がよく描かれていて現代の世界情勢を知る上で大変参考になります。
     バイクが好きな人が、単なるツーリング物語として読んでもとても面白いと想います。
     それにしても、著者は大胆なことをしますねぇ。奥さんもよくついて行ったと思います。えらい!

    <帯より>
    壮大なる投資アドヴェンチャー!バイク初の六大陸制覇!!
    あのジョージ・ソロスとファンドを動かしたウォール街“伝説の男”が挑む大冒険!どの国が売りで、どの国が買いか。鋭い着眼点と歴史的洞察力−−−「まさに彼は投資界のインディー・ジョーンズだ」(米ダイム紙)

  • ジョージ・ソロスと共に、クォンタムファンドを立ち上げたマーケットの魔術師ジム・ロジャーズ世界中をバイクで旅しながら、この国は買いだとか、売りだとかをブツブツ言ってるかのような本です。それがむっちゃかっこよくて、投資の本質が書いてあるように思います。

  • 伝説の投資家が、BMWのバイクに乗って世界一周。歴史や地理的要因を踏まえ、それぞれの土地を見聞しているが、その洞察の深さは驚きです。今後、それぞれの国がどういう経済動向をたどるのかを様々予見しています。10年以上前の執筆ですが、現在の状況と照らしながら読むと面白いです。

  • 2006/07ごろ 購入

  • 本書は著者ジム・ロジャーズが1990年3月から91年11月にかけて、オートバイで世界を駆け巡った旅行記であるとともに、世界屈指の投資家の国際投資の足跡でもある。

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著者プロフィール

■著者略歴
ジム・ロジャーズ(Jim Rogers)
1942年、米国アラバマ州生まれ。イェール大学で歴史学、オックスフォード大学で哲学を修めた後、ウォール街で働く。ジョージ・ソロスとクォンタム・ファンドを設立し、10年間で4200パーセントという驚異的なリターンを上げる。37歳で引退した後、コロンビア大学で金融論を指導する傍ら、テレビやラジオのコメンテーターとして活躍。2007年よりシンガポール在住。ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスと並び世界三大投資家と称される。 主な著書に『冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界大発見』(日経ビジネス人文庫)、『危機の時代』(日経BP)、『ジム・ロジャーズ 大予測』(東洋経済新報社)『大転換の時代』(プレジデント社)がある。

「2023年 『捨てられる日本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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