- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532163990
作品紹介・あらすじ
著者にとっての教養とは、「生きていくために身につけるべき機能」のことである。狂言師が舞台をつとめるための教養は「型」である。その「型」を個性・経験でアレンジしながら使っていくことで表現になる。これが狂言の一つの道筋である。時空を超えて疾駆する狂言師「萬斎」はこうして造られた。
感想・レビュー・書評
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実に面白かった,一度野村狂言を観てみたいものだ。和泉流の流れをくむとは知らなかったが。しかし,題名にあるように,人をハードウェアに,狂言の型やカマエをソフトウェアとした,サイボーグに例える考え方は,古典や伝統だけに縛られない,現代とともにある狂言を標榜とする野村萬斎らしい考え方ではないだろうか。
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野村萬斎さんが書いた狂言の本。
若い時から連載してたエッセイをまとめたもので、失礼ながらだんだん文章がうまくなっていって、わかりやすくなっているなあと思った。
狂言をテーマ別にわかりやすく説明してあったりして、読みやすい。
萬斎さんの若い頃の写真もたくさん載ってます。 -
野村萬斎さんが好きで、書店で見つけて思わず購入。
狂言、またご本人のこれまでについてを細かに紹介されています。
なかでも、狂言をコンピューターに、狂言の「型」をソフトに置き換えての発想がおもしろい。とても分かりやすい説明がありがたい。
おかげで「狂言」「古典演劇」にちょびっと触れることができたように思いました。(思いたい!)
同時に、自分の無知っぷりにも気付くことに。
国際化といえど、日本の伝統を知らずしてではね・・・と。(シュン・・・)
最後は詩「僕は狂言サイボーグ」で締めくくられています。
美麗な(&おもしろい)お写真も沢山掲載されています☆
Fanのみならず、古典演劇にご興味のある方にもオススメです。-
「とても分かりやすい説明がありがたい」
芸の秘密を垣間見た感じですね!
この本は今度文庫になるので購入予定です。。。「とても分かりやすい説明がありがたい」
芸の秘密を垣間見た感じですね!
この本は今度文庫になるので購入予定です。。。2012/12/07
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野村萬斎って何を考えて生きているのだろう、という純粋な疑問から手に取ってみた。
とても現実的で論理的に一つ一つ詰めていく、それでいて心で感じることを忘れていない面白い人だと思った。ユーモアも独特でちょっと変わった人だな、でもそこがいいなあってさらに興味が湧いた。 -
著者は軽いエッセイのつもりで書いたのかもしれない。
読者にとっては現代において伝統芸能に取り組む人の格闘の記録であり、哲学書の類を読むような緊張を感じながら読みました。 -
ちりちりや、ちりちり。
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狂言の魅力というよりかは狂言とはどんなものか?という本。
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野村萬斎さんが、自分を狂言のサイボーグとして語る本。
堅苦しくなく、思うことを素直に語った内容はとても読みやすかったです。 -
美しい。
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2002年5月23日読了。
活動範囲も広くて素晴らしいですね。。。
活動範囲も広くて素晴らしいですね。。。