此処彼処

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
3.42
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感想 : 63
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  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532165376

感想・レビュー・書評

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  • 場所に関するエッセイ。
    テーマの決まったエッセイというのもおもしろくっていいな。
    川上弘美さんのことが好みなだけかもしれないけれど。ふふふ。

  • まだこんなに良いエッセイを、読んでいないままでいられた、読めて嬉しい。
    色々な作家のエッセイを読むのに、ひねくれているのでいつも「むむ?」とか「ええ」とか、心に引っかかるところがある。それが皆無なのは、今まで読んだなかでは川上弘美と江國香織だけかもしれない。なぜなんだろう....研究したいかもしれない。

    2022-73

  • 可愛らしい文章。憎めないところがある気がする。こう言う文章書けたらなぁ。

  • 小説かと思ったらエッセーだった。
    月ごとに淡々とした、短いエッセーが3編位ずつ。

  • 2015/08/18 読了
    往にいそぎする。
    私もそれだ。

  • 気軽に読ませてもらいました。

  • 場所にまつわるエッセイ。
    豆の話が印象的です。豆ごはんを食べる回数が決まっているなんて ( ´艸`) かく言う私も、たけのこご飯だけは食べる回数が決まってるかも。

    川上さんの文書はなんだかほっこりして好き。でもエッセイより、短編集の方が好きかな。

  • 本書のテーマは自分の場所である。

    それは、浅草、鶴巻温泉、銀座、琵琶湖といった地理上の場所であったり、
    近所のマーケット、好きな居酒屋、好きな旅館、好きな抜け道、好きなお花見の場所、思い出の大学寮、電話ボックスといった著者が「属している(いた)」と思われる場所であったり、
    新婚旅行で訪れた地や思わぬ拾いモノ(誰かの臼歯、骨董のメガネフレームなど)をした場所であったり。

    。・゜*・。 ・゜*・。 ・゜*・。・゜*・。

    H26.1.24 読了

    川上弘美のエッセイは好きだけれど、このエッセイはあまりのめり込めなかった。。。
    本人があとがきで書いているように、特定の場所を明記することでイメージが固定されてしまい、それによっていつものゆるゆるふわふわな雰囲気を感じられなかったからかもしれない。

    でもマダガスカルは、すごくすごく、好きだった。

  • (209P)

  • 川上弘美さんのエッセイは好きだ。もちろん小説も。
    多くの作家さんは、小説も書き、エッセイも書いているが、両方読む作家さんは、村上春樹さんと川上弘美さんくらいか。

    それくらい、好きなのである。

    エッセイはエッセイで不思議な日常が描かれている。

    「え」。「あ」。
    何回か出てくるこの言葉。いいですね。


    そして、無性に居酒屋に行きたくなります。

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著者プロフィール

作家。
1958年東京生まれ。1994年「神様」で第1回パスカル短編文学新人賞を受賞しデビュー。この文学賞に応募したパソコン通信仲間に誘われ俳句をつくり始める。句集に『機嫌のいい犬』。小説「蛇を踏む」(芥川賞)『神様』(紫式部文学賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞)『溺レる』(伊藤整文学賞、女流文学賞)『センセイの鞄』(谷崎潤一郎賞)『真鶴』(芸術選奨文部科学大臣賞)『水声』(読売文学賞)『大きな鳥にさらわれないよう』(泉鏡花賞)などのほか著書多数。2019年紫綬褒章を受章。

「2020年 『わたしの好きな季語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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