帝国ホテルの不思議

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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本棚登録 : 312
感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532167622

作品紹介・あらすじ

虚と実が溶け合った職人芸が花開く舞台。誰でも知ってる帝国ホテル、誰も知らない帝国ホテル…現場の仕事人から炙り出される、一二〇年の歴史と伝統が生んだ、摩訶不思議な文化の砦。

感想・レビュー・書評

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  • 高級ホテルあるあるから、帝国ホテルならではのおもてなしまでたくさん書いてあり読んだら帝国ホテルに泊まりたくなる本。
    ドアマンの「両替用のお札を、ポケットに用意」
    客の名前と顔だけでなく車両番号から運転手の顔までお経のように唱えておぼえてらっしゃる。
    フロントの「部屋割りのコントロールは神秘のパズル」
    当日客から得る「今日は結婚記念日」などの情報を後ろのコントローラーに伝え、当日部屋割りを決めていくという帝国ホテルならではの配慮は神技のよう、、。

    しかし目立つセクション以外にもシューシャインからテレホンオペレーター、施設部まで帝国ホテルのリーディングカンパニー精神が行き届いている。

    確かに外国人のゲストはネームプレートをつけていてもレディーファーストを徹底される。外資の高級ホテルのF&Bで働いたとき最初戸惑ったのを思い出した。

  • 「帝国ホテル」としての矜持。

    私とは違う世界が、意外と(距離的に)近くにあるんだと思った。
    バーに行く勇気はまだ無いけど、いつか泊まりたい!

  • 帝国ホテルのスタッフはどの部署も一流の職人のようだ。

  • たまたま泊まる機会があり、たいへん親切なサービスを受けたので手にとりました。
    各部門の方が本当にスペシャリストなのに驚き、まさに日本を代表するホテルなのだと思いました。
    また、機会があれば是非泊まってみたいホテルです。

  • いちど泊まってみたくなった。

  • 帝国ホテルの背景本

    働くことの誇り&プロ意識

    同じような心持で仕事をしていきたい。

  • 帝国ホテルはやはり噂通り日本を代表する場所であった。無知なので、大それたことは言えないが、読むうちに情熱とプライド持って働くってすごい。プロフェッショナルってすごい。
    俺も頑張りたい。いつか帝国ホテルに泊まるは、ひとつの目標になりました。

  • ホテルでの仕事なんて私には絶対に無理。意味不明な客のクレームとか聞けないしね。
    柿ピーってのは帝国ホテルで登場したらしい。戦後ピーナッツが無くて、柿のタネをいれたらしい。

  • プロフェッショナルですね。

  • ホテルで働く人、というとどんな仕事をしている人を思い浮かべますか?客室に案内してくれる人、フロントの人、レストランで働く人、掃除をする人…私たちゲストと接点の多いのはそのあたりの人たちだけど、ホテルでの仕事というのはそれだけじゃないんだなとまず気づかされ、驚かされる。

    様々な仕事に取り組む人たちを、筆者が一人一人インタビューしていくという形式で本がまとまっているんだけど、どんな仕事をしている人も、「帝国ホテルで働いている」というプライドを持って働いていることがとてもよく伝わってくる。帝国ホテルに入ったきっかけは人によって全く違うけれど、彼らの話を読んで(聞いて)いると、彼らが帝国ホテルを選んだというのはもちろんだけれど、帝国ホテルの、そしてその中のひとつの職場が彼らひとりひとりを選んだのかもしれない、そんな運命的な何かさえ感じさせられる一冊。面白い本です。

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著者プロフィール

1940年東京生まれ。慶応大学文学部卒。『時代屋の女房』で直木賞、『鎌倉のおばさん』で泉鏡花賞受賞。著書に『アブサン物語』『北の富士流』『アリと猪木のものがたり』『猪木流』『老人の極意』『老人流』等。

「2022年 『ゆれる階』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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