ライフ・イズ・ベジタブル: オイシックス創業で学んだ仕事に夢中になる8つのヒント

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
3.90
  • (25)
  • (39)
  • (25)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 302
感想 : 52
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532168216

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 宅配で食品を販売する「オイシックス」を創業した人の一冊。
    もともとオイシックス創業前からベンチャーを幾つか経験したうえで、マッキンゼーに一度入社し準備期間を経て、オイシックスを立ち上げたという経歴。

    まあ凄いと言えるのでしょうが、特に共感するような部分は無い。
    逆に何となく嫌悪感を抱いたのは、起業するジャンルにしろ進み方にしろ、まだ誰も目を向けていないニッチ市場だから儲かるのではないか、という儲け重視の目線がやたらと強調されている点。

    結果として有機野菜をビジネスとして選んだため、儲けだけではなく農業を維持するという社会的な使命も芽生えたようだが、そうでなければただの拝金企業を作り上げただけの経歴になったのではないか、と思う。

    儲けを出す、というのは最低限企業として必要な事ですが、それ以外の使命感が後付けで出てきたところが、人となりとして共感する点に乏しい印象だ。

  • ベンチャー企業の楽しさは、いかに当事者意識を持つことか、ということ。
    創始者には一人しかなれない。それ以外の人は、その創始者の思いと責任を仕事をしながら擬似的に体感し、想像し、会社を成長させることに集中できるかである。

  • ドロドロとサラッとのあいだ位の感覚が読みやすいベンチャー立ち上げ本

    有機野菜のネット販売で業績を伸ばしている、
    オイシックス社長の高島さんの本。
    自身の幼少期の話から学生時代の起業、会社員時代、オイシックス創業と現在までの歴史(どちらかというとピンチメイン)という内容。

    どちらかと言うと読み物に近く(当たり前か)、
    オイシックスのビジネス構造みたいな所には直接触れられている部分は少ない。
    ただ、競合や環境の話はリアルだし、多分らでぃっしゅぼーやだと思われる競合が、
    「生産者目線」で仕組みが作られている点もそうだなと思いました。

    特徴的に感じたのは、トーンというか文章のスタンスみたいな所。
    「はじめに」で書かれていたように、
    まだ成功したわけではない=道の途中にいる、という感覚の成せる技かもしれませんが、
    立ち上げ期の資金調達の話などの結構ドロドロしてもおかしくない部分が、比較的サラッと書かれていたり、
    農家さんや社員含め「人」に関する部分はかなり熱量を感じたりと、一人称で書かれている立ち上げ期の苦労話系にしては、
    ちょっと目新しさを感じました。

    意識されている部分なのかもしれませんが、
    世代的なものもあるのでしょうね。
    ご本人が書いていたように、
    10年以上前であれば大企業で出世競争に真剣に取り組まれていたようにも思います。
    年齢的もの社会が経済成長を前提にしていない世代ですし、
    年上はともかく同世代以下には結構受け入れられやすいのではないでしょうか?

  • 元気をもらえた!ネットベンチャーではなく、食品流通をネットで展開している会社なんだよな。

  • 華麗なる経歴と成長体験の持ち主
    自分の事がよく分かっているなという印象。
    自分が持っている力とこれから伸ばしていきたい力を把握した上でいろんなトライをおこなっていっている。

    1. 学生時代のベンチャー事業の挑戦
    2. コンサルタントとしての実務経験

    そして、一流の仲間に支えられている。自分に何が出来て、それを面白そうと集まって支えてくれる仲間がいる。普通の人には真似出来ないのかなという印象。

    1. 自分の出来る事
    2. 自分のしたい事
    3. それを実現する為に必要な能力、経験、人脈

    この3つが良く分かっているんだな~という印象。

    チャンスを得るための準備、チャンスを掴むための準備を日々頑張っている。人を巻き込んで何かを始める事に楽しさを見出している。どこかでブレーキーを踏んでしまう自分のブレーキを壊したい今日この頃

    心に残った言葉
    ・自分の生活から『落ち込む』時間をカット
    ・何に自分がチャレンジするか意思決定する
    ・目の前にある大問題を小問題にする
    ・自分の成長のために働くではなく成果を出す
    ・腹をくくって本気にならないと成長しない
    ・機会は能力と気概を持って奪いにいく
    ・単純作業をいかに楽しめるか
    ・大きな問題は楽しく解いた方がより良い解決方法を見つけられる
    ・何かを気に病んでる時間はマイナスでしかない
    ・問題は選べないが姿勢は選べる
    ・夢中時間率を最大にする
    ・リスクをとらない人生はリスキー

  • 農業について知りたくて読んだのだが自己啓発系だった・・・
    刺激にはなるのだが、成功?している人の行動力やバイタリティはすごいものがあると改めて思わされた・・・

    農業に関してもやはり自由競争や新規参入の必要性がわかる話で会った。農業ドシロウトの人間が参入して農家と消費者をつなげる。消費者の需要を的確に感知して供給する。
    農協などを通さず直接消費者に届き、消費者の声は農家にも届きモチベーションの向上にもつながる。こういった取り組みが何事においても求められているのだと改めて感じました。

  • Stage 1 学生時代
    転校生×虚弱体質×負けず嫌い=いじめられっ子
    1 対 1
    中高一貫の男子校に進学し、親元を離れて通学
    リーダー体験(ホームステイ、学園祭、体育祭、サークル)

    Stage 2 初めての起業
    インターネットとの運命の出会い
    経営体験(有限会社Co.HEY!)
    同じ仕事を二度としない
    レールオリレナイ コンプレックス
    サンクチュアリ方式ー一歩踏み出す「仕掛け」
    学生のうちにやっておくこと 仲間づくり

    stage 3 いったん社会に出て学ぶ
    マッキンゼー
    英語
    問題を細分化して考える
    勉強しようという生半可な気持ちではダメ。本気度が違う。人は、腹をくくって本気にならないと成長しない。
    「できるヒト」のふり

    Stage 4 開店準備
    畑違い
    海外の失敗から学ぶ
    業界の先輩から学ぶ
    世の中に役に立つビジネス
    消費者視点、お客様視点
    お金がなくたって、何事も楽しむ
    素朴な疑問

    Stage 5 Oisix 開店
    ネットバブル崩壊
    わらしべ長者プロモーション
    苦しいときは形から

    Stage 6 危機
    倒産の危機と配送センターの移転
    トラブルを楽しく解決する(テーマソングを決める、お菓子やジュースをたくさん買い込む。甘いものを食べてエネルギーをチャージしたところで、ミーティングを行う)
    トラブルをただの「つらい出来事」にするか、「充実した体験」にするかは、自分たちが選ぶ態度によって決まってくる
    降りかかる問題は選べないが、問題を解く態度は選べる

    Stage 7 小さな成功を重ねる
    おいしい廃棄物
    農家さんの台所に新商品のヒント
    野菜のネーミングには徹底的に凝る
    オイシックスらしさ

    企業理念
    豊かな食生活の提供

    サービス
    食卓サポート業
    五感で感じる美味しさ
    お客様の買いたいものを、僕たちが代わりに目利きして持ってくる

    人材
    体感主義

    生産者さんとのパートナーシップ
    「同志」関係
    農家 オブザイヤー
    「農業界のイチロー」発掘

    ダボス会議
    世界経済フォーラム
    Young global leaders

    Table for two

    外から目線
    空気読まない力

    Stage 8 震災、その後
    非常時において、トップはヒューマンリーダーとしての資質も問われることになる
    物流パニック
    オイシックス全力活動宣言
    食品汚染ー自主検査
    特命チーム
    被災地を実際に訪れる

    やれることは全部やる
    次の世代のリーダー(ヒューマンリーダー)
    「愚痴をいう人」「感謝する人


    Final stage
    夢中時間率
    高めるために成功は大切
    リスクをとらない人生こそ、リスキー

  • すごくパワーが出てくる本でした。
    そして食に関しての裏側も知ることができて
    すごく面白かったです。
    でも規格品外は私の親戚に農家がいるので
    いただく機会はありましたが…
    こういうことって貴重なんですよね。

    そしてビジネスの取り組みとしては
    本当に自ら動くこと、必死になることが
    大事だということ。
    特にピンチのときはなおさら。

    もっともっと
    農家のこと知りたいなぁ。
    私は一応そういう分野を学んでいたので
    すごく興味もありますし。
    もっと、食を知りたいです。

  • 2012年47冊目。

    オイシックス創業者であり、TABLE FOR TWOの理事でもある高島さんの著書。
    「ふりかかる問題を選ぶことはできないけど、問題に対する自分の姿勢は自分で決められる。どうせ解くなら楽しく」
    というメッセージ。
    学生時代から、チャレンジ精神とバイタリティがすさまじい。
    「自分、まだまだやりきれてないな」と思わせてくれる。

    オイシックスのお野菜食べたことありますが、本当においしかったです。
    ジューシー。

  • 話 盛り盛りらしいw
    前々から 輝かしいキャリアなのに 威厳より天然なキャラクタ=な感じがするのだが。
    3.11以降 のアップグレードが期待できる

全52件中 41 - 50件を表示

高島宏平の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×