信長燃ゆ 下

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
3.47
  • (1)
  • (10)
  • (6)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 59
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (401ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532170608

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 信長ではなく近衛前久の物語。戦国時代の話だが武の戦でない。政の戦。上巻では弱かった戦の描写は、下巻では心情描写が強化されて良かった。ただ光秀の心の揺れはもう少し深く読み込ませて欲しかった。いつの時代も表を動かすのは裏。裏は記録を残さないのがプロ。本当の歴史はわからない。後、第三者が物語を書くと言う設定は不要だった。

  • 凝縮された面白み。今年ラストに相応しい。来年もいい読書ができますように、いい作家、作品と巡り会いたいものだ。

  • (2001.05.02読了)(新聞連載)
    (「MARC」データベースより)amazon
    「明智の軍勢で信長を滅ぼし、義昭を都に呼び戻して幕府を再興せよ」 前久は女房奉書と宮さまの令旨を示し、信長を洛中におびき出す計略を光秀に打ち明ける…。『日本経済新聞』夕刊の連載を単行本化。

  • どうにもこうにも読みにくいというか、興味を持ちにくい文章だった。清麿はどこに行ったのか、この人いなくてもいいよね?期待して読んだ割りには残念賞。

  • 神道や寺社の力を削ぎ古い慣習を廃し、さらには朝廷を乗り越えて海のむこうへと羽ばたこうとした信長。その脚を引っぱったのは、変わることを拒んだ旧態依然とした勢力だったわけで…。<br>
    信長、晴子、前久、光秀、秀吉、それぞれの思いが交錯する後半部分は一気にページを繰った。これが前巻の冒頭のシーン・本能寺炎上につながるのだとは分かってはいても、違う結末を望みたくて。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

作家。1955年福岡県生まれ。久留米工業高等専門学校卒。東京の図書館司書を経て本格的な執筆活動に入る。1990年、『血の日本史』(新潮社)で単行本デビュー。『彷徨える帝』『関ヶ原連判状』『下天を謀る』(いずれも新潮社)、『信長燃ゆ』(日本経済新聞社)、『レオン氏郷』(PHP研究所)、『おんなの城』(文藝春秋)等、歴史小説の大作を次々に発表。2015年から徳川家康の一代記となる長編『家康』を連載開始。2005年に『天馬、翔ける』(新潮社)で中山義秀文学賞、2013年に『等伯』(日本経済新聞社)で直木賞を受賞。

「2023年 『司馬遼太郎『覇王の家』 2023年8月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

安部龍太郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×