秀吉の枷 上

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  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532170691

感想・レビュー・書評

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  • 「秀吉の枷(上)」加藤廣著、日本経済新聞社、2006.04.18
    374p ¥1,680 C0093 (2020.03.22読了)(2009.12.19購入)

    【目次】
    第一章 竹中半兵衛死す
    第二章 諜報組織
    第三章 覇王超え
    第四章 天正十年
    第五章 本能寺の変
    第六章 遺体は二度消える
    第七章 阿弥陀寺
    第八章 主をうつみ

    ☆関連図書(既読)
    「信長の棺」加藤廣著、日本経済新聞社、2005.05.24
    「国盗り物語 一」司馬遼太郎著、新潮文庫、1971.11.30
    「国盗り物語 二」司馬遼太郎著、新潮文庫、1971.11.30
    「国盗り物語 三」司馬遼太郎著、新潮文庫、1971.12.20
    「国盗り物語 四」司馬遼太郎著、新潮文庫、1971.12.20
    「下天は夢か 一」津本陽著、講談社文庫、1992.06.15
    「下天は夢か 二」津本陽著、講談社文庫、1992.06.15
    「下天は夢か 三」津本陽著、講談社文庫、1992.07.15
    「下天は夢か 四」津本陽著、講談社文庫、1992.07.15
    「鬼と人と(上巻)」堺屋太一著、PHP文庫、1993.05.20
    「鬼と人と(下巻)」堺屋太一著、PHP文庫、1993.05.20
    「豊臣秀長(上)」堺屋太一著、文春文庫、1993.04.10
    「豊臣秀長(下)」堺屋太一著、文春文庫、1993.04.10
    「秀吉(上)」堺屋太一著、日本放送出版協会、1995.12.21
    「秀吉(中)」堺屋太一著、日本放送出版協会、1996.04.30
    「秀吉(下)」堺屋太一著、日本放送出版協会、1996.10.12
    内容紹介(amazon)
    戦国大名一の出世頭、羽柴(豊臣)秀吉を主人公にした歴史小説は世にあまたありますが、この作品には「まったく新しい秀吉」がいると断言しても過言ではありません。その出生、そして人生にはいまだ多くの謎が潜んでいます。その謎を凝視していくと、晩年のバランス感覚を失った権力者の悲しき末路が見えてきます。著者は遺された歴史資料に書き落とされた“歴史の行間”に想像力をはばたかせ、驚くほどにリアルな新解釈を積み重ねていきます。その大胆でスリリングなストーリー展開で、上下巻合わせて1300枚の大作ですが、息もつかせず一気に読ませる作品となっています。

  • 秀吉のイメージがいまだに竹中直人なんですが・・・。<BR>信長に対する恐れだとか、子供が生まれない焦燥感だとかむっちゃリアル。

  • 加藤廣「信長の棺」日本経済新聞社の続編。
    本能寺の変の謎解きがテーマ。

  • なぜ秀吉は本能寺の変の後に中国からの大返しをすることができたのか!!
    本能寺の変の裏では何が行われていたのか!?

    秀吉が目指していたのは何か!!

  • 秀吉の信長を討とうとする気持ちや動機がよく書けていて、私でも「そうかもしれないな・・」という気持ちにさせてくれる本だと思いました。

  • 「信長の棺」を、秀吉の立場から描きなおした「秀吉の枷(かせ)」信長の最後をめぐる、秀吉の陰謀。歴史の裏を推理小説的に解いていきます。「枷」とは、鉄や木で作り、罪人の首・手・足などにはめて、からだを自由に動かせないようにする刑具。 来週、下巻に突入。

  • 感想は下巻で。

  • 自分の知っている秀吉像とけっこうかけ離れていて驚きだった。信長には忠誠をつくしていた人物だと思ってた。

  • 歴史小説って、数多く出ていて、その中でも有名な武将は、色々な人物像が語られている。
    権力を手に入れる前の秀吉というと、信長に忠実で、明るく、誰からも好かれるキャラクターで描かれることが多い。
    今回の話では、秀吉が本能寺からの抜け道をふさぐことで、間接的に信長を殺すという内容。
    まあ、確かに謀反を起こしたのは明智光秀だが、魔王として君臨し始めた信長を秀吉や竹中半兵衛が危険視していても、おかしくない状況ではあったと思う。
    この本では、織田信長のイメージを、ちょっと落としている感じ。
    信長好きの人には、ちょっと受け入れにくいかも。
    やはり、イメージとしては、信長は本能寺で敦盛を舞いながら、焼け死んでほしいですよね。
    抜け道で、焼け死んだんじゃ、ちょっとなあ。
    でも、実際、この本で読む信長のイメージで、信長が全国を統一したら、恐怖政治が支配する恐ろしい国になってたかも。

  • リタイアしてから75歳で、作家デビューですか~、楽しいライフワークでいいなぁ~♪

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著者プロフィール

加藤 廣(かとう ひろし)
1930年6月27日- 2018年4月7日
東京都生まれ。東京大学法学部卒業後、中小企業金融公庫(現日本政策金融公庫)に勤務し、調査部長などを歴任。山一証券経済研究所顧問、埼玉大学経済学部講師を経て経営コンサルタントとして独立し、ビジネス書執筆や講演活動を行う。
50歳頃から、人生を結晶させたものを残したいと考えるようになり、歴史関係の資料類を収集。2005年、『信長の棺』で作家デビュー。当時の小泉純一郎首相の愛読書との報道があって一気にベストセラーになり、高齢新人作家としても話題になった。のちに大阪経済大学経営学部客員教授も務めた。
『秀吉の枷』『明智左馬助の恋』を著し、『信長の棺』を含めて本能寺3部作と称される。ほか『水軍遙かなり』、『利休の闇』。その一方で『戦国武将の辞世 遺言に秘められた真実』、『意にかなう人生 心と懐を豊かにする16講』など歴史エッセイや教養書も刊行を続けていた。

加藤廣の作品

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