- Amazon.co.jp ・本 (403ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532171162
感想・レビュー・書評
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自分さえよければいいという人間と理想を求める人間のせめぎ合いが面白い。
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パワハラから会社を揺るがす話になるとは思わなかった。また一つ一つが独立した話としても読めるので少しずつ繋がっていく感じは爽快。誰もがそこに至るまでの過程があり、全てを否定することは出来ない。だけど嘘偽りはどこかで暴かれていくものなのでしょうね。
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企業の不祥事を題材にした連作短編集。
企業の良心と言える八角がパワハラで社内倫理委員会に訴えた理由には、部品の強度不足という秘密があった。
各章ごとにメインとなる人がいて、それぞれの立場から社内事情が描かれる。
池井戸作品としては物足りない面もあり★★★かとも思ったが、作者を考えなければ★四つの作品。 -
会社が大きくなればなるほど、不正は大きくなる。
その秘密を会社ぐるみで隠すようになったらおしまいだ。
池井戸潤得意のテーマで仕上げた短編連作集。 -
池井戸潤最新作読みました。
登場人物のショートストーリーが散りばめられていていろんな視点で楽しめました。
何のために仕事をするのか?ということを改めて考えさせられました。
たくさんの給料をもらえるように頑張るのも大事。だけど…
『魂を売っちゃった』なんて表現がありますが、自分自身は絶対にそうならないようにと思いつつも、いろんなシーンで我慢をしたり、自分の信念を曲げたりすることもあるなぁ。って自分の信念ってこれだと言えるくらい強いものを持っていないかもしれないとも反省してみたり。
以前呑んだ時に友人と話したことを思い出した。『自分の子供たちに自慢できるような親父でありたい。』なんてこと言ってたな。
と言うよりも、自分で自慢するのでなく、子供たちが私のやってきたことを見て、親父がやってたことは間違っていなかったと言ってもらえるようになれたらいいな。 -
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2012/11/12
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2013/03/02
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ある企業内での連作短編集。
読み応えはあったんだけど、誰に感情移入したらよいかわからないうちに終わってしまった…。 -
会社の不祥事が明らかになっていくお話。中盤でなんとなく展開が読めてしまうが面白かった。
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男の世界にも小競り合いというか蹴落としというかそういあった状況が存在するんだなぁ。
女の世界だけかと思っていた。
周りに流されて行動するというよりも、どんな状況でも自分をしっかり持って行動したいものだと痛感。 -
正直言って期待はずれ。ひとつひとつの内容は悪くないが、会議と紐ずける必然は無いと私は思います。空飛ぶタイヤの頃に比べて質が落ちているように感じます。好きな小説家なので、頑張って欲しいです。