- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532171322
作品紹介・あらすじ
いずれ俺は死刑だ。その前に会いたい人がいる。極刑を受けた男が拘置所に収監された長い時間。恋人や肉親、拘置所の刑務官、裁判官、その家族や友人の人生まで変えてしまった…。まったく新しい"獄中小説"の誕生!第6回日経小説大賞受賞作。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
1人の死刑囚のために翻弄された女たち。それぞれが、この人のために生きてきたんだろうなと(フランクルを読んだ後なので)思う。最後はできすぎか。
-
極刑を受けた男が家族や友人、裁判官、刑務官の人生まで変えていく。死刑囚の心情や行動は、その人々によって語られるが、実際にどうしているのか、どう思っているのかはわからない。女性刑務官は違反行為をし、男性刑務官は友人になった。恋人だった女性は子どもを宿していた。関係する人々が出会い繋がっていく。
-
なんで梶山が殺人を犯したのか?にまったく触れることなく終わってしまったので、共感も反発もできずじまい。少し期待はずれだった。
-
で、なんで梶山さんは頭がいいはずなのに、罪を犯したんでしょう…?
-
初読みの作家さん。刑務官、刑務所、普段関わりがないので、興味深く読み進めた。
とにかく装丁が怖すぎ。 -
題名に「女たち」とつけるほど、物語の中で女は強調されていなかったかな?
刑務官という馴染みのない職業が描かれていて、それが知ることが出来たのは面白かった。
土橋くん、どうなったんだろう?
ってのが、一番気になるところ。 -
中間から貰った本なので、
評価はせず。 -
刑務官という職業には普段なじみがないので興味深く読んだ。目にする機会などないのでどこまで本当のことなのかわからないが死刑執行に関わる様子などは生々しい。糸鋸を受刑者に渡すことなど現実的に起こりうるものなのか。受刑者と刑務官が親しくなることは有り得るだろうが。
-
ある死刑囚を取り巻く人々の物語で日経小説大賞受賞作とあったので、期待して読んだが正直残念な作品だった。
登場人物が次々と変わり、時間や状況も都合よく一気に飛んでしまうように感じた。もっと踏み込んで描いて欲しい部分がサラッと飛ばされてしまうのが、読者としては拍子抜けに感じてしまった。
タイトルの意味も最終章がそうあるだけで、唐突過ぎる気が・・・
この前に読んだのが死刑囚と向き合った「教誨師」ドキュメンタリー作品だっただけに、この作品が薄っぺらく思えてしまい残念でした。