経済ってそういうことだったのか会議 (日経ビジネス人文庫)
- 日本経済新聞出版 (2002年9月3日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532191429
感想・レビュー・書評
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経済とは何か、そういう基礎の基礎から解きほぐして、分かりやすく説明する本。
経済学部で学んだことがない者とか、普通の高校生くらいでも読めてしまうくらい、平易に書かれている。
その意味で、ビギナー向けの分かりやすい本だといえる。
しかし、本書は、著者の偏った考えが部分的に垣間見えるため、そういう考えを選り分ける注意が必要なので、そういう意味で、逆に高校生にはお勧めしづらい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
電通出身のクリエイターが経済学者と対談形式で社会の身近な疑問を投げかけ、初学者にも分かり易く解説していく。貨幣、税金、投資、企業など、扱うテーマは難しくないが、関連するトピックを拾いながら、そもそもの定義や日本と他国のシステムの違いなどを、順序立てて説明しており、非常に為になる。
また、少子高齢化や年金問題など、日本が抱えるもう少し踏み込んだ問題をテーマにして続編の話も聞いてみたいと思った。
用語解説は各所に見られたが、話の中では当時、あるいは過去数十年の経済情勢を前提にして議論が進められているため、自分の勉強不足ではあるが、もう少し詳しい解説が欲しい箇所もあった。
以下は特に興味を持ったトピック
・日本企業におけるコーポレートガバナンスの必要性
・日経平均とダウ平均株価
・日本税制度の垂直的公平性が生む不当性、納税制度(源泉徴収)による国民意識の欠如
・出口戦略の重要性
・失業率という統計の不確実性
・M字型就労から見る女性労働の課題 -
根本からの説明がたくさんあってわかりやすかった。続編も出してほしいなー
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151123 経済“エコノミクス”という言葉は、共同体のあり方“オイコノミコス”に由来するという佐藤氏の“発見”から、本書はスタートする。
対談相手は、小泉内閣で財務を担当した竹中平蔵氏。貨幣とは?株とは?アメリカ経済とは?EUとは?経済問題を身近な例え(牛乳瓶のフタ)で質問・解説する本書の構成は斬新で、経済素人にはそうだったのか!と目から鱗の内容であることは間違いない。 -
経済の成り立ちから動きまで、非常に分かりやすく説明してくれる書籍。頭にするする入ってくる。
情報が古いだろうけれど、個人的には基本知識をさらうのには丁度良かった。 -
佐藤雅彦と竹中平蔵の経済の基本についての対談をまとめた本.2000年の発行ということで少々状況は変わってきているものの,通貨,税,投資などについて分かりやすく解説している.中高生でも「経済って何だかおもしろい!」と興味を持つきっかけになるし,多少知識がある人にとっても歴史や思想に触れつつ解説しているのでためになると思う.
国を越えて相互干渉するダイナミズムがある程度頭に入ってくると,本書で取り上げている身近なアメリカ,アジアの経済の成り立ちにもかなり興味が湧いてくる. -
元電通マンと新自由主義の旗手、二人とも慶応の教授という、いけ好かない(笑)お二人の対談。
経済の基本がとても分かりやすかったです。
パソナの話も出て来て(現在竹中氏はそこの会長)、どういう考えであんな政策を推し進めてたのか、理屈はわかりました。 -
150117①
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経済の基本がわかる本。わかりやすく書かれているので、リファレンス的にも良いかも。
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経済の根本的な話が分かりやすい。