保守政権の担い手

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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本棚登録 : 78
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (586ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532193737

作品紹介・あらすじ

戦後の荒廃した日本を世界のトップへ-。岸信介、河野一郎、福田赳夫、後藤田正晴、田中角栄、中曽根康弘-保守政権を担った首相クラスの六人が自らの生い立ちと激動の政治人生を語る。日本の戦後史を理解するための一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 都合の良いことしか書いていないと認識して読まないといけない、政治家の言うことは鵜呑みに出来ぬが古今東西世の常です。
    その上でですが、まぁ子供時代の思い出は当方にとっては正直面白くない、その意味で田中角栄編が一番詰まらん。でもこのやり口、いやもといこの正直さを前面に押し出した語り口にコロリと行くのかもしれないですな。最近の角栄ブームについてはおかしくないか?と率直に思うのですが、こういう大衆に寄り添ったように見える強力なリーダーシップをいつの時代も凡百の多くの市井の民は求めるんでしょう。

  • 本書は、日本経済新聞の人気コーナー「私の履歴書」より保守政権を担った首相クラス六人政治家の連載を収録したものである。
    岸信介は官界に入るまで。河野一郎と田中角栄は政会の実力者(田中の場合はまだ首相になっていない時点である)として回顧している。福田と中曽根は、首相退任後に回顧する形となっている。

    ある程度の予備知識がないと読んでいて難しいかもしれない。
    基本的に学生時代しか回顧していない岸信介のものは、正直物足りなかった。
    河野一郎も誰それといった感じであったが、戦前からの党人派の回顧録は、面白く読めた。後藤田正晴は、現役の政治家時代に連載されたものであり、内容が不十分である。他の伝記類の方が充実しているので、本書はダイジェストとして読む方がよかろう。
    毀誉褒貶はあるのだろうが、中曽根康弘の記録を読むと溜息が出てしまう。
    首相になったら何をするのかという準備をしっかりした人である。民主党の政治家には是非読んでほしい一冊であるが、略歴や年表が無いため、一般人にはとっつき憎いと思う。

  • 後半の三人,後藤田 正晴, 中曽根 康弘, 田中 角栄を読む.このシリーズを読んできたが政治家が一番つまらない.それは、何を書いても自己弁護、自己正当化の気配がするからだ.その中で, その中で田中角栄は率直な記述(あるいは率直にみえる記述)で、冗長であるが、読んでいて嫌みがない.人気があったのもうなずける.衆議院当選で終わっているのは残念.

  • 田中角栄の回想が貴重。その他政治家の赤裸々な告白が驚き。

  • 5/1

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