- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532196172
感想・レビュー・書評
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”会議”におけるあるある。
会議が始まってから議論する内容を確認する。
議論が脱線しても、放置されている。
終了時点で次のアクションが明確になっていない。
誰にでも経験があることだと思います。
本日ご紹介する本は、
このような効率の悪い会議を改め、
効果の上がる実用的なスキルを提案した1冊。
ポイントは
「準備と確認」
会議にもいろいろありますが、
主な会議の目的は意志決定を行い
関係者が意志決定のプロセスを共有すること。
意志決定のスピードが早いほど、
物事は早く進めることができます。
そのためには、意志決定を行うための
十分な情報が事前に準備されていることが大切。
意志決定したことに対して、
”誰が”、”何を”、”いつまでに”、が
明確になることが重要です。
「目的の明確化」
会議にあたって、会議の主催者は、
自分の意図するところを事前に
明示する必要があります。
ゴールが分からないと、どうなれば
会議が終えられるのか分かりません。
「資料」
会議資料は1枚の要約版があることがベターです。
その他、具体的内容が数枚と補足データ等の添付資料
があればベストです。
要約版がなく、会議の中で、いきなり細かなデータを
脈絡なく見せるようなことは避けましょう。
「議事録」
議事録の目的は
①次のアクションを明確にすること
②情報を共有すること
③証拠を残すこと
です。
次のアクションは、やる内容だけで終わるのではなく
誰が、何を、いつまでに、を必ず決めることが重要です。
人によっては、会議をたくさんやる会社は、
”大企業病”とか”効率が悪い”
というイメージがあるかもしれませんが、
効率良く、やるべき事をどんどん決めるための会議であれば
やればやるほど、物事がどんどん進んで行きます。
ぜひ、読んでみてください。
◆本から得た気づき◆
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「意志決定の差」が企業の明暗を分ける=意志決定は会議で行われる=勝者と敗者の差は会議の差
悪い会議の共通項=①準備が不十分 ②脱線、紛糾、演説などが発生しても、放置されている ③終了時点で次のアクションが明確化しない
よいアジェンダ、よい資料を作り、他人の時間を尊重する姿勢は、チームワークで行う仕事において非常に重要
具体的に答えられる質問を投げかけることが、議論を前に進めるコツ
意味のある議論が行われない最大の原因は、論点が不明確
コアプロセスに関わる管理データは、いつでもアクセスできる仕組みを整えておくことが基本
議事録の目的=①次のアクションを明示する ②情報共有 ③証拠を残す
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◆目次◆
第1章 ダラダラしないために―段取りの技術
第2章 会議の効果を上げる―資料作成の技術
第3章 演説・非難・沈黙を撃退―仕切りの技術
第4章 ベストな結論を出す―議論の技術
第5章 アクションを明確にする―確認の技術
付録 演習問題
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◆マインドマップ◆
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ダラダラ会議、非生産的会議をどのように変えたらいい会議に変わるのか。他書でも多く書かれているノウハウがここでも満載されている。鍵となるのは「ゴール設定」「ファシリテーション」「ビジュアル化」。
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ハウツー本にしては実践的と感じました。上の人(会議だけやっていたい人)は嫌がるだろうなあ・・・^^; 残念な会議は、誰のせいでもなく皆のせいなので、文句言ってる部下もやるべきことはあるだろうと感じる1冊。
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会議のツールが具体的に紹介されていて理解しやすい。会議の準備から、仕切り、会議後のアクションまで解りやすく説明がされている。付録の演習問題で内容の理解を深めることができる
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初歩的なことから記述されている。この手の本を読んだことがある方には物足りない感じ。