「権力」を握る人の法則

  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532197148

作品紹介・あらすじ

会社で出世するには、何を、どうすればいいのか?コネの作り方から人脈の開拓法、権力者らしい話し方、周囲の評判を上げる方法、不遇の時代のやり過ごし方まで、「権力」を握る人の法則をスタンフォード大学の著名教授が解明!ビジネススクールで教える人気講義を元にしたベストセラー、ビジネスマンの永遠のバイブルがついに文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったところ:
    第一章の、いくら仕事ができても昇進できない
    これはその通りで誤解されがちなんだけど、上司が昇進してコイツを後釜に据え置こうと思わなければ昇進できない。
    又は、上司の、さらにその上がコイツにチェンジさせようと思わなければ昇進できない。
    いずれにしても昇進は上次第。それが実態だからこそ物語なんかでは愛想が無くても実力で昇進なんて幻想チックな話が生まれる。

    もう一つは、これは盲点だったが、第4章の出る杭になれの一節、頼み事は案外うまくいく。
    頼み事は、頼む方もハードルが高い。なぜなら断られる事を想定して頼む前から委縮してしまうから。
    ところが頼まれた方の「断る」という心理的なハードルの方が高い。
    そして頼みごとを引き受けたことで、頼んだ人間に好意を抱くという。なるほどなあ!!!
    これを知っただけで、この本を読んだ甲斐があった!!!
     
    Amazonより--------
    何をすれば出世できるのか? コネ作り、人脈開拓、権力者の話術、周囲の評判を上げる方法、不遇の時代のやり過ごし方まで、「権力を握る人」の法則を著名教授が解明! ビジネスマン必読のバイブル、待望の文庫化。
    出世に必要な「7つの資質」を、スタンフォード大学ビジネススクールの著名教授が長年の調査研究をもとに明らかに。

  • 組織に所属する人には一読の価値アリ。

    権力と聞くと大仰なものを想像しがちだが、要は自身の影響力のこと。上手に磨き、昇進に限らず自分の望む仕事や、社内で有利なポジションを手に入れるチャンスを高めましょうというのが本書の趣旨。そのため組織に属する一員であれば、処世術の観点から多くのヒントが得られるはず。

    内容が的を射ているだけに、上司や利害関係のある同僚から本書を紹介されることは無いと思う。幸いにも自分がこの本に巡り会えたことに感謝したい。

    ※下記、特に気になった見出し

    ・世の中は公平・公正ではない
    ・リーダーシップ本は眉唾である
    ・実績と昇進は関係ない!
    ・自分に有利な評価基準にする
    ・上司を気分よくさせる
    ・頭がよくても出世できない
    ・上り調子の部門、下り坂の部門

    #StayHome

  • 権力を握りたいというわけではなく、権力を握っている人の思考を知りたくて読んだ。
    理解は深まった。自分がそうなろうとは思わなかったが。

  • いわば「影響力の武器」に記載のテクニックを権力、出世のために使う方法を事例をもとに記載した本。実践的。

  • オーディオブックで聴取

  • タイトルの意味を知るため、読みました。最も印象的だったのは、政治的駆け引きや権力闘争がなければいいのに、と言っても始まらない。自分には状況を変えることができると考えること。です。他のリーダーシップ本とは一線を画しますが、本書の内容が真実に近いのでは、と成り立ちと実感から思いました。

  • 初めになぜ権力を持った方が良いのかから始まり、その後は権力を持つまでの過程や凋落などのケーススタディを見ていく本。個人的にはあまり権力思考ではないので、なぜ権力を持つのが良いか、もう少し説明があればもっとのめりこめたかなと思う。自分が考えているよりももっと大胆に振る舞っても問題は起こらないし、チャンスは掴めない。ただ仕事ができるだけでは権力は握れず、それなりの方法が必要。

  • 2021.11.28 読了
    権力掌握の経験則が納得のいく形で整理されていた。再読する価値あり。

  • 現実には、実力は不要な時さえある。

    知るを知ると為し、知らざるを知らざると為せ。これ知る為り。

    行動は言葉より雄弁

    誤った価値観を善意で押し付けないでくれ

    ウィンストン・チャーチル
    民主主義は最悪の政治制度だが、これまでに存在したあらゆる政治制度よりマシだ

    エレノア・ルーズベルト
    あなたが自分から言わないかぎり、誰もあなたを劣った人間だとは思わない

    ゴルダ・メイア元首相
    まだそれほど偉大ではないのに、そんなに謙遜することはない

    ショーボート
    好きなことができる人間が運のいい人間というものさ

  • 自分には無理。研究結果であるように早死にしてもやむ無しと思った。

    関係を築いたりうまく立ち回ることが困難。
    生きていきづらいと感じることが多いため
    うまく立ち回れる方法がないかと手にしました。事例が沢山紹介されておりイメージがしやすかったがその分自分にはできそうもないなと絶望感を味わった。

    どのような視点で上層の方々が判断をしているのか理解が深まった気がします。

    権力がない人、ヒエラルキーの下層にいる人は情報の人よりも死亡率が4倍も高い。しかも遺伝や喫煙や肥満という要因を差し引いても変わらないそうです。嫌だな、嫌だなぁ。

    権力を持つための方法も掲載されていますが、権力を手にしたら失われるものとして『自由』が挙げられていた。自由を失ってまで得たい人生などない。早く死んでもまあいいかと思った。

    また身近にいる社内政治の上手い人がいかに上手くこれらを実践しているのかよくわかった。

    能力には出世は関係ないというのにも絶望した。会社などに頼らずいつでも独立することができる能力を持って生きたい。権力なんて消えてしまえ

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著者プロフィール

スタンフォード大学ビジネススクール教授(トーマス・D・ディー2世記念講座)。
専門は組織行動学。資源依存理論の提唱者として知られる。スタンフォード大学でPhDを取得後、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校、カリフォルニア大学バークレー校で教鞭を執り、1979年にスタンフォード大学の正教授に就任。これまで16冊の著作を持ち、150本以上の論文を発表。オランダのティルブルフ大学から授与された名誉博士号のほか、数多くの受賞歴がある。スタンフォード大学で教える傍ら、ハーバード・ビジネススクール、ロンドン・ビジネススクール、シンガポール経営大学、IESEなどで客員教授や講師も務める。主な著書に『「権力」を握る人の法則』『悪いヤツほど出世する』『社員が病む職場、幸せになる職場』などがある。カリフォルニア州ヒルズボロー在住。

「2023年 『出世 7つの法則』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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