サイゼリヤ おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 64
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532198022

感想・レビュー・書評

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  • 根性論なし。創業者である正垣さんは理系なだけあって、全てが理論に基づいている点は驚いた。店舗の売上は立地等が影響し、悪くても店長は責めない。店長にはいかに省力化するかを評価項目としている点はなるほどと思った。ピンチはチャンスと捉え、他責化しない、私も心がけていることだが、改めてこの考え方は間違ってないと思えた。本自体は、同じ内容が繰り返し記載されている事が複数見受けられたが、読みやすい内容ではあった。

  • 愚直な経営理念が生んだ巨大外食チェーン。
    サイゼリヤとの出会いは高校生の頃でした。
    高校生でも食べられるイタリアンレストランとして当時も友人たちとよく食べに行ったことが思い出されます。
    20年以上経った今も価格面でも大きな変化はなく、当時と同じように学生たちにも手軽な存在であることに驚きを感じます。
    何気なく手に取った本書でしたが、安かろう悪かろうと潜在的に染みついてしまっていた意識のせいか、圧倒的な安さの裏にある創業者の愚直な理念と企業努力には驚きを隠せませんでした。
    チェーンならではのメリットを最大限に生かし、できる努力をし続けることが、三方良しの経営を成り立たせる秘訣なのだと感じました。
    良い時に甘んじてしまうか、更に先への努力を続けるかが、人間も組織も分かれ道なのだろうと改めて思いました。
    個人的には死筋の判断をについては、改めて見直したい点でした。

  • 何も知らない人が読むにはちょうどいいくらいの内容。短いから読みやすい。ただ、深みはないので、それぞれはもっと掘り下げられるかな。

  • 「成功体験から学ぼうとする人がいるが、成功とはまぐれであり、そこから何かを学ぶのは難しい。失敗を繰り返し、その経験を学んでこそ成功に近づける。」
    これが一番印象的でした。

  • 数字の感覚は他企業と比較検討する必要がありそうだが、ありがちな自伝よりはベーシックな数字に言及し、それを貫徹しているところが好感。要因分析の際に外部要因を排除することを説くが、外部要因での成功を内部要因によるものと誤認する虞にも触れて欲しかった。

  • 「異常事態の時には平時にはできないことができて、平時には考えつかないことをひらめく。異常事態は新しい力やアイディアを生むきっかけになる。」力になる言葉です。

  • はじめに
    文庫版まえがき
    第1章 「客数増」がすべて
    第2章 十分な利益を確保するには
    第3章 リーダーと組織の在り方
    第4章 逆境を乗り越える
    第5章 ずっと繁盛する店になるために
    あとがきにかえて 有力経営者が語る「正垣泰彦」 似鳥昭雄

  • 飲食店経営に興味がある方は必読。
    その他のビジネスマンにも役立つTipsが豊富(所感としては5割は前者向け)

    ・時間を作る基本は「整理整頓」
    ・売上増加よりコスト削減に注力
    ・異常事態は従来のやり方を変えられるチャンスという意識を根付かせる

著者プロフィール

サイゼリヤ創業者
1946年兵庫県生まれ。67年東京理科大学在学中にレストラン「サイゼリヤ」開業。68年の大学卒業後、イタリア料理店として再オープン。その後、低価格メニュー提供で飛躍的に店舗数を拡大。2000年東証一部上場。2009年4月、社長を退任して会長就任。

「2016年 『サイゼリヤ おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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