- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532261283
感想・レビュー・書評
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オーケストラの指揮者に求められるものが、リーダーのそれと同じであることが分かった。メンバーのことを把握したうえで、任せるところは任せ、全体をみて方向性を示す。また、第九についての曲の詳細も知ることがてきる。
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指揮者のリーダーシップを例として、全ての組織に通じることが書いてある。
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特に指揮者に限った話ではなく、
リーダーには何が必要か、力強く語られている。
何となく全体的に確固たる自信に溢れている印象があり、
説得力がある。 -
人間科学部小松先生の著書です。経営やマネジメントに興味のある方にお勧めする一冊です。読むと新しい発見があると思いますよ。
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
解釈、構想、共有、実現が指揮者の責務
オペラの指揮は危機管理
指揮者は学者肌と親分肌
清濁併せ呑む でなく、濁を抱き込む -
音楽ファンからみても不思議なことのひとつは、クラシック音楽における指揮者の役割。ほんとに指揮者って必要なのかな。。と。
本書は見事にその問いに答えてくれます。現役バリバリの指揮者である著者が語る、指揮者の役割、舞台裏。特に、リハーサルにおける演奏のプロである楽団とのコミュニケーションについては、ビジネスにおけるコーチングを想起させるものがあり、面白く読めました。ただ、ビジネスでは、プロではない社員もいて、こういう社員に対するコミュニケーションは、指揮者のそれとは異なるとは思います。
最後に、ベートベーンの第九について詳細な解説があり、この名曲がさらに身近になりました。読了後すぐに第九を聴いたのはいうまでもなし。。