男のハンバーグ道

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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本棚登録 : 82
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532262761

感想・レビュー・書評

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  • 1つのレシピを(今回はハンバーグ)をいろいろ試しどうすれば一番おいしく作れるかを研究した世界でも珍しいレシピ本

    1章 こねるほどおいしい?
     こねるとジューシになるのでこねるべき
    2章 安い肉がうまい
     意外と安い部位の肉がおいしい
    3章 ルーツはふたつあった
     省略
    4章 卵もパン粉も必要ない!
     ハンバーグに入れる副材料(タマネギなど)
    5章 キャッチボールは必要か
     最後の手軽にできておいしい作り方がかいてあった。

  • 最近、我が家でもハンバーグを焼いて、ジューシーだ、いささか硬いなどと言いながら、休日のハンバーグ道を極めようとしている。ミンサーまで買ってきたワハハ
    掃除が大変そうだが見て見ぬ振りをしている。
    私は長年の家庭の味もおいしいと思うが、男の料理はジューシーさに拘りがあるようだ。
    この本を見つけたので買ってきた。ブームが去ったら、またハンバーグ作りが戻ってきそうなので、読んでみた。

    さまざまな条件で作ってみている。肉の種類、オーブンかコンロか、パン粉の有り無しと割合。肉はミンサーでひくか、スーパーで買うか。装丁したケースを実験した結果が面白い。
    そして出来た最強のレシピは、こだわりのスパシャルハンバーグ。

    キッチンで出来る超ジューシーハンバーグ
    時間もお金もかかるスペシャルハンバーグ
    時間もお金もかからない節約&劇うまハンバーグ

    私は三番目を採用する。
    最小の時間と手間で、最大のパーフォーマンスを発揮するレシピ。

    《材料(二人分》

    牛豚合い挽き肉 200グラム
    牛乳300ミリリットル程度
    玉ねぎ 中1/4個
    塩 小さじ1/2弱
    サラダ油 大匙
    黒胡椒 適量

    《作り方》

    ① 牛豚合い挽き肉をボウルに入れて牛乳をそそぎ、箸でよくかき混ぜ、すぐざるにあげる、軽く汁気を切ったら。別のボウルに移す。
    ② ①に塩を加え、すりこ木で一分半ほど、肉に吸い付くようになるまでこねる。
    ③ 玉ねぎをすりおろして、すべて②に加え、木へらで混ぜる。肉だね刃これで感性なので、二等分して、熱さ3センチの小判型に成形する。
    ④ フライパンにサラダ油をひいて中火にかけ、180度になったら③を入れる。焼き色がついたら裏返してふたをする。
    ⑤ 3分ほどしてフタをあけ、ブヨドロのアクがハンバーグに付着していたら、キッチンペーパーで拭き取り、再びフタをする。もし薄けむりがあがったり、バチバチとはぜる音がするなら、火を少し弱める(180度をキープするイメージ)
    ⑥ さらに3分ほど焼き、裏面にも焼き色が着いたら完成。2~3分休ませて供する。食べる直前に黒胡椒を振る。

  • 世界一長いレシピ=新書一冊で肉汁溢れるハンバーグを追求する。こね方から肉選び、玉ねぎは生か炒めるか?いくつもの選択肢を掲げて試食比較を徹底的に行う過程は脱帽ものである。‬

  • 「男のパスタ道」を読んだあと興味があったにもかかわらず、あちらこちらで「読むだけで胸焼けした」と評されている本書は手に取る気がしませんでした。冒頭から相変わらずの度を越した凝りようで、何度声を出して笑ったことか。試食のために毎朝5時に起きて、朝っぱらからハンバーグをひたすら食べ続けること3ヶ月。ほとんど気が触れています。最後に紹介されている「時間もお金もかからない節約&激ウマハンバーグ」はぜひ試してみたい。

  • 企画と文章ががっちり噛み合っている。
    非常に面白い企画だし、何より文章が本当にうまい。僕はこういう文章が書きたいんだ!と悔しくなるくらいうまい。
    ともすれば退屈になりがちな「レシピ本」だけど、読み物として極めて質が高い。

    このシリーズ、12巻くらいまで出してくれんもんか。次は餃子希望。

    あ、あと蛇足ながら、究極のレシピとして「牛乳+コンソメスープ」あたりを加えたらどうなんだろうとちょっと思った。

  • こんなに暑苦しく胃もたれしそうなレシピ本は初めて!明日は野菜を思いきり食べよっと。

  • 最後のレシピを試そう

  • 「男」「道」、たいていこんな言葉を含む本は読む人を選びます。たかがハンバーグ。されどハンバーグ。

  • よくもまぁ。

  • 粘りやうまみの元となるミオシンはアクトミオシンに変化してしまうので失われやすく、冷凍保存していても減っていく。よく使われる部位のスネ肉には、ATPも大量にあるので、うまみがつよい。

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著者プロフィール

1977年、神奈川県生まれ。関西大学社会学部教授。専攻は福祉社会学、家族社会学、子ども社会学。著書に『はじき出された子どもたち』(勁草書房)、『「戦争孤児」を生きる』(青弓社)、共編著に『孤児と救済のエポック』(勁草書房)など。

「2023年 『社会的養護の社会学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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