- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532262815
作品紹介・あらすじ
どんなときも前向き、「完璧です!」と言いきる、会社の同期や同級生といつも一緒、Facebookで積極的に人脈形成…こんなポジティブ志向の人間ほど、実際は「力不足」と評されやすい?SNSの普及でますます肥大化する承認欲求と評価不安を軸に、現代人の心理構造をひもとく。
感想・レビュー・書評
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誠実に生きる人の心を後押ししてくれる良書。本書は、タイトルの通り、能力が低いにも関わらず、自信たっぷりな人たちの特徴を説明するもの。どうも、身の回りに該当者が多い気がして手に取った。私は日頃から、能力が低い人は、能力が低いという事実を認識するところに一番のハードルがあると感じていたのだが、それに対するエビデンスは持ち合わせていない。本書を通して、私の感覚は間違っていなかっことがまず分かり、一歩前進できた。次は、能力が低い人にそれを自覚させ、能力を高めていくために、何をすべきかを学びたい。
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コミュ力が重要視される世の中。
いいね!を集める、空気を読むのがいいとされる世の中。
コツコツと努力したものにより得られるものより、どーんと面白いことをして注目を集めるようなことが重要視される世の中。
私達おばさんはそう思わなくても若い人はそう思ってるのかな。
子供達はこんな世界を生きていくのかな?
AIと生きていかなきゃいけないのに、考えるという習慣がどんどんなくなる環境。
一人物思いにふけったり、チャレンジして失敗したり、異質な人とぶつかってみたり、恋愛でズタボロになってみたりして自分と向き合うことができるんじゃなかろうか。
SNSはそれを遠ざけている?
同調されることを望む人との心理とは?
同調する人の心理とは?
それは違うよ、って言ってくれる人は大事。 -
優秀な人はあらゆる角度からリスクを検討するから自信がなく、薄っぺらい人は思考が浅いから自信満々になる、というお話。ここまでは良かったのだが、3章以降は完全に蛇足。想定している読者像が定まっていないのか、薄っぺらい説教じみた話を延々とされても白けてしまう。自信満々な人はこういうタイトルの本を手に取ることはなく、どちらかと言えば周りにいる薄っぺらい人を苦々しく感じている読者の期待に応える内容が望まれる。目の付け所は良いのに残念。出版社の企画ミス。
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スマホを捨てよ、一人になろう、か。なるほど。
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私も群れる人は得意ではありません。一人になることで、学べることもたくさんありますから。
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決めつけてる感のある文章だなという印象を持ちました。
でも内容は、なんとなく私の中でモヤモヤしている事を言葉にしてくれていると感じました。
思い当たることもチラホラあったりして…
気をつけなければ…
何かを決める時は、なぜそういう事をするのかという説明責任を意識する事。
上方比較を意識する事。
今後この2つは気をつけて意識していこうと思います。 -
部下に対してもそう思っていたが、実は自分もそうであると気づいていたタイトルだったので、手に取った。
普段自分も思っていることを、明文化してくれていて、そうだ。そうだ。と思いながら読んだ。
ただ、皆さんが感想を書いている通り、そういう人たちに対してどう対応が良いのかも知りたかった。
①
できる人:不安を感じることが対応力の向上につながる。
できない人:自信があり、自分の無能さに気付かず〝わかったつもり〟〝できるはず〟と思っているため、なかなか成果をあげられない。
②
仲間と常に群れる人ほどストレス耐性が低い。
何かあるとすぐに仲間に愚痴をこぼす、相談する。これはコミュニケーション力ではない。身近な相手に依存しているだけ。自分のことを、持ち堪えるこたができないだけ。自分1人で、持ち堪えられる容量を大きくすることが課題。
③
自分と合わない人と判断したら関わろうとしない。どちらかが正しく、どちらかが間違っていると言う感覚でいると、異質な存在を認めることができない。認知複雑性が低いのだ。
④
目標より学習目標を持つ。
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他人からの評価は目標ではなく、たまたま降りかかってくる結果。
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題名に合う人が想像出来たので、内容が理解しやすかった。
自身も人に言える立場でないことを弁えて、今後も仕事に励みたい。
執筆されている内容は若者〜高齢に至るまで全ての人に当てはまることだと自身は感じた。
業績目標よりも学習目標を持つ、この考え方は職場以外のどんなスキルを磨く上でも大切。