パクリ商標 日経プレミアシリーズ

著者 :
  • 日本経済新聞出版
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本棚登録 : 69
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532263522

作品紹介・あらすじ

PPAP、マリカー、フランク三浦・・・・・・商標登録は早い者勝ち?

いま「パクリ商標」をめぐる議論が沸騰
マリオカートを彷彿させる「マリカー」騒動では、最強の法務部を持つといわれる任天堂が、その商標登録取消に失敗。また、最高裁は、高級時計「フランク・ミューラー」のパクリ商標「フランク三浦」の商標登録を有効と認めました。
誰もが知るピコ太郎の「PPAP」や「プレミアムフライデー」、さらにはトヨタの「MIRAI」も抜け駆け出願され、話題になりました。

「パクリ商標」をめぐる知的戦いのワンダーランド
本書は、「ホリエモン」の出願代理人を務めたことで知られる筆者が、多くの人が一度は耳にしたことのある、様々なパクリ商標の事例を取り上げながら、商標って何? どんなふうに認められ保護されるの? どんな争いがあったの? パクリ商標はどこまでOKなの? など商標を巡る様々な疑問に答え、紛争の争点となるフェアとアンフェアの問題を浮き彫りにしていくものです。
マリカー裁判で、株式会社マリカーは、「マリオのコスチュームの貸し出しは別会社なのでお門違いだ」と主張したことや、PPAPの出願が却下されたやりとりなど、弁理士として多くの特許・知財・商標案件に関わってきた筆者が、知的争いのオモテとウラをわかりやすく解説。「飲み会で使える話」というスタンスで綴る、「早い者勝ち」がまかり通る商標登録の世界というワンダーランドに読者をお招きします。

感想・レビュー・書評

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  • やはりマリカーについてです。あの後も続いていたと思います。

  • 冒頭の期待外れ感は裏切られ、コンパクトで楽しめ

  • 商標登録をこれから行おうとしていた時にたまたま目に入って購入。
    パクリ商標について、居酒屋でガヤガヤするネタとして書いた、との著者の意図は達成できている…かな。
    居酒屋で、商標権などはまぁあまり話さないでしょうけど、この領域の入門としては良いと思いました。

  • 事業の人向けの話題作りによいと思った。
    純正部品とかね。

  • 商標についての知識をできるだけ専門用語を使わず、かつ身近な例を使いながら解説した本。著者も「居酒屋のトークネタ」をめざし、わかりやすさ最優先で書いた、とプロローグで述べている。フランク三浦やマリカーなど、最近話題になった事例も入っているので、証票自体にあまり興味のない人でも十分楽しめる内容になっている。

  • 東2法経図・開架 B1/9/352/K

  • 少し前に「PPAP」や「プレミアムフライデー」等大量の商標登録をしている人が話題になりました。

    商標登録って何?と聞かれてもパッと説明できませんが、この本ではそんな商標登録の話をわかりやすく説明しています。

    面白かったです。

    ちなみに「八光流」商標登録されてますね。

    「合気」も商標登録済ですね、一体どこが登録しているか…はご自身で調べてみてください。

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著者プロフィール

知財活用コンサルタント。(株)グリーンアイピー代表取締役。知財コミュニケーション研究所代表。東京農工大学・ものつくり大学非常勤講師(知財戦略論)。
1954年生まれ。高卒で就職後、39歳で弁理士本試験合格。1995年、新井国際特許事務所設立。1999年、芝浦工業大学2部電気工学科卒。2006年、東京農工大学大学院技術経営研究科修了。工学博士。

「2018年 『iPod特許侵害訴訟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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