他人の足を引っぱる男たち (日経プレミアシリーズ)

著者 :
  • 日本経済新聞出版
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532264000

作品紹介・あらすじ

なぜ、優秀な若者が組織で活躍できないのか?
なぜ、他国に比べて生産性が上がらないのか?
なぜ、心根のゲスな権力者が多いのか?

そこに潜むのは、日本の会社員の組織への過剰適応だった。
“ジジイ化"の元凶となる「会社員という病」をひもとく。

感想・レビュー・書評

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  • 前著「他人をバカにしたがる男たち」に続く
    「今の自分」に対して棚卸をして、それに
    納得できない男が陥る一種のジェラシーを
    探ります。

    結局「あの時頑張ったから今の自分がある」
    というものを見出せない人生は、他人が
    疎ましくてならないのです。

    他者との関係性を保つのは結局自分の努力
    でしかないのだ、と学べる一冊です。

    不安とは未来への感情であり、不安と戦う
    には「今」を精一杯生きるしかありません。
    「今の自分」を進化させることが、不安へ
    の最良の対処と結論づけられています。

    先の見えない不安を抱える中年男性必読
    の書です。

  • ふむ

  • SOC…Sense of Coherence 首尾一貫感覚
    人生にあまねく存在する困難や危機に対処し、人生を通じて元気でいられるように作用する、人間のポジティブな心理的機能。
    著者の言うジジイにはなっていないと信じているが、そうなる要素は必ず持っていると思った方がいいだろう。この人僕よりも1つ上で、時代の流れに乗っただけで乗り切れる世代なのに自分で目標を設定し、それを努力で達成するなんて立派だと思う。世代的に大ジジイだと思うけどそうなってないし、緩い若者にも厳しい言葉を発することができる。
    自分の反省としては、足を引っ張ったりハシゴを外したり、というバカなことはしていないけれど、会社にたくさん居る残念な人達のことを本当に駄目だと思っていること。相手にしないこと。そしてそれを一部の友人と共有しようとすること。
    もっと超越したところで仕事をしていこう。動く前に考えることが多いので、これからはTake action right now ! で行こう!

  • 日本のダサさの象徴

  • ひどい。
    自分の思っているらしいことを利路不鮮明に書いているだけ。ぐだぐだ。
    こういうの、おっさんの居酒屋論議って呼んでいたけど、おばさんもやるんだと実感した。

  • 「強い自己」とは「意志力(Grit)」
    意思は「心」に宿りますが、意志力は「体」を動かし続ける原動力
    いかなる困難に遭遇しても「動く」ことができる
    動くことによって「選択する自由」が生まれる (p,170)

    意志力は
    ・自己受容(自分を積極的に受け入れることができる)
    ・自律性(自分の行動や考え方を自己決定できる)
    ・人格的成長(自分の可能性を信じることができる)
    ・人生における目的(どんな人生を送りたいかはっきりしている)
    ・環境制御(どんな関係でもなんとかやっていけるという確信)
    ・積極的な他者関係(あたたかく信頼できる人間関係を築いているという確信)
    これらを高め、逆境を乗り越えるエネルギーを引き出す

  • タイトルから来る赤裸々な状況を考えるものかと思っていたら、かなり違っていた。本書のキーワードは「ジジィ」と「SOC」であろうが、前者に関しては、他著で詳しく説明されているものとし、本書だけではよく分からないし、後者に関しても、理解が曖昧なまま略語が多用され、後の方では多分別の意味合いも含んで使用されているので、結局よくわからない。そもそもタイトルに惹かれて、「他人の足を引っ張っていくにはどうしたらよいのか」に興味を持ち、読み始めた当方にとっては、期待外れである。どうしたらうまく足を引っ張れるようになるのであろうか。

  • 書いてあることは尤もですが、あえて読む必要はないかも。
    ある意味、当たり前のことしか書かれていないので。

    他人の足を引っぱるような人にならないよう、また、他人の足を引っぱるような人を減らすよう、努力していきましょう。

  • 自分も筆者の言うジジィ化しているおそれがあるなと感じた。今の職場に来て8年目なのだが、周囲はボス以外は後輩なので、つい先輩風を吹かせて自分は優位であることを見せつけるような言動を無意識にしていると、気づいてしまった。

  • そういうひと居る居る!と叫びながら読むことになります。ですが今に始まったことではない気がします。不景気になって顕在化したのでしょう。面白い論点だな、と思って手に取って、最後までその段階から一歩も進まなかった。

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著者プロフィール

健康社会学者(Ph.D.)、気象予報士
東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。千葉大学教育学部を卒業後、全日本空輸に入社。気象予報士としてテレビ朝日系「ニュースステーション」などに出演。その後、東京大学大学院医学系研究科に進学し、現在に至る。産業ストレスやポジティブ心理学など、健康生成論の視点から調査研究を進めている。

「2020年 『コロナショックと昭和おじさん社会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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