誰にも聞けなかった新聞によくでる経済データのよみかた
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2002年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532310011
作品紹介・あらすじ
「失業率5%超」…これって深刻なの?「消費者物価連続28カ月下落」…モノが安くなってめでたい?よく目にするけれどピンと来ない数字が、実際のくらしにどうかかわるか具体的に教える。
感想・レビュー・書評
-
"経済データをどう眺めれば良いのか?また、誰かにわかりやすく説明するには、どんな言い方がいいのか?という視点で購入。対話形式でわかりやすく解説している。
気に入らない点を私はあまり指摘しないが、この本では指摘せずにはいられない。
労働法制をあまりにも軽く見過ぎている点がとても気になった。道路交通法のスピード違反の感覚より、軽い印象を受けた。よく、スピード違反については、見つからなければ大丈夫という「空気」ができあがっていると私は感じている。この本では、サービス残業はどの会社でも普通にあることで、法律に違反していることなど気にもとめていないように感じた。
こうした本が「空気」を作っていく一端を担っているのであれば、この本は他の人にお薦めできない。
個人へ資本の配分がなかなか届かない要因の一つが、軽く見られている労働法制 こんな空気があるのが一端だと思う。
どの政府でも内需拡大と景気対策は必ず公約に掲げるものだ。個人消費を引き上げるために何をするべきかを、従来にない発想で実現してほしいと切望する。"詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
財務省や総務省から出されているデータについて
それぞれ何を示したデータなのかが詳しく、そして
やさしく解説されています。
但し「新聞によくでる」というタイトルですが
データは日経新聞しか載らないでようなデータに
ついての解説が多いかなぁ。 -
商学読 331.19 2002