小売業の繁栄は平和の象徴

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532311988

感想・レビュー・書評

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  • 1.小売業の改革が加速していく中で、生き残るためのマインドを学ぶために読みました。

    2.岡田屋の長男として生まれた著者は、戦後の貧しい時代から生き抜き、イオンという大企業を作りました。この間、政府からの流通規制や大企業からの圧力など、多くの試練を与えられます。しかし、仲間を集め、部下を鼓舞し、会社を発展させるために突き進んできました。
    本書ではその生き様が書かれております。
    経営者という以前に、人間として社会にどう貢献していくかというストーリーが描かれています。

    3.「お客さんが来てくれなければ小売業は成り立たないから小売りの発展は平和の象徴である」という言葉にとても重みを感じました。貧しい時代を経験されてきたからこそ言える言葉であり、イオンをここまで大企業に育て上げたのだと思います。ただ、ここで大切なことは、著者自身が「どう生きるか」をしっかり見定めていたことです。最近はなんかやりたいというふわふわした気持ちでいる人が多いです。それでいてなんとなく生活している人を良く見かけます。大切なのはビジョンを持つこと、壮大なビジョンがなくとも楽しいを思えることを全力でやることが一番の人間の幸せなんじゃないかと思いました。

  • なんというか、中内功さんみたいなドタバタ・がむしゃら・無茶な感じがなく、淡々とした経営をなさる方だったのかなと。

    昭和30年代、士農工商の名残で、商は雑魚扱いであった、商工会議所の理事に商がいなかった、というのが新鮮でした。

    あと、民主党党首岡田さんは、二男さんであるようです。

    ----以下抜粋---
    1925 大正14年生まれ
      四日市、200年続く岡田屋呉服店の7代目
    1959 岡田屋
    1970 ジャスコ
    2001 イオン

    1959 S34 米国視察(商業界主催)
     ・シアーズローバック(日本の国家予算と同じ売上)
     ・チェーン店
     ・大量仕入れ、少ない店員、セルフサービス

    ・右腕 姉 小嶋千鶴子(読書家、WW2のあと、WW1から学んだ教訓で、インフレ対応。モノを買いまくる。)

    新業態
    ・ミニストップ(コンビニ+ファストフード機能)
    ・カジュアル衣料コックス、ブルーグラス
    ・靴ニューステップ
    ・SCの大型核テナント マックスバリュー
    ・ローラアシュレイ
    ・ザ・ボディショップ
    ・スポーツオーソリティ
    ・マイポケット
    ・レストラン レッドロブスター
    ・アメリカ婦人服)タルボット買収

    ・マレーシア進出

    大規模小売店法
     ・許可が必要 72年規制強化
     ・百貨店と既存店を保護してしまう

    「ダイアモンドシティ」三菱と合弁のデベロッパー
    「イオンモール」デベロッパー

    2000年 大規模小売店舗立地法

  • 関内ブックオフで購入する。正直、期待はずれでした。一つ一つのエピソードが荒いのです。もう少し丁寧な記述が望まれます。それだけです。

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4532311985
    ── 岡田 卓也《小売業の繁栄は平和の象徴 ~ 私の履歴書 200503‥ 日本経済新聞社》
     
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/19020722
     岡田屋の人々 ~ 四日市市の本家 ~
     

  • 日本経済新聞の私の履歴書をまとめた本です。


    イオングループの方は必読ですね。

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