フラット化する世界 下 増補改訂版: 経済の大転換と人間の未来

  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 80
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  • Amazon.co.jp ・本 (485ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532313784

作品紹介・あらすじ

「世界のフラット化」によって仕事を奪われないために、先進国の人々は何をすべきなのか?子供たちの世代がインドや中国との競争に勝ち抜くには、どんな教育や社会システムを作る必要があるのか?企業はどう対処すべきなのか?誰もが簡単に知り合い、SNSやブログ、YouTubeで瞬時に有名人になる世の中で、私たちはどう生きていけばいいのか?本書後半では、フラット化という重大な試練を乗り越えるための具体的な方法を論じる。そして、フラット化がもつ真の可能性が明らかになる-知識やアイデアが瞬時にして共有化され、あらゆる場所でイノベーションが起こり、サプライチェーンが国家間の戦争を封じ込め、企業だけでなく個人がグローバルに競争するようになれば、世界経済は繁栄の新しい段階を迎えることになるだろう。

感想・レビュー・書評

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  • ともあれ、本書は、現代の世界把握のために読んでおくべき本の一つだと思います。

    アメリカのオフィス機能のインドへのアウトソーシングはよく知られた話だし、日本の企業も同じようなことを中国の大連とかでやっているけれども、個々の事例ではなく、こういうふうに網羅的に提示されると、20年前と現在がどれだけ違っているかがはっきり認識できる。

    著者が現代を、コロンブスたちが未知の海に乗り出した大航海時代になぞらえているが、たしかにそのとおりかもしれない。

    そこで活躍するのはオヤジではなく若い人達。
    そういう人達にこの本を読んでもらって、中国人やインド人に負けないように頑張ってほしいものだ。

    やつらは本当にパワフルでハングリーで優秀だからな。
    こちらも死ぬほど頑張らないと本当にまずいと思う今日この頃である。

  • 下巻では、フラット化社会に必要な教育と、フラット化と国際社会への影響(発刊の時期的に特に9.11に関して)について、頁が割かれている。

    「フラットな世界では、IQ(知能指数)も重要だが、CQ(好奇心指数)とPQ(熱意指数)がもっと大きな意味を持つ、と私は結論づけた。つまり、CQ+PQ>IQという方程式が成り立つ」(47頁)

    「給料とか労働時間とかそのための準備など何も知らず、無邪気に何かの仕事が大好きになる。そういった気持ちを取り戻すのが肝心だ。「やりたいからやりたい—ー理由なんか説明できない」という子供らしい感情を、ふたたび見出す必要がある」(49頁)

  • 上については、酷評してしまいましたが
    この本は、下だけ読めばいいのかもしれない。

    これからの世界を生き抜くためにはどうすればいいか。というようなことが書いてある。
    他には、政治的な事柄。
    著者はアメリカ人なので、アメリカ中心に書いてあるのには閉口するが……

    しかし、上よりは何倍も良い。

  • 夢よりも思い出の多い社会では、多くの人々が日々過去ばかりに眼を向けている。尊厳や自己肯定や自尊心を現在から探すのではなく、過去にこだわって得ようとする。それもたいがい真実の過去ではなく想像と憧れから派生した過去である場合が多い。

  • 読むところは膨大だが、コンセプトはいたってシンプル。

  • フラット化する世界 [増補改訂版] (下)

  • 下巻の方が読みやすい

  • うーmm。

  • 読まなくて良い。時間の無駄

  • 3

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著者プロフィール

ニューヨーク・タイムズ コラムニスト
1953年ミネソタ州生まれ。ブランダイス大学を首席で卒業後、オックスフォード大学で修士号を取得(現代中東研究)。UPI通信に入社し、79年から81年までベイルート特派員。その後ニューヨーク・タイムズ社に移り、ベイルートとエルサレムの両支局長を歴任。その間、ピュリツァー賞を2度受賞。89年に帰国。95年からニューヨーク・タイムズ紙の外交問題コラムニスト。02年にテロ問題に関する執筆活動により3度目のピュリツァー賞。

「2021年 『遅刻してくれて、ありがとう(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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