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この作品からのみんなの引用
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危険を避けようと足元ばかり見ていたために、事業部門の幹部たちは新しい成長機会に何度も気づきそこなっていた。ガースナーはIBMをより顧客中心の企業にするために努力していたものの、これらの努力のほとんどは、新規の顧客の獲得ではなく既存の顧客を満足させることに向けられていた。さらに、恐怖という要因もあった。経営陣が事実に基づく分析と細かい財務予測を厳しく要求していたために、きわめて向う見ずな者を除くすべての管理職が、新規事業に投資する不確実さとリスクを引き受けるのを尻込みしていたのである。
― 280ページ -
P&Gは近年、開発パイプラインに社外から調達したアイデアや技術を投入するために、研究開発プロセスの改革を進めてきた。(中略)将来は同社の製品の50パーセントが第三者から得たコンセプトや技術に基づくものになると予想している。
― 276ページ -
我々が過去半世紀の間に目にしてきた技術やライフスタイル、地政学の途方もない変化に比べると、経営管理の手法は亀のようにのろのろとしか発展してこなかったように感じる。一九六〇年代のCEOがあの世から突然よみがえったとしたら、今日のリアルタイム・サプライチェーンの柔軟性や、二四時間三六五日休みなしに提供できるカスタマー・サービスには確かに驚くだろうが、今日の経営管理慣行の多くが、一世代もしくは二世代前に企業の営みを律していたものとほとんど変わっていないことに気づくだろう。
― 6ページ
みんなの感想・レビュー・書評
リーダーシップとニューサイエンスの内容を分析的に書いた本という感じ。働く人の主体性と創造性を引き出すマネージメントのヒント。ただ思うのは結局そこで働く人の能力に大きく依存すること。従来のマネージメントは能力の不足を管理で補っていたとも言える。これは偏狭な見方なのだろうか
目次
謝辞
はじめに
第1部 なぜ経営管理イノベーションが重要なのか
1 経営管理は終わったのか
2 究極の優位
3 経営管理イノベーションの挑戦課題
第2部 経営管理イノベーションの実行例
4 目的で結ばれたコミュニティを築く――ホールフーズ・マーケット
5 イノベーションの民主主義を築く――W・ L・ゴア社
6 進化する優位を目指す――グーグル社
第3部 経営の未来を思い描く
7 束縛から逃れる
8 新しい原理を見つける
9 周縁から学ぶ
第4部 経営の未来を築く
10 経営管理イノベーターになる
11 マネジメント2.0を築く
管理型経営から、自立した自由闊達な人材の集合知による経営へ。旧態依然とした経営者を「顧客から最も遠いところにある、感情と資本のほとんどを過去につぎ込んでいる人たち」と評する。
経営管理にイノベーションが必要。
年度予算を作成し、その範囲でオペレーションを行なう。「こんなんやってみたらオモロイ!」と思っても、予算が無いというだけで尻すぼみになることに、漠然とした違和感を持っていたので、経営管理イノベーションという言葉に思わず前のめりになった。
しかし作者の語ってる範囲では、「どうするの?」のところがピンと来ないままだった。
究極のボトムアップ経営とは、民主主義であり、市場の原理であり、都市の魅力を体現するものだ。
ただし、国家レベルに規模感を、そしてグローバルに拡大した企業がそれを体現するのはひどくむずかしい。
それをサポートしうるスキームをどう生み出すか。それが作者の問いであり、僕ら自分自身への問いになるだろう。
そういった広義の経営管理プロセスのお話。
集合知をマネジメントすることによる次世代経営への進化を示唆した良著。何度でも読み直したい。具体的な事例もあるが、開かれたばかりの新しい経営スタイルに対しての視点が鋭い。
あんまり有名にならなかった本だけどおもしろかった。能力才能ももちろんそうだが、成功は偶然幸運に左右される面もあるから数撃てっていうのは、911以来の流れなんだろうか。
とにかくみんなすごい、だからがむしゃらにがんばれ、って風潮な気がしないでもない。
それにしてもアメリカ人は話が長い。っていうか繰り返しの事例が長い。うんざりする。
グーグルは、最初にプラスアルファとして「幸運」があったと、彼らは認識している。優秀で情熱がある人間がたくさんいる中で彼らが成功したのは「幸運」にすぎない。「幸運」の効き目が残っているうちに、別のプラスアルファを用意しなくてはならない。そのプラスアルファが、企業文化、マネージメントスタイルの優位であり、エリック・シュミットなのだ。
そういう「切り札」として招聘されるシュミットの凄みは何かと言えば、上記の引用部分に表れている「自己改造」の能力だと思う。
シュミットは、自分が経営者として長年培ってきた自慢の特殊能力が通用しないことによって、一瞬で「グーグルとは何か」を理解した。そして自分の役割を認識した。
天才、達人の技である。
そして、この本の面白い所は、この天才の技を並の管理職者が身につける為の体系的なノウハウに落としこんでいく後半だ。
こういう視点で書いた本はあまり読んだこと無かったので新鮮。
複雑系の原理から導き出させる提唱だった。
興味深いが、自分の環境の中で起こせるかと自問するとちょいと自信が湧かない。
IBMは、よくぞ変革出来たなと改めて称賛。
発売当時(2008年2月)に相当話題になった本。当時買ったが今まで読んでいなかった。当時読んでいればもっとおもしろかったかな、という印象。
平たく言うと、経営陣によるトップダウンでの管理ではなく、現場社員の自発的なイノベーションを創発するようなボトムアップの組織運営をどう実現するか、という話。
ただ、ケースとして取り上げられているグーグルの立場が、現在それほど確固たるものではなくなっていること等を考えると、完全に納得というわけにはいかない。
ここ5年くらいの経営書の中では「ウィキノミクス」と並ぶトップクラスの名著。経営管理にもイノベーションが必要ではないか?という問いかけはシンプルだが、ものすごく意味のある問い。これから必要なのは未来志向のマネジメント。日本の会社にも活用できる示唆が山ほどある、ものすごい名著。
ボトム主義経営が近代経営管理を凌ぐという主張・事例が書かれている本。ゴアテックス、グーグル、ホールフーズなど勝ち続けている優良企業をベストプラクティスとして、現場では何を考え、決断し、責任を取っているのかを追っている。 が、正直読みにくくてもう内容ももう古い…。 しかも今後も優良企業であることに変りはないであろうものの、例えばグーグルは社内幹部が独立してベンチャーを立ち上げたり、中国か... 続きを読む »
非常に面白い。企業が業績をあげ続けるには、経営管理イノベーションが重要であるということを述べている。
では、経営管理イノベーションとは何だろうか。一言で言うならば、「企業という組織が従う法則を作成すること」である。
読書中。
一番強い組織は業務よりも<製品<戦略<経営管理のイノベーションを起こすこと。
現場から生み出されるアイディアとイノベーションを経営管理できる組織が
経営管理のイノベーションを成し遂げた組織と言える。
たとえば、グーグルやホールフーズのように官僚型でない組織。
しかし、そこにある課題大きい。
ゲイリー・ハメル、ビル・ブリーン著、藤井清美訳「経営の未来〜マネジメントをイノベーションせよ」日本経済出版社(2008) 以前読んだんだけれど、もう一度、気になる部分を抽出する意味で読んだ。MBA学生必見。コアコンピタンスのゲイリーハメルの新著。 *21世紀の企業が直面する厄介な3つの課題 ?規模の大小を問わず、どの企業でも、戦略変更のペースを劇的に加速させること ?イノベーション... 続きを読む »
経営管理イノベーションをどうするか?
経営にイノベーションを持ち込めれば、より発展できる。
どうすれば、そのイノベーションができるのか?
W.L.ゴア、グーグル、ホールフーズ(Whole Foods Market)
http://www.wholefoodsmarket.com/ の右上には、
「Talk to us」があり、そこには、Twitter、Facebook、Flickr、Our Blog と続く。
ト、2009.6.4

経営管理のイノベーションこそが時代の潮流を生き抜く手段であり、その火付けとして本書を読んでほしいと著者は言う。
めまぐるしい変化、新たなサービスの林立、世界的不景気などに対応していくに当たり、様々な...





